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またまたかなり短いです。

 身体中が痛い。そりゃそうか。トラックに引かれたんだしって…あれ?痛くない。

 恐る恐る目を開けてみる。


 自分がいた。


 …いやいやいや。

 もういっかい見よう。

 そう思い俺は目を閉じた。


 そして、目を開ける。


 やはり俺がいた。


 道路に倒れ、血が流れている。

 トラックのフロント部分も凹んでいる。

 遠くからはサイレンの音も聞こえてくる。


 直人は呆然とし、立っていたが、直ぐに何処かに電話をかけた。恐らく俺の家か学校のどちらか、もしくは両方だろう。

 小学生の集団は泣いていたが周りの大人たちが声をかけていた。


 少しすると救急車が来た。少し遅れて俺の母も来た。俺を見ると泣き崩れた。母は直人に話しかけていた。

 直人は学校にいった。

 担架に俺は乗せられ、母も救急車に乗り、病院へ向かっていった。


 ここまで俺はただ見ていた訳じゃない。自分の身体に戻れないか重なってみたりしたけど何も変わらなかった。


 そして、どうやら周りの人達に俺は見えていないらしい。警察官の前に立ったり、直人に話しかけてみたりしたが反応が無かった。


 そこで意を決して自分の身体を見てみた。

 全体的に半透明な感じで服は制服のままだった。どこにもケガは見つからない。足もある。

 今は、歩いているが、浮けるかどうか試してみると浮けた。


 どうやら俺は幽霊になったらしい。


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