第6章 ようこそ、日本へ
カキフライは正義の味方!
今までの人生の中で、これほど頑張ったことがあるのかというぐらいの頑張りでDQNたちは走っていた。公園で護をいじめていた、あの3人組である。
走って走って走って走って逃げて逃げて逃げて逃げて、ここまで逃げれば、もう大丈夫だろうという距離を逃げたDQNたち。後ろを見れば誰の姿も見えない。
「どうやら撒いたようだな」
「ちくしょ、俺たちに何の恨みがあるんだ」
「知るかよ」
ぜーぜーDQNたちは肩で息をしている。
「おや、もう追っかけっこは終わりですかな? なるほどなるほど、それがあなたたちの運動能力の限界なのですね」
全くあらぬ方向、前方から声を掛けられ、驚きのあまり腰を抜かし、その体制で這いずって後退。
「お、お前は何なんだよ」
恐怖のあまり、声が上ずっている。
「名前を尋ねるのなら、そちら側から名乗るのが礼儀ではないでしょうか? まぁ、いいでしょう、私の名はジラ・カクモ、これでも昔は学者を目指していました」
学者を目指していました。言われてみれば日に焼けていない不健康そうな肌、逞しいとは言い難い体格、朝から晩まで部屋に籠って本ばかりを読んでいそうなタイプ、眼鏡を掛けていれば完璧。着ているのはカジュアルな服、正し一番似合うのは白衣。
「さて、ここまでにいたしましょう。私も“この世界”の人間を調べ、“実験”してみたいですので」
☆
登校前、昨日のお礼を言うため、護は聖子の家を目指す。
昨日の雨が嘘のように、今日は快晴。
遅刻遅刻と慌てる時間ではないけれど、早めに出たので朝ごはんにベーコンエピを食べながら歩く。
聖子の家が見えてきた。有名レスラーの家だけあり、逢花ほどでないにしろ、そこそこ大きな家、隣の建物はジム。
塀に差し掛かった時、いきなり帽子で銀髪を隠したジャージ姿の少女が飛び降りてきた。
「わっ」
ぶつかりそうになった護はこける、はずみでベーコンエピを落としてしまう。
「ごめん、大丈夫か」
助け起こそうとした拍子に、お互いの目と目が合う。
「あっ、可愛い」
少女の口から漏れ出た言葉、ほんのり頬が桜色。
「ダメじゃないのエリカ、勝手に出て行っちゃ。この世界のこと、まだ何も知らないでしょ」
聖子が走ってくる。
「解ってくれ、オレは女神皇帝を見つけなくてはならないんだ」
ジャージ姿の少女、エリカは走り去ろうとする。
「だったら、なおさらでしょう」
手首を掴んで逃がさない聖子。
「聖子ちゃん、この人、誰?」
自力で立ち上がる。
「あっ、護」
ここで初めて聖子は、護に気が付く。
「この可愛い子、聖子の知り合いか?」
エリカも護のことが気になる様子。ライバル出現かと、聖子の黄色信号が点滅。
「あの、さっきから、この世界だとか女神皇帝だとか、一体、何なことなの?」
全く状況が呑み込めていない護。
聞かれてしまった、一度、聖子はエリカの方を向き、
「事情、話すから、とりあえず家に来て」
護には嘘は吐きたくない、それが本音。
「解ったよ、逃げ出そうとして悪かったな」
逃げ出すことは諦め、3人仲良く、聖子の家へ。
道路を見れば護の朝ごはんは、すずめたちの朝ごはんになっていた。
聖子の家の応接間に集まった護、聖子、エリカ。
朝ごはんを食べ損ねた護に、聖子がおにぎりを作ってきてくれた。
父親の寛至には多くの門下生がおり、彼らの食事当番をしたこともある聖子の料理の腕前は中々のもの。
たかがおにぎり、されどおにぎり、塩加減が抜群。一緒に出された味噌汁との相性もばっちり。
しかもおにぎりには、聖子の愛情がたっぷりと込められている。
おにぎりを齧りながら、昨日、エリカと聖子の出会いの経緯を聞く。
濡れた体はよくないので拭いてあげようにも、軽装の鎧の脱がし方なんて寛至も聖子も知らない。
そうこうしてる合間に、意識を取り戻したエリカ、とりあえずお風呂へ案内。
自分で鎧を外したまでは良かったのだが、お風呂の使い方が解らないと言い出す。
