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第24話 電話と待ち合わせ

pc復活!また投稿再開します!

帰宅した。妹の麻衣はもう家に帰ってるみたいで


「おかえりー、お兄ちゃん!」


麻衣が玄関に来てくれた。麻衣の笑顔には癒される。


「ただいま、麻衣」


「お兄ちゃん!テストお疲れ様!お兄ちゃんのテスト中は我慢してたけど、やっと遊べるね!お兄ちゃんってこの後遊べる?」


「ごめん、麻衣。この後クラスのテストお疲れ様会に参加することになったんだ。だから麻衣とも遊びたいけどまた今度ね?」


「えー、そんなぁ...」


「明日学校から帰ってきたら遊びに行こう?」


「うん...わかった。明日は絶対だよ?」


「絶対約束。麻衣指切りしよ?」


麻衣がまだ悲しそうな顔をする。うーん、どうしようか。今日は水曜日だから、今週の土曜日にでも一緒にお出かけにでも行こうかな。


「麻衣、土曜日に二人でお出かけしよ?それでいい?」


麻衣はパーッと顔を明るくして


「やった!やった!土曜日はデート!お兄ちゃん!大好きー!」


麻衣が抱きついてくる。こんなかわいい妹がいるなんて羨ましいぞ、前川君!



麻衣はリビングに戻っていった。

僕は自室に荷物を置きに行く。


今日この後お疲れ様会に行くことになったけど、いったい何時からなんだろう?場所もわからないな。岸さんにあとで電話して聞いてみよう。


「あ、そういえば僕の電話番号は教えたけど、岸さんから電話番号貰ってなくね...」


やってしまった。あの場から早く帰りたいって思って肝心なことを忘れてしまった。

とりあえずこれから出かける服装を決めようか、岸さんから連絡が来るのを待つことにしよう。


ーーーーーーー


今、レイちゃんとルイちゃんと一緒に帰ってるところ。


「レイちゃん、前川君と同じ席になれてよかったね。私もあと一つずれてれば同じだったのにー」


私は割り切ったつもりだったけど、まだちょっと悔しいな。


「私も正直びっくりしてるんだよね。まさか私がってなった」


「いいなぁー。私も前川君と同じ席がよかったなー」


「それはそうと、このみには感謝しないとねー。私からお願いするつもりだったんだけど、私が言うより好みちゃんが誘ってくれてよかったよー、ありがとう!」


そう、昨日レイちゃんに頼まれて私が前川君を誘うことになった。


「そんなことないよ、こちらこそありがとうっていうか...。前川君と話せてうれしかったし...」


思い出すだけで顔が赤くなるのがわかる。


「このみ顔赤くなっててかわいいー」


ルイちゃんにいじられる、ううーやめてー


「それはそうと、このみー。場所と時間って前川君に伝えた?」


「あ...何にも伝えてない...」


電話番号をもらえたうれしさですべて忘れてた。ていうか私自分の電話番号も教えてない...。

私ばかなの?前川君にあとで電話しないと...。


え?前川君に電話できるの!やばい、今から緊張してきた!


「なるべく早く伝えないと、前川君困っちゃうと思うよ?」


「そだね、早く家に帰って電話するよ」


自分がしたミスだけど、少し前川君と電話できることがうれしくなった。

私は早歩きで家まで帰った。



「ただいまー」


私は靴を乱暴に脱ぎ捨てて、自分の部屋に行く。

前川君に早く電話しないと...。でもやっぱり少し緊張するー。

前川君からもらった電話番号を携帯に打ち込んで


耳に着信音が聞こえる。心臓がバクバクしてる。えっとなんていえばいいんだっけ...


『はい、前川淳司です』


ああー、前川君の声が耳に直接入ってきてやばいよぉ。


『もしもし前川君、私、岸このみだよー』


『あ、岸さん、よかったー、電話してくれてありがとう!今日はお疲れ様会に誘ってくれてありがとう!でもどこに何時かとか聞き忘れちゃってごめんなんだけど教えてほしいな』


『うん、いいよー!』


私は場所と時間を伝えた。でも、前川君って記憶喪失なんだよね。何も覚えてなくて途中で迷っちゃったら大変だ。だからずうずうしいかもしれないけど聞くだけ聞いてみよっと...。


『前川君、もし良かったらなんだけど途中で待ち合わせして一緒に行く?』


こうやって誘うの恥ずかしい...。


『そのほうが僕としても助かるよ、ありがとう!僕は近くの公園しかわからないけどそこで待ち合わせでもいい?』


もちろん!私も結構近いしそこにしようと思ってたよー。


『うん、いいよ!16時半に待ち合わせでいいかな?』


『わかった。またあとでねー』


『うん!またあとで!』


前川君との電話、すごく楽しかった。短かかったけど、ほんとに充実した時間だった。もし前川君の彼女だったらもっとたくさん話せるのに...。



「前川君の彼女ってまだなってるわけじゃないのに!何考えてるの、私!」


ベッドの上でバタバタする。恥ずかしくなって顔を枕にうずめる。


(でも、前川君の彼女になりたいなぁ...)


「また電話したいな...」


ーーーー


「ふぅー、岸さんから電話貰えてよかったー。危うく教えてもらえなかったらお疲れ様会に遅刻するところだったよ」


僕大丈夫だったよね?あんまり変なこと言ったつもりないし、言葉に気を使ってお話しできたと思いたい。

でも、岸さんと一緒に行けることになってよかったー。僕はあれ以来、自分は方向音痴と自覚するようになった。岸さんに甘えてしまったけど、すごく助かる、ありがたい!


岸さんとの電話までに、服も決めたし着替えてもう待ち合わせ場所に行こうかな。どうせこのあと何もないし、女子を公園で待たせるわけにいかないよね。



さすがに早くに着きすぎたな。今16時だよ。でも、30分前に着いたら岸さんいないよね。そう思っていたけど公園にはもう岸さんがいた。岸さん来るの早いな!


「ごめんね、待った?」


僕は慌てて岸さんのもとに向かう。


「ううん、大丈夫だよ!私も今さっき来たばっかりだから!それに今まだ30分前だよ?どっちも遅刻してないし全然問題ないよ!」


「そっか、でも少し早く着いちゃったね」


「そうだね...。すこし公園で時間つぶしてから行こっか」


まだ行くには早いっぽいし、そのほうがいいかな。でも女子と二人きりの公園なんてどうすればいいかわからんし、コミュ障には厳しい試練だよ!


「そうしよっか」


僕たちは公園で少し時間をつぶすことにした。

読んでくれてありがとうございます。

今回はすこし長めに書いてみました。

ポイント評価やブックマーク登録よろしくお願いします。

不定期更新とはいえできるだけ頑張って投稿していきます!

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