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めっちゃ女神っぽく世界を作ったのに様になりませんでした
彼女は覗き込む。両手で包み込む暗闇の中を。
暗く、冷たく、何もない虚無の中で時折淡く輝く混沌の光。
一つ一つ、確かめるように混沌をつまみ上げ、瓶の中につめてゆく。
瓶の中でやがて混沌は引かれ合い、混ざり合う。
『生まれなさい世界よ。芽吹きなさい命よ。』
瓶の中で混沌はさらに溶け合う。激しく火花を散らしながら深く深く結合してゆく。
長い長い時をかけ、そうして世界は生まれた。
『愛しき世界よ。命の欠片が今だ目覚めぬ生まれたばかりの世界よ。そなたが目覚めるその時まで、私はしばしの眠りにつきましょう。』
それから長い時が過ぎた。いくつかの光は命を宿し、滅び、消え去るほどの長い時が。
悠久とも思える長い長い時が。
…
……
………
『あぁ…あ…ヤベ…寝すぎた……』
初作品です。思いつきです。
文章がうまくかけるか不安ですが少しずつ頑張ろうと思います!