そこで聖子も一緒に入り、シャワーや湯沸かし、シャンプーやボディソープの使い方など、一通り教えてあげる。
シャンプーやボディソープはともかく、湯沸かしやシャワーには、一々驚いていた。
本当に始めて見たのは間違いなし。
風呂から上がった後、門下生のジャージを貸してあげた、寛至には女性の門下生もいる。
聞かされたエリカの話、実在した異世界(エリカからすれば、この世界の方が異世界だけど)。
異世界はこっちの世界から転移したチート能力者、女神皇帝に支配され、独裁に苦しめられていた。
G細胞で生み出された神化人、L細胞で生み出された魔人戦士、どちらも超人的な力を持つ。
世界を取り戻すべく結成されたレジスタンス【ゲファレナー・エンゲル】、エリカもその1人で魔人戦士。
【ゲファレナー・エンゲル】は帝都まで攻め込み、女神皇帝と戦ったものの、その絶大な力の前に破れ、大半の仲間を失ってしまった。
最後に残された禁断の手段、転移前の女神皇帝を倒すため、エリカは世界転移装置を使って日本へ来た。
聞けば十中八九、中二病を疑われる話を寛至は信じた。
まずは見つけた時、エリカが着ていた軽装の鎧は使い込まれていて、とてもコスプレ衣装とは思えないこと、また力が異常すぎる。そして何より、寛至はエリカの目が嘘吐きの目ではないのを見抜いていた。
話を聞き終えるころ、おにぎりとお味噌汁を食べ終えた護。
「聖子ちゃんは、信じたの?」
話を聞き終えた護。聖子にも話していないけれど、実はこの手の話が大好き。
「信じるも何も、見せられちゃったから」
直接、見せられてしまった、ワンパンチでサンドバックを破壊するところを。
あれだけのパワー、エリカの体格で発揮すれば体が耐えきれない、普通ならば。
アメリカで“私の故郷はクリプトン”と言っても信じてもらえそう。
「信じられないなら、もう一度、やってみようか」
「ちょつとエリカ、止めてよね。サンドバッグ一個、一体、いくらすると思っているの」
エリカに悪気があるわけでもふざけているわけでもなく、自分の言っていることが本当のことだと信じてもらいたいだけ。
「解った、エリカさんの話、信じるよ」
寛至が目を見て信じたのなら、間違いはないだろうし、聖子とエリカのやり取り、それに護自身も嘘を吐いているようには見えなかった。
「ありがとうな護、可愛いだけはある」
「可愛いは関係ないでしょう」
聖子の目から発射された火花、その意味に気が付かないエリカ。
「エリカさん、何か手掛かはあるの?」
女神皇帝を探すにしても、手掛かりがないと大変、日本は広いんだもの。
「そうだな、エーアスト博士が座標を合わしてくれたから、この町に転移前の女神皇帝が居るのは確実だ」
この町に居るのは確実だと言っても、この町も決して狭くはない。
「後、とても冷酷で残酷な女だ」
護と聖子は顔を見合わせた。それだけじゃ、大した手掛かりとは言えない、冷酷で残酷な女と言われても、この町で陰惨な事件が起きたことは無いし、そんな危ない女の噂を聞いたこともない。
そもそも、どうやって女神皇帝が異世界へ行ったのかも不明。
例え雲をつかむような話だとしても、困っている人を見捨てておけない護。
護が見捨てておけない人を見捨てておけないのが聖子。
どうしようか2人が悩んでいると、ノックのすぐ後にドアが開き、
「お嬢、白髪染め買ってまいりました」
お使いに行っていた門下生が帰ってきた。
「ありがとう、そこに置いておいて」
言われた通り、白髪染めを机に置きながら、
「お嬢も護さんも、学校はいいんです?」
門下生の視線を追い、2人とも壁に掛けられているアンティーク風の時計を見る。
つい話に夢中になってしまった。今更、登校しても、大遅刻になってしまう時間。
護と聖子の通っている高校は遅刻した際、遅刻の理由を述べないと校内に入れてもらえない。
遅刻の理由を聞かれ、異世界から来た女の子と話し込んでいましたなんて正直に話したら、一体、どうなるのだろか?
