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真実の愛!?
「これこそ真実の愛だ…」
「そこまで殿下がエマを想ってくれているとは…」
「純愛を貫かれるとはこの事だ!」
「エマは本当に幸せな娘だ」
「殿下なら間違いなくエマは幸せになれる」
涙ぐむ親族の方もいらっしゃいましたが、意味わかってます?
王太子殿下はエマを愛妾同然の扱いをすると言っているのですよ?
王太子妃など名ばかりの存在と化すのですよ?
婚姻早々に側妃を数人娶ると堂々と宣言しているのですよ?
理解していらっしゃらないでしょうね。
教えたところで信じないでしょうし、逆に義妹の幸せを妬んでいるのかと、的外れの邪推をされるのが関の山ではないかしら。
現実に考えて、王太子殿下が即位なさって国王陛下になられた時に、果たしてエマは王妃になれるかどうか。仮になれたとしても、側妃の陰に隠れて影響力などない存在と化すのではないかしら?
選ばれた側妃達はきっと、美しく賢い令嬢達でしょう。
エマは確かに絶世の美少女です。
後、数年すれば王国一の美女となるほどの美しさを誇っております。王太子殿下が惚れ込むのも仕方がない事でしょうけれど、花はいずれ枯れます。枯れた時、それでも愛されているのでしょうか?
私にはそうは思えません。




