第八十七話
燦燦と太陽が照り付ける真夏日。一歩外に出ればギラギラと太陽が地上へと熱波を送り数分で汗が滲み出る地獄のような季節。最早クーラー無しでは生活出来ないし、外に出来る時は暑さ対策をしていないと汗だくになり大変な目に合うので何かと大変である。
そんな夏真っ盛りのある日に俺は学院に呼び出されて、今応接室にあるソファに座っている。横には雪音、菫、桜が座っている。対面には理事長――甲崎さん――と桜の担任である桜川さんが座っている。実は呼び出されたはいいが話の内容がどのようなものか一切知らされていないのでかなり緊張している。教師生活で特に問題は起こしていないし、生徒とも上手くやれていると思うがそう感じていたのは俺だけで実際は苦情等が来ていたのかもしれない。それで厳重注意とか最悪懲戒解雇を告げるために呼ばれたのではないかと戦々恐々としていると甲崎さんが口を開き、重い口調で話し始める。
「本日はお暑い中ご足労頂き誠にありがとうございます。皆様に集まっていただいたのは秋にある二年生の修学旅行についてお話させて頂きたかった為です」
「修学旅行ですか?私は特別非常勤講師ですしそういった行事には参加しないものと思っていたのですが、何か問題でもありましたか?」
「その……大変申し上げにくいのですが二年生から佐藤先生も修学旅行に同行して欲しいという内容の嘆願書が毎日届いていまして、我々も無視するわけのもいかずこうして佐藤先生とお話の場を設けさせて頂きました」
「成程。根本的な疑問なのですが私は正規の教師ではありませんし、クラス担任でもないのでそういった行事に参加する事は出来ないのではないでしょうか?」
「その点につきましては関係各所に確認を取った所本人が参加表明をすれば問題無いとの事でした」
「そうですか」
学院や行政機関は俺が修学旅行に参加するのは問題という認識か。となればあとは俺次第なんだけどこれが一番難しいし、厄介なんだよな。今の話の内容だけでは判断材料が足りないしもう少し詳しく聞いてみよう。
「幾つか確認したいのですがよろしいでしょうか?」
「はい。大丈夫です」
「まずは日数と旅費、国内旅行か海外旅行かについて教えて頂けますでしょうか」
「日数は四泊五日となっています。旅費については三十五万円です。また旅行先は国内になり関西地方となっています」
「では次に男性が参加する事について問題は無いのでしょうか?学院の教師も生徒も全員女性ですし、男がいるのは抵抗があったり、嫌だという人もいるかと思うのですが」
「生徒に関しては二年生全員から嘆願書が出されているので問題は無いでしょう。また教師に関してもそう言った悪感情を抱く者はいないかと思いますが、一応私の方で確認してみます」
「お願い致します」
ある程度情報が纏まったので一度整理してみよう。まず四泊五日という事で五日間仕事を休まなければいけない。その分収入は減るし、お客様にも迷惑をかけてしまう。また従業員である小百合と千歳にも同様に迷惑をかける事になる。そして何よりも大事なのがお客様からの評判や信頼が下がってしまう可能性があるというのが問題だ。事前に理由を説明して五日間お休みを頂きますと告知すれば幾分かマシにはなるだろうがそれでも評判や信頼が下がるというのは無視できない要素だ。
次に旅費が三十五万円というのもかなりキツイ。出せない金額では無いがこの先に控えている結婚を考えると少しでもお金を貯めておきたいというのが本音だ。それに今の俺の立場を考えると泊まる場所や警備等も考慮しなければいけないし、トラブルが起きた場合を考えると軍警察本庁舎があり特別警護対象保護課の面々がすぐに動けるこの地域から移動するのはかなりのリスクがある。それらを含めて考えると答えは一つになる。
「申し出は大変嬉しいのですがお店の事もありますし、私が参加することで様々な調整や出費が発生すると思うので今回は辞退させて頂きます」
「そうですか……。佐藤さんのお気持ちは分かりましたが、辞退する前に私どもの提案を聞いて頂けないでしょうか?」
「分かりました」
「――まずお店をお休みする件につきましては一日の営業利益プラスαの補填をしたいと考えています。今回は四泊五日ですので五日分の補填をする事になりますね。お店を休む事で機会損失も発生するでしょうし、様々な理由で来られるお客さんからも不評を買うと思いますが私達に出来る範囲でお手伝いしたいと思っております。次に佐藤さんが参加されることで調整や出費が発生する件ですが、それらは全て学院側が行いますしお金も出しますのでご安心ください。勿論佐藤さんの旅費も学院側で持ちます。警備や安全保障に関しては学院と提携している警備会社と連携を取りますし、宿泊場所も含めた全体的なプランに関しても佐藤さんを交えて調整していきたいと考えております。ここまでで何かご不明な点はありますでしょうか?」
「いえ、特にありません。なんだか至れり尽くせりでこちらが申し訳なくなってしまいます。――ここまでして頂けるのはとても嬉しいのですが、メリットよりも圧倒的にデメリットの方が大きい気がします。その点はどうお考えなのでしょうか?」
「メリットとしては男性教師が修学旅行に参加する、しかも世界的に有名になりつつある佐藤さんがという時点で計り知れない影響と利益を得ることが出来るでしょう。勿論それだけではなく、生徒や教師にとっても二度と訪れる事が無い絶好の機会ですし得難い経験をすることが出来るでしょう。それ以外にも国や関係各所、大企業などとこれまで以上に太いパイプを築くことも可能になりますし、考え得るデメリットと比較しても圧倒的にメリットの方が大きいのです。今申し上げたのは一部分でしかないので実際はもっと大きな利益を得られるでしょう」
「成程。確かに今仰られた内容だけでも凄いですし、私を誘う理由も理解しました」
こういう話し合いで何が一番怖いかと言うと、お互いの利益の天秤がどちらかに傾いている事だ。特に今回の場合は俺にとってかなり有利な条件が提示されていたので訝しんでいたが、今の話を聞いて納得出来た。休業の補填金や、旅費、警備やその他諸々にかかる費用や手間なんて得られる利益に比べればカスみたいなものだからな。当たり前だが学院側もその辺りは確りと考えた上で提案しているのだろうし一考の余地はあるな。……というか参加する方向にかなり傾いている。だって無料で旅行が出来る上に身の安全も保障されているし、休業補償もあるとなれば断る理由は無いのではないだろうか?