下手な嘘を吐いても、状況を悪化させるだけ。
お互い護と聖子は考えを巡らせる。
「仕方がない、今日は風邪でも引いたことにして、休もう」
それが聖子の出した結論。
罪悪感はあるものの、それ以上の案を出せない護。
正直、この手のことは護は苦手。
「1日ボケっとしてるのももったいないわね、この機会にエリカの服を買いに行きましょう」
今、エリカの着ている服は門下生から借りている。今後のことも考えれば自身の衣服は必要、エリカも女の子なんだもの。
「そうだね、それがいいと思う、エリカさんは綺麗なんだから、きっと似合う服が見つかるよ」
「本当か」
パッとエリカの顔が明るくなる。
今日の予定は決定。
「おっと、その前に髪の毛を染めてくるよ」
机の上の白髪染めを手に取った。
「えっ、その銀髪、染めちゃうの? 綺麗なのに」
「護にそう言ってもらえるのは嬉しいんだが、銀髪は嫌いなんだよ、女神皇帝と同じ色だから……」
ということは女神皇帝の髪の色は銀。これもヒントの一つだけど、護は銀髪の人物に心当たりはなく、少なくとも、この町で見たことはない。
護と聖子のやり取りを見ている聖子、誰も気が付かないほんの一瞬、不愉快極まりない顔をしていた。
町の中心、繁華街へ向かうことにしたエリカと護と聖子の3人。まずは電車に乗るために駅へ向かう。
「何だ、この乗り物は、鉄の箱が繋がって動いているじゃないか!」
プラットフォームに入ってきた電車を見て驚き、
「すげえ、早え、これが護の世界の魔法なのか!」
電車に乗って大喜び。
エリカの世界にも、金属製の乗り物はある。しかし電車の様に数珠つなぎに連結した乗り物はなく、ましてや乗り物を引く馬や牛などの動物がおらず、自力で動いている上、早い。
はしゃぐのも無理はないが、どうしても人目を引いてしまう。
「ちょっと、エリカ、落ち着いて、あなたは子供じゃないんだから」
車窓に被りついて見ているエリカを聖子が窘める。
子供じゃないといっても、エリカと護と聖子は同じ年。尋常じゃない人生経験をしたことでエリカは大人びて見える。
そんなエリカも、今は完全に子供に戻っていた。
そんなエリカを見た護は、ふと子供の頃のことを思い出す。自分も初めて遊園地へ行った時、あんなんだったのかも。
「あのね、エリカさん、この世界には魔法が無いんだ。その代わりに科学という技術が発展しているんだよ」
他の乗客に聞こえないよう、小さな声で教えてあげる。
「そうか、すまん、つい夢中になってしまった」
護に言われ、冷静になる。自分はこの世界に来たばかり、目立つのは避けるべき。
「……」
駅から出たエリカは、立ち並ぶビルを見上げた。
歩道には沢山の人が行きかい、走る自転車、道路には車が走り、ヘリが空を飛ぶ。
どれもこれもエリカの世界では見られない情景であり、見とれるのも当然。
エリカの目はキラキラ、護に言われたので、はしゃぐのは堪えている。
「護、エリカ、行くわよ」
ずる休みをした罪悪感を吹き飛ばすつもりで、今日は目一杯楽しむ気満々。
デパートに入ったエリカと護と聖子。
異世界にも大きな建物はあることはある。それらの建物は王侯貴族専用の建造物で、一般市民がおいそれと立ち入れる場所ではなく、勝手に入りでもしたら不敬罪が待っている。
しかし、この世界の大きな建物、デパートは老若男女、誰かれもが自由に出入りでき、エリカが入った途端、店員たちに『いらっしゃいませ!』と言われ、何か悪いことをして叱られたのかと、思わず身の回りをチェックしてしまった。
洋服売り場へ行くために乗ったエスカレーター。
「階段が自分で動いている、これが科学の力……」
魔法ではない力に感嘆。
「ん?」
なんと、階段が隙間に吸い込まれて消えて行っているではないか!
