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こんな神様の作りし世界  作者: カズ
第1章 女神様と大地の剣
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内乱

少し修正しました。後から見直ししたら内乱とロイの部隊の設定説明が雑ですね。全部見直しになりそうです・・・

そうと決まれば善は急げ。シャワーを浴び髪を整えたら着替え、歯磨きを済ませてレッツゴー!


ニーヴェルンの体が光に包まれ、瓶の中の世界へと吸い込まれていった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここはイマジニア大陸北西に位置するクローゼル王国王都キラコラン。この国は今まさにスカラル王国からの侵略を受けている。表向きは内乱鎮圧の為の出兵となっているが、恐らくはその内乱もスカラルの陰謀だろう。クローゼルは国土こそ他国と比べ小規模だが山脈に囲まれ僅かだが飲める水が湧き、農作物が実る土地を保有している。近年魔物の被害も増えてはいるが何とか民は飢えずにいる貴重な国なのだ。


クローゼル王は偉大なお方だが、国力の乏しいこの国を守るために武力に優れたスカラルと国交同盟を結んだのは大きな過ちだった。スカラル側の有利な関税を敷くのみならず、商人ギルドの一方的な商業介入、さらには国防拠点として各地に土地を無償で提供するはめになった結果、治安は悪くなり不満は高まる一方だった。


そして戦争の火種はある日突然吹き荒れた。国のあちこちで不満を募らせた民が暴徒となり、暴動は国中に広がり、混乱は混乱を呼んだ。


暴徒、クローゼル軍、そして暴徒鎮圧を名乗り出たスカラル軍。3者入り乱れた結果、もはや暴動は内乱と化し国中が戦争状態となってしまったのだ。


恐らくはスカラルの陰謀だろう。「暴徒」も大半はスカラルの手の者である可能性は高い。奴らはクローゼルに攻め込む大義名分が欲しかったのだ。それこそ喉から手が出るほどにな。


そしてとうとう戦火は王都キラコランまで差し迫ってしまった。最近王都のあちこちで略奪行為・暴力事件が多発し、王政反発のデモが大規模で行われるようになったのだ。スカラルは軍勢2万を差し向け暴徒鎮圧、そして国政調査を名目に王城に乗り込むつもりだ。


王城に武力介入されればその時クローゼルは終わるだろう。調査にかこつけて奴らがどんな事をするかは想像に難しくない。


しかし悔しいことにこれにあらがう手段は無い。証拠が無い以上スカラルの介入を拒否すれば同盟条約を一方的に破ったと正式に宣戦布告される事になる。そうなれば近隣国の助力を得られないまま戦争となるだろう。国力の乏しい我が国では戦争は耐えられない、ただの虐殺だ。だがこのままスカラル軍の介入を受けていればいずれはこの国がスカラルの属国となってしまう。そこにクローゼル人の未来は無い。


俺は密かに王の密命を受け軍を除隊し無所属の調査団を組織して、各地で地下活動を行っている。主にこの暴動の原因の調査、暴徒とスカラルの動向調査が主だ。しかし状況は芳しくなく証拠は周到に隠蔽され、俺たちの活動に気づいたスカラルに狙われる危険な活動が続いていた。そんな中でのスカラルの王都出兵だ。俺たちに選択肢は残されていなかった。


立場上援軍は見込めない。しかしこの身を賭してでも奴らを王都に近づけさせてはならない。無謀な最後の戦いだ。



グロウ「ロイ!まずいぞ!防衛戦の"イー"と"フー"が破られた!負傷者多数!このままじゃ"ミー"も時間の問題だ!」


部下のグロウからまた絶望的な報告が入った。


ロイ「"ミー"が破られたらもう後が無い、何としても死守だ!残りの人員と武器をかき集めろ!それと遠方の人員はまだ到着しないのか!?」


グロウ「昨日からアローイと連絡取れない…偵察部隊の報告によればブブカの部隊もやられたそうだ…期待しないほうがいいかもな…」


ロイ「…とにかく全員"ミー"に集結させる。ここが俺達の死地だ!」

ちなみに「イー」とか「フー」とかっていうのは数字です


1→イー

2→フー

3→ミー

4→シー

5→ゴー

6→ロー

7→ナー

8→ヤー

9→コー

10→テー


安直でしたかね(笑)

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