キミとのであい
この前見た夢を設定にして自分が日々妄想していることでお話描いていきます。
「うひー。」
今は部活中。私は写真部で、なんたらコンテストに出す写真の撮影中。
「暑いー。」
真夏。直射日光半端ない。なんで陸上部の撮影なんだよ。殺す気かな?
「うん。これでいっか。」
なんか疾走感がある感じ。これは賞もらえるんじゃないか?
私だって本気だからね。写真部に入ったのも、本当は部活入りたくなかったのに、趣味のエアガンをするなら部活入れって親に言われたから一応一番楽そうなのに入った。
写真コンテストに写真出してエアガン費用の足しにしてる。こう見えて結構賞とってるんだから。
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と、いうことで校舎内に入りましたよ。
「あぁー涼しいー。」
屋内は正義。なんか陸上部がギャーギャーうるさい。早く荷物取って帰ろ。
「あー、葵。もうウチも部活終わるから一緒に帰ろ。夕が教室にいるから呼んできてー。」
「わかったー。凄い汗だね。大丈夫?」
「大丈夫。大丈夫。ちょっと追い込み過ぎただけー。あ、図書室にラノベ入ったらしいから見てきなよ。あたしもうちょっとやることあるから。」
笑顔で答えてるけどそんなになるまで追い込むなよって言いたい。
この子は佐木早苗っていう私の幼馴染み。昔っからベリーショートカットでスポーツなら何でもできる。習い事はテニス、陸上、水泳、空手、ダンスで趣味は走る事。超スポーツマンだと思う。テニスは小さい頃からやってて全国でも入賞したことがあるみたい。有名な中学に入れば良かったのに勉強出来ないからって小さい公立中学に入っちゃった。
で、夕っていうのが、瀧夕凪っていう中学から同じクラスのおっとり系の女子。勉強も運動も出来ないけどお絵描きとか工作が凄いみたい。美術部に入ってるけど美術部は週2だからいつもは私達の部活が終わるまで教室でイラスト描いてる。
ちょっと図書室に遊びに行ってみようかな。ラノベ入ってるって言ってたし。
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古いラノベばっかりだと思ってたけど最近アニメ化したやつとかもあっていい感じだった。来週から借りられるから楽しみ。
結構時間経っちゃったからそろそろ夕凪呼びに行こっかな。夕方の学校ってなんかいいよね。この切ない感じが好き。
「おーい。夕ー。帰るから用意してー。」
あれ?寝てんのかな。教室を覗いてみる。
「やっぱり…。」
夕は机に突っ伏して寝てる。イラスト描いてると思ってたけど。
「!?」
なにこの臭い。血っていうか腐ってるっていうか嗅いだことない臭い。
「夕!起きて!」
なんか嫌な予感。必死で夕に駆け寄る。夕の首は血まみれで光がでている。
「う゛う゛う゛う゛」
「夕?」
夕の目からは生気が抜けている。俗に言うゾンビってやつ。脳がこの状況を受け入れない。
「やだ。助けて…。誰か!」
どうでしたでしょうか。最初はゆるーく書きましたが後半を書いている時は自分でもゾクゾクしました。次話もお楽しみに!