どうやればいいのか戸惑っていたら、すいすい平気で人々が降りて行き、あっさり護も聖子も階段を降りた。
真似してみれば、簡単にエスカレーターを降りれた。
「何て不思議な世界なんだ、ここは……」
この世界に来るまでは女神皇帝の育った世界、どれほど恐ろしいくバイオレンスなところなのか、想像していたのに裏切られた、いい意味で。
婦人服売り場に到着。まだこの世界の事情を呑み込めていないエリカに代わり、聖子が服を選ぶ。
ここに男の子である護の出番は無し、黙って見ている。
婦人服売り場にいることを気恥ずかしく思っているのに、周囲の客や店員は護のことを気にしてはいない。
こんなものなのかなと護は思っているが、気にされていないのは理由はある。
店員たちの、
「仲がいい子たちね」
「仲良し三人組かな」
「もしかして三人姉妹」
「あのちっちゃいメガネの子が一番かわいい」
との囁きが護の耳に届いていないことが幸いなり。
「どの服がいいかな、これかな、それともこっちかな、これなんか似合うんじゃない」
やたら楽しそうな聖子、何故か乙女ぽい服ばかりを選択。
「おいおい、こんなひらひらしたので戦えるのか?」
スカートがお気に召さないようだ。
「この服なんて、オレより、護の方が似合うだろ」
メルヘン丸出しの服を護に差し出す。
「それは女の子用の服だよ!」
断固拒否。
「そうか、似合うと思うんだが……」
(確かに似合うかも)
正直、そう聖子は思ってしまった。おまけにメルヘン丸出しの服を着た護を見てみたいとさえ。
エリカの要望通り、動きやすい服を中心に聖子が選んであげた。
「♪」
本人もお気に召したご様子。
支払いはカードで済ます。
「なぁ、アレがこの世界の通貨なのか?」
支払いが終わった後、目立たないように聞いてきた。
エリカの世界の通貨はコイン、オーソドックスに金貨、銀貨、銅貨が流通している。
紙幣も見たことの無いエリカにしてみれば、カードは珍しくて仕方がないのだろう。
「う~ん」
一旦は説明しようか思った聖子。詳しく話せば、長くややこしくなるので、
「お財布みないな、もん?」
簡潔に済ませておいた。
「ほー、なるほどな」
本当に納得しているのか、うんうんと頷く。
「次に行くわよ、護、エリカ」
日本で生活していくためには、他にも必要になるものは、まだまだある、次の売り場へレッゴー。
様々な日用品を買い終える頃、丁度、昼食の時間となったのでデパートのレストラン街へ行く。
うどん&そば屋、定食屋、ラーメン店、カレー専門店、ピザ屋、オムライス専門店、ハンバーガーショップ、スイーツ店etc、立ち並ぶ店と店、誘ってくる美味しそうな香り、見惚れたエリカは棒立ちになってしまう。
女神皇帝に支配された世界、一部を除けば、こんなにも料理を出す店が立ち並ぶ場所は無い。それどころか日々の食糧にも困り果て、飢餓に苦しんでいる町や村も少なくない。
「エリカ、入るわよ」
聖子に肩を叩かれ、我に返る。
(こんなエリカさんと聖子ちゃんも、なんか微笑ましいな)
エリカと聖子を、後ろで見ている護。
手ごろな定食屋に入った護、エリカ、聖子。
聖子はかつ丼と醤油ラーメンを注文。
メニューを凝視、写真は解っても、まだ日本語が読めないエリカ。
