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初執筆です。拙い文章しかもかなり短めですがどうぞよろしくお願い致します。

 こんにちは。坂上悠です。なんでいきなり自己紹介してるかって?   俺が幽霊だから。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 俺、坂上悠は今日も今日とて代わり映えのない高校への道を歩いていた。何も変わらないいつもと同じ登校風景だ。

 高校までは最寄り駅から歩いて15分ほど。ただ信号が多く運が悪いと20分位かかるときもあるため俺を含め生徒は時間に余裕を持って家を出る。


 隣には高校で知り合った鈴世直人がいる。髪はワックスで整え、制服のシャツが少しはみ出ている。

 俺は帰宅部だが、直人はサッカー部に入ってなかなか頑張っているようだ。この前嬉しそうに、次の試合に出してもらえると言っていた。知り合ったきっかけは、一年の時、俺が直人の前に座っていたことだった。

 俺と直人は話しが合い、2年となった今も良くつるむ仲だった。


 ふと信号を見ると歩行者信号が赤だった。俺達は立ち止まる。後ろから小学生らしいわいわいした声と共に足音が聞こえてきた。

 どうやら、学校までの通学路で鬼ごっこをしているらしい。


 直人も聞こえてきたのか

「小学生は元気だな」

 と言った。

 なんだか年寄りが言うような事を言う。

「お前はおじいちゃんか」

 そんなことを言い合いながら笑っていた。


 そのうちの一人の男の子が俺達の横を走り去った。

 他の子が止まれと言っているが、聞こえていないのか立ち止まらない。

「危ないっ」

 道路に飛び出す直前に俺は男の子を掴み歩道に戻した。しかし、いくら小学生と高校生の体格差でも走っている男の子を止めるのには少し無理があったらしい。

 俺は道路に身を出し、男の子と直人と目が合い「ごめん」と言おうとした所でクラクションが鳴った。

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