閑話 エマside
素敵素敵素敵!
アレク様に選ばれて本物のお姫様になれるのね!
まあ、それだけ私が綺麗で優秀なんだから当然よね。
でも何で、お妃教育なんてする必要があるのかしら?
ローズ先生は私のマナーは完璧だって絶賛してくれているのに。
王宮の教育係なんて、無駄な事ばかり教えようとするから嫌になるわ。
最初のお婆さん先生と同じ感じなのよね。
国の貴族たちの名前や、家系、近隣諸国の言葉や文化や歴史。
他にも一杯あったわ!
何でそんなもの覚えないといけないのよ!
名前なんて向こうから名のればいいし、他人の系譜なんて知って何の意味があるっていうの?
他国の言葉を覚えなさいっていうけど、通訳係がいるでしょう!
何を考えてるのかしら?
挙句に、諸外国の文化や歴史を覚えろですって!
無理なら暗記しろって!
無理に決まってるでしょう?
自国に関係ない文化を知ってどうするのよ?
過去の産物を暗記して、どうするって言うの?
訳の分からない事ばかり言ってきてたわ。
でもそれも、アレク様が「そんなことしなくていい」って言ってくれたわ。
やっぱりしなくていい事をワザとさせようとしたのね。
意地悪だわ!
流石、王太子殿下!
私は王子様が守ってくれる本物のお姫様になるのね!
漸く、明日は私とアレク様の結婚式よ!
長かったわ。
お父様なんてずっと泣いていたみたい。
可愛い娘が王太子妃になるといえども嫁ぐことには反対していたから仕方ないわね。一時なんてアレク様との婚約を辞めるように言われたぐらいだもの。お飾りがどうのこうの言っていたけど、お姫さまって言うのは美しく笑っている存在よ?
雑用なんて他の人がやればいいのよ。アレク様もそう言っていたし。何も問題ないわ。