海外旅行へ行った日本人が現地の食堂へ入り、メニューを見ても言語が読めず、一体、どんな料理なのか、何を材料しているのか解らなくて難儀している、それと同じような状態。
「僕はカキフライ定食」
護が注文するのを見て、
「よし、それじゃ私もカキフライ定食にする」
これならば失敗は無い。
「なんだこれ、うめ―、外はサクサクしているのに中はとろとろして、熱くて美味い汁が飛び出してくるじゃないか!」
始めて食べるカキフライに感極まる。
注意しようと思った聖子、でも止めた。今は自分の食事を優先したいので。
食事の時は食べることを思いっきり楽しむ、それも聖子のポリシー。
美味しそうにカキフライ定食を食べる護、実は痩せの大食い。寛至の門下生の女性陣からも、何であんなに食べるのに、あんなにちっちゃいのか羨ましがられるほど。
一通りの買い物を終えた3人。
3人の中で唯一男性の護。こんな時こそ、荷物持ちは僕の仕事だよと言いたいのに、3人の中で一番非力なのも護。
荷物は力持ちの聖子と、怪力のエリカが担当。
護は自分のことを情けなく思っても、これは仕方が無い事実。
荷物は駅のロッカーに預け、エリカに町の案内をすることにした。早く、この世界のこと、日本のことを知ってもらわなくては。
「大きな建物、こんな建築物を魔法も使わずに立ててしまうなんて、この世界の人たちは凄いな」
ビルを見上げるエリカ。
「でも女神皇帝の城と同じような建物は無いな」
辺りを見回しても、均一に伸びる建物ばかりで、女神皇帝の城と同じ末広がりの建物は見当たらない。
「女神皇帝の城って、どんな建物?」
興味を持った聖子が聞いてみた。エリカは実際に見た女神皇帝の城の形を説明。
「ああ、それは日本のお城だわ」
聞くだけで解った、日本人だから。
「エリカさん、これでしょ」
護はスマホを取り出し、日本の城の画像を見せる。
「そうそう、これだよ、これ、色は違うが形は同じだ。屋根の上に乗っている奴も同じ奴だ」
「これはね、鯱って言うんだよ」
「こっちには、こんな生き物がいるのか」
「鯱は架空の動物なんだ」
エリカと護の会話。これで少なくとも、はっきりしたことが一つある。
「女神皇帝が日本から来たことは、間違いはないな」
日本から転移したからこそ、日本の城を建てた。エリカは確信を持つ、必ず見つけ出して倒すという決意も。
「あっ、新着のメールが来ている」
見れば新着のメールが一件届いたので、早速、開いてみた。
「逢花さんからのメールだ」
その一言で聖子の表情が険しいものに変化。
「護、あんた、何時、あの女にメールアドレスを教えたんだ?」
「この間だよ」
聖子と逢花は極めて仲が悪い、その理由を当の原因は、全く気が付いておらず。
護には微塵にも悪気は無いのだが、メールをチェックしている姿に聖子はイラっとしてしまう。護ではなく、逢花に。
「えっ?」
逢花からのメールには、こんなことが書かれていた。
『学校に入れなくなってしまいましたわ』
エリカ、護と聖子の出会いと町の散策の話でした。
聖子のおにぎりのモデルは、おばちゃんが作ってくれたおにぎり。
本当に美味しく、塩加減が抜群でした。何度か自分で作ろうとしたけど、どうしても、あの味は再現できませんでした。