表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

3

前までよりは長いです。が、やはり短いです(´・ω・`)

やっとヒロイン登場!


 事故から1週間が立ち、色々な事が分かった。


 例えば、普通に街を歩いたり、飛んでいても気付かれないが、強く自分を意識すると、自分の身体が少し透明度が薄くなり、たまにちらちら見られる事があった。

 ただ、そんな人に出会うのは1週間のうち、2、3人だった。


 反対に全く自分の事を意識せずに、俺は空気だ、俺は空気だ。と思っていると透明度が高くなり、何をしていても誰にも気付かれなかった。


 あと、よく漫画やアニメで壁や物をすり抜けたりしていた事を思い出し、自分にも出来るか試してみると、出来た。


 ただ、最初は大変だった。

 自分の前に壁や物があるにも関わらず、壁や物があると思ってしまうと、すり抜ける事が出来なかった。

 ただ、この事で1つ。嬉しい事があった。

 それは、目の前は物を意識していれば、それを持ったり押したり、使う事が出来た。

 ――まぁ、人前でやればただの怪奇現象だろうが。

 と、まぁこんな感じで1週間色々試していた。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 事故の後の話だが、事故があって直ぐに病院に搬送された俺は、病院に着いた時、既に心臓が止まっていた。

 トラックに引かれ即死だった。


 葬式は家族内で静かに行われた。直人も来てくれていた。


 俺の家族は父が早くに病気で亡くなっていて、母が一人で俺達を育て上げてくれた。俺達と言ったのは、俺には中2の妹、夏乃がいた。

 そのため、あまり裕福とは言えないかもしれないが、幸せな生活だった。

 。


 夏乃は俺に良くなついていた。

 母が仕事で夜帰って来るのが遅いため、二人でご飯を作ったり、テレビを見たりと、夏乃には反抗期なんて無いんじゃないか、と思う程に俺は夏乃と喧嘩をしたことがなかった。


 そのためだろう。

 俺が死んでから、夏乃は学校に行かなくなり、塞ぎこんでいた


 そこで俺は、母が買い物に出掛けた際に、夏乃の前に現れた。出来るだけ自分を意識して。


 夏乃は良く、お化けが見えると怖がっていた。俺には霊感などは全く無かったが、夏乃には有ったのだろう。


「えっ!?お兄ちゃん!?」

 俺が笑いかけると、夏乃は泣き出した。


 夏乃には、俺が見えるようだった。

 ただ、俺の言葉は聞こえないようなので、夏乃の側に行き夏乃の話しを聞いていた。


 しばらくして、夏乃はスッキリとした顔でぐっすりと寝ていた。俺は夏乃の頭を撫でてから、外に出た。


 何処に行くかは決めていないが、ふらふらと浮きながら街をいくのは、とても楽しかった。普段は注目してみる事が少ないから、新しい発見が多かった。


 幽霊になってから、お腹は空かないし、疲れることもない。眠くなることもない。その為1日中街をふらふらとしていることも多かった。


 そこで俺は見つけた。

 相手からも見られていた。

 白髪の女の子に。


名前です。

坂上 悠

さかがみ ゆう


鈴世 直人

すずのせ なおと


坂上 夏乃

さかがみ かの

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