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ネクスト・ウォー・ジェネレーション  作者: ザウルス
入学編
3/12

初めての……

整備科動物聞いてだんせいばかりだと思うが、クラスの約7割は女子という意外であった。


服部「女性の方が、男性より手が細くて器用だからな。」


設計士や整備士は女性が多いのだ。ジェネレーションが女性限定だけなあって年ごろの女子はジェネレーションのカラーリングやデザインを求めるのだ。その点で関してはファッションやデザインに詳しい女性の方がいいだろう。


悪友の服部とは同じ一年四組となった。


教室では、既に多くの生徒が入り交じり、新たな交友関係が築かれつつあった。殆どの会話が年ごろの女子を思わせる内容だった。


服部「これじゃー、下手にエロ話が出来ないな。男子も男子でなんだか貧弱そうなやつばっかだし」


蓮斗「あまりそういうことを大声で言うな」


服部の言う通り、男子高校生の会話と言ったらそっち系の話で盛り上がる。


しかし、2人の目の前にいるのはどこからどう見てもガリガリで草食系男子ばかりであった。


まぁ、学園の7割を女子が占めているから不純異性交遊が行わさせない為にも草食系男子かどうか心理テストを行われるのだ。


今思えば、よく合格できた者だ。服部は面接官に対してロリコン発言をしていたので無理なく合格。連斗に限っては面接の研究を重ねた上に自分が如何に夢を叶えたいと努力しているかをアピールした。それが功をそして合格したのであった。


蓮斗「とりあえず挨拶だけでもしておけ。一応クラスメイトなんだから」


服部「わーてるよ。」


学生生活において仲間との絆は大事だ。2人は早速、近くにいた生徒に声をかけた。


服部「よう、俺は服部勘太。服部って呼んでくれ。でこいつは………」


蓮斗「龍ヶ崎蓮斗。よろしく頼む」


少々馴れ馴れしいが、下手に敬語で話すかよりは楽でいい。


??「ああ、よろしくね。僕は田中靖彦(たなかやすひろ)


初めての会話にもかかわらず落ち着た物腰で話す。まるで、女の子とような顔立ちをしており、なぜだかドキッ!としてしまった。


靖彦という少女……いや、少年はこの学園の中等部の頃からいるようだ。今度、この学園を案内してもらうことになった。


??「むむ、拙者の名は風魔小十郎でござる。」


忍者口調が特徴で少し、厨二くさい。てか、本当にござる口調の人っていたのか。アニメの世界かと思った。ござると聞いて思い出すのは緋村○心を思った。


服部「その格好……風魔ってまさか」


小十郎「うむ、拙者はかつて北条氏に仕えていた忍者。風魔一族の末裔でござる。拙者は22代目でござる。」


戦国○サラであの白い毛を生やし、鎌みたいな槍を振り回していた爺さんの隣についていた青年。それが、風魔小太郎だ。


俺はあまり詳しくはないが、ファンが聞いたら興奮することだろう。


小十郎「拙者はまだ、見習いでござる。しかし……」


小十郎は視線をそらし、なぜか悪友の服部の方をじーっと見つめ始めた。


小十郎「もしかして、勘太殿は服部半蔵の末裔でござるか?」


成る程、確かに服部半蔵と服部勘太は名字が同じだ。


服部「いんや、全然違うよ。」


まさか、こいつの祖先がそんな大物のわけがない。多分、犯罪者だろうな。生に対しての。


小十郎「そうでござるか。よかったでござる。」


後にググっていたが、風魔一族は北条氏が滅亡するとともに夜盗におち、首領であった風魔小太郎は徳川幕府に捕らえられ処刑されたそうだ。


その点では徳川家に仕えていた服部半蔵は敵そのものであり、ご先祖の仇である。


もしかして、服部がそうだったら殺したのだろうか。入学初日で教室が血の海になるのはごめんだ。


蓮斗「ところで、鬼頭凛音はいつもあんな感じなのか?」


いきなり出てきた少女の名に2人は黙ってしまった。


小十郎「もしかして、蓮斗殿は凛音殿のことが好きでござるか?」


靖彦「そうなの?以外にも責めるんだね。」


2人の特に靖彦のからかうかのような突っ込みに、慌てて反応してしまった。これでは脈ありと思われてしまう。


それをごまかすようにして、彼女の噂話について聞いてみた。


蓮斗「いやな、見た目は確かにアレだが、どうにも噂通りの子には見えないんだよな」


挨拶を聞いて、彼女からは熱意の一言でしか言いようがないくらいの重みというか、責任感みたいな物が伝わってきた。


殺気に近いような威圧感は恐らく、彼女の熱意にそのものだろう。


服部「でもよー、下手に話しかけたら殺されてもおかしくないと思うぞ」


靖彦「まぁ、誇り高き戦士って感じでいいと思うけど」


小十郎「忍者としては、もう少し抑えて欲しいと思うところでござる。しかし、侍みたいな女子で拙者は靖彦殿に賛成でござる」


三者三様であった。


1番そう思った理由が服部と俺だけがしる彼女の秘密……とまではいかないがあるものについてだ。


あまりこういう事を言うのはよすべきと思い、違う話をしようと思ったら、思い出した服部が不気味な笑みを浮かべならが話した。


服部「いやー、でも蓮斗が思うのも無理はないぜ。なんせ、彼女は熊のパ……」


ドゴォ!


それ以上は言わせないかなように蓮斗は服部の腹部にパンチした。


小十郎「熊の……なんでござるか?」


靖彦「熊の……熊野古道?もしかして、松尾芭蕉でも好きなの?」


丁度2人には熊のパンツについては聞こえてないようだ。


蓮斗「いやー、なんか最近、俺眠れてなくてさ!? くまがひどいいんだよ!」


腹部を抑えながら気絶している服部を抱えながら言い分けるをする。


小十郎「それは、いけないでござる。もしかして、不眠症でござるか? よかったら、我が家に伝わる秘伝の薬があるでござる。よかったら、使うでござるか?」


靖彦「僕は寝る前に必ず、ホットミルクを飲むよ。気持ちが落ち着いて暖かくねれるよ」


2人とも蓮斗の事を心配したらしく、それぞれの睡眠療法をお勧めしてきた。


蓮斗「あ、ありがとう。参考にしてみるよ。薬はまだいいかな……アハハ」


小十郎「そうでござるか。」


とりあえず、服部を保健室まで連れて行こう。後で、散々言われそうだが鎖で手首をつないどいておこう。出席には早退ですと答えておくことにした。


授業……と言っても今日は自己紹介で終わるだろう。まだ、時間があるので靖彦と小十郎で3人係で服部を運ぶ。


運んでる途中、小十郎に忍法は使えるかと聞いたところ、ある程度はできるとのこと。


なので、金縛りの術をかけてもらった。鎖でつなぐより断然楽だ。


当然、小十郎からなんでこんな事をするのか聞かれたが、世界を守るためとわけわからない説明をし、不本意そうではあったが納得してくれた。































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