原住民とのファーストコンタクト
あはは、何だか間の抜けた台詞になっちゃった(笑)
いや私もさ、最初は『争いを止めよ!』とか威厳たっぷりに言おうと思ってたんだよ?けどさこの人達…プフッ…いやいや人は見た目じゃないよ!でもさ、あんなまん丸お目めで所々ふわっふわの毛生やして頭にはウサミミだよ?なにこの子達可愛いすぎwww
さながら昔地球って星に研修行ったとき原住民の子供が遊んでた「しるばにあふぁみりー」って玩具のまんま!超ファンシー!ヤバいなんで私寝坊しちゃったんだろう?この子達がどんな風に進化してきたか見たかったー!!www
なんて下らないこと考えてる場合じゃないね!とりあえずこの子達の動きは抑えたし、武器も無効化できた。
幸い死者はまだでて無いみたいだし、チャチャっと怪我治してお話お伺いしましょうか!
私は両手を広げ治癒の加護を降り注ぐ、みるみるウサ人(仮)の怪我が完治していった。よし!成功!
さてさてとりあえずは話を聞きたいな!私この世界の事なんも知らんし!とりあえずこの中で一番偉い子…よし!あの茶色い毛の子にしよう。この中だと頭一つ飛び抜けて清い魂の持ち主みたいだし。
『それじゃあ皆さんとりあえずお家に帰ってくださーい!』
パンッ!
両手のひらを合わせると同時に戦場からウサ人(仮)は消え去った。
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目を覚ますと見慣れた風景がそこにはあった。自宅の机に座っている。一体何が起こったんだ?さっきの女…アメストラ人に外見が似ていたが…何だあの魔法は??それに今の状況は??いきなり体が動かなくなったと思ったら…武器が宙を浮いて…皆の傷が治って…そして今自宅に?夢か?もしかして俺はもうすでに死んだのか?それとも幻術の類??…俺はどうなる??いやそれより反乱軍の皆は??
理解がまるで出来ない…ぼーっとした頭で部屋を見渡すと…
『気がつきましたか?あとコレは現実ですよ』
ロイ「うあぁぁあ!!!」
あの女が…あの女が俺の机向かいに座っている!
『落ち着いて下さい。私はあなたの敵ではありません。あと私の事は「あの女」では無く"ニーヴェルン様"と呼んでいいですよ』
…心が読めるのか?…
『はい!話が早くて助かります。私は女神ニーヴェルン、この世界を憂い救いを授ける者。あなたの話が聞きたくてここにいます。えーっと…ロイさん!どうしてあなた達は殺し合っていたのですか?』
俺の名前まで…どうやって…?
それに女神?救い?
もう駄目だ。何も考えられない。まぁ考えても無駄か…
とゆうか俺はあの時死んだのかもしれない。じゃないとこの状況が説明できない。そうか、ここは死後の世界なのか、とゆうことはこの自称女神様は俺を迎えに来た死神…
『じゃないよ!もっと素直に人の話聞こーよ!』