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ダウンタウンダウン

コチラも2年前ほどに漫画用に書き下ろした脚本・プロットです


↓本編どうぞ!

ダウンタウンダウン

ダウンタウンダウン

「ダウンタウンダウン」

 その街は劇場が沢山ある街

劇場は毎日、激しい客層獲得に死力を尽くしている

 そんな街で何ヶ所も脚本を持ち込んで行っても

 雇って貰えない劇場作家を目指す男

最後の希望として憧れであり劇場作家を目指すキッカケとなった男がいる劇場へ主人公が脚本を持ち込むが希望は何なく砕け散りボロボロに言われたが

 憧れの作家には激励される事となった。

 主人公はダメ元で作家の元で弟子として雇ってもらえないかと懇願する。

 


 脚本を差し出して

 バド「お願いします!」

「俺は舞台脚本家志望だ」

 髭のサングラス男「んぁぁ、断る断る

 ウチの劇場の脚本はウチでやる」

 バド「そこをなんとか!1ページ、いや一行だけでもいいので!」

 男「ハァー、お断りと何度も言ってんのになぁ

 1ページだけだ」

 バド「ありがとうございます!」

 と男はペラっと見て

「そしてこれから晴れ晴れ脚本家に――」

 男「……フッ、豚の餌にもならねぇ話だ」

 っと劇場から摘み出される

「――なれなかった」

 バド「っち!」

 とまた全体を映す

 道ゆくゆく先には劇場が立ち並んでいる

 バド「次、どこの劇場にすっかな」

「この街は死ぬほど劇場があって

 その毎日が観客獲得に死力を尽くして激しい競争をしている」

 バドはポケットに手を入れながら歩く

 落ちてる新聞を見つけて拾う

「良い監督と脚本、良い役者、良い裏方の三拍子が

 基本のキ……一つでも揃ってなかったら

 即――」

 と古びた劇場にバドは入る

「潰れて空き家 ルビ(ホームレスの溜まり場)だ。」

 新聞を広げながら

 バド「んーと次の持ち込み先はぁーどこにすっかな〜」

 と他の寝てるホームレスを避けながら歩いて

 会場までやって来てステージの上

 ステージ上には色んなホームレスがいる

 バドは新聞をステージの中央に新聞を置いて

バド「おぉ!マジか!ダンさんが所属してる劇場……また過去最高の集客かぁ」

「ダンこの人は俺が脚本家目指すキッカケの人だ

 その人が所属する劇場はこの街のトップ

ダンさんの脚本は正直神がかってる。 」

 回想

 バド幼き頃「すげえなぁー俺もあんな作品作りテェなぁ」と劇を見る

「唸る様な物語構成、アッと驚く物語展開

 ハァーとため息をつく程の演出の台詞回し……」

 とバドは古びた劇場のステージの上で寝転がって

 ホームレス「へっ、また持ち込みいったのか?」

 バド「……なんだよ悪いかよ」

 ホームレスは近寄り脚本を持って

 ホームレス「こんなゴミにしかならない事してねぇで働けぇ」

 バド「お前だけには言われたくない」

 ホームレス「俺達は思ってるより働き者だぜ?

 まっ今にも潰れそうな劇場の犬だかなぁ

 ダッハヒダッハヒ‼︎」と大笑い

 バドは場所を移動して

 「――豚の餌にもならない話――か……」

 バド「……何だよ……どいつもコイツも」

「ゴミにしかならない――」

 バド「何だよ!」

 涙を目に浮かべて歩く

 古びた劇場の外

 バド「(……俺だって面白い脚本描ける!

 ダンの様な!作品作って見せる!

 アイツらの様に夢破れて!人の夢を踏み躙る様な奴にはなりたくない!)」

 とポケットから小さい鉛筆と消しゴムを取り出し

 脚本に書き続けていく


 場面転換

 朝

 バド「描けた!俺の今までの脚本のノウハウの全てを注いだ最高傑作だ!」

 バド「っ!コレか通用しなかったら!俺は!

 俺は!行ってやる!待っててくれ!ダンさん!」

 と勇敢に歩くバド

 場面転換

 街のトップの劇場

 バド「……キタここだ……」

と入り口に入ろうとすると

 ドアが開き

 バド「(っ!ダンさん)」

 ダン「アレ?まだ開場はしてませんよ?」

 バド「あ、あ!ダンさん‼︎

 あのっ!俺!ダンさんが憧れです!」

 と咄嗟に脚本を

 ダン「アレ……えと、持ち込み?」

 バド「(うわっ!めっちゃ焦ってる!

 ヤバい!まさか本人!

 基本は監督に見せのが基本なのに!)」

 ダンは受け取る「……」

 バド「あぁ!えと!まず監督に見せないとですよね!すみません!」

 ダン「ん……あぁ僕、監督もやってるんだ

 知らなかった?最近、決まった事だから知らない人結構多いんだぁ」

 バド「っ!う、嘘まじか!」

 ダン「読ませてもらうね?」

 バド「ありがとうございます!」

 とバドは緊張している

 ダンはマジマジと読んで

 読み終わる

 バド「……ど、どうですかね?」

 ダンは考えるポーズ

 ダン「んーまあ詰まらなくはなかったよ」

 バド「ありがとうございます!(良かった〜最後まで読んでくれて真っ当に評価してもらえたぁ!)」

 ダン「まあ、だけど……ここの劇場にはやっぱり見合わないか……ごめんね今回はお断りします」

 バド「いえ!最後まで読んでいただきありがとうございます!」

 ダン「うん……きっと良い作家になるよ」

 とドアを閉めようとする

 バド「(ま、待て……今、ココで何かダンさんにアクションしないと……もう一生会える機会ないぞ……)」

「あの時の興奮……あの時の心の声……」

 回想

 バド「……すげぇなあ。俺もあんな物語……

 作れないかな――」

「今、俺が言いテェのは……

 ありがとうでも……尊敬してます

 とかじゃない」


 ドアを閉めようとするダン

 ダン「じゃあ、またね」

 とここでバド

 バド「待ってください‼︎」

 バド「アナタみたいな!作品を作るには!

 どうしたら良いですか‼︎

 俺もあんな作品作りたいです‼︎

 弟子にさせて下さい‼︎」

 ダンはビックリした表情

「ただシンプルにあの時思った事だ!」

 ダンは微笑んで

 ダン「凄い、熱量だね……伝わったよ

 そうだなぁ……こうしないかい?」

 バドの顔を写して

 ダン「一回」とバドの脚本を指して

 ダン「それを使って劇を作ってみないかい?」

「その日、俺は晴れ晴れ脚本家として一皮剥ける

 事となった」

 バドの喜びに満ちた顔

 バド「はいっ‼︎ぜひ宜しくお願いします!」

 完

読んで下さりありがとうございます

コメント、リアクション気軽にどうぞ!

今後も末長く宜しくお願い致します!

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