――うん、灰色の頭脳であらゆるシュミレーションをしてみたが問題無いという結果が出たので辞退を取り下げて参加させてもらおう。そうと決まれば早速甲崎さんに言わなくては。姿勢を正して口を開きかけた所で隣からスッと手が上がったのでそちらに視線を向ける。
「拓真さんの専属医としてお聞きしたいのですがもし体調を崩したり、怪我をした場合はどこの医療機関に搬送されるのでしょうか?関東圏であれば私が勤務している病院か、提携病院に運ばれる手筈になっていますが関西地方には提携先も無いですし、男性を受け入れ可能な病院を探さなければいけません。その辺りはどうなっていますでしょうか?」
「学院の保険医を含めた医療スタッフを同行させる予定でいます。また、病院に関してもこちらの方で男性を受け入れ可能な医療機関を探している所です。決まり次第すぐに静川さんにご連絡をして病院と連携を取っていただければと考えていますが可能でしょうか?」
「勿論構いません。拓真さんの医療情報を相手に伝えなければいけませんし。……出来れば実際に訪れて私の目で確認した方が良いかもしれませんね」
「その場合は私にお知らせください。移動手段と宿泊先の確保を致しますので」
「分かりました。その時はすぐにお伝えします。あとはもう少し話を詰めたいので後日お時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
「はい、問題ありません」
「有難うございます」
雪音と甲崎さんの話し合いは一応終わったが、取り合えずの確認をしただけなので本番はこれからになるだろう。自分に関わる事だし俺も参加した方が良いだろうなと思っていると今度は反対側から手が上がったあと話始める。
「拓真さんの警護担当をしている倉敷菫です。今回は五日間と言う長期旅行になるので先ほど理事長が仰っていた警備や安全保障に関しては学院と提携している警備会社と連携を取るという事だけでは不安が残ります。つきましては特別警護対象保護課からもある程度の人数を派遣したいと考えています。また、軍警察関西支部にも協力要請を出して警備、警護の強化を図りたいですね。ただそれだけしても今の拓真さんの立場を考えると足りないと思うので軍警察本部に掛け合って人員の増加を打診するつもりです」
「私どもとしては軍警察の協力を得られるのならぜひお願いしたいです。実はドラマ『黄昏時に見る夢は真実か』の放送以降学院に転校願いが山のように来ていまして、ほぼ全てが佐藤さん目当てなので却下しているのですが中には強引な手段を取る方もいらして……。そう言った方たちが今回の修学旅行をチャンスと捉えて強硬手段を取る可能性も否定できません。なので倉敷さんの提案には大賛成です」
「やはり学院側にも手が回っていましたか。こちらでも対処しているのですが何分相手が多いもので後手後手に回ってしまっているのが現状です。――この話は内密にお願いしたいのですが、日本に移住申請している有力者や、学院に転校しようと画策している人達も居てそちらの対応が色々と難航していまして。海外なのでどうしても国として対応せざる負えないのでスパッと切り捨てる事も出来ませんし……」
「確かにそれは難しい問題ですね。海外からの転校要請はまだ来ていませんが、それも時間の問題かもしれませんね。早急に対応するようにしましょう」
マジか……というのが正直な感想だ。百歩譲って海外から転校するのは理解は出来る。それでも留学するくらいに抑えておけよとは思うけども。だが、移住は流石に軽挙妄動が過ぎるだろう。まず言葉の問題があるし、それをクリアしたとしても習慣や慣習、常識やその国独自のルールがあるんだし仕事をして暮らしていくのは相当難しいはずだ。その辺りを確りと考えた上で行動しているならまだしも、菫の言い方から察するに何も考えていないんだろうな。俺が原因とは言え溜息をつきたくなるよ。
内心でそう思っていると菫が俺の方を一度見てから口を開いた。
「医療体制や警備体制などは私と雪音が協力するのでさして問題は無いので大丈夫なのですが……。最大のネックは五日間も拓真さんにお会い出来ない事ですね。一日会えないだけでも心臓が締め付けられるような寂しさに襲われて、体調が悪くなるのに五日ともなれば死にます。えぇ、間違いなく精神的にも肉体的にも耐えられなくて死にます」
「これは別に菫に限った話ではなく、拓真さんと日常的に親しくしている人全員に当て嵌まります。最も近しい私達が一番影響を受けますが、お店に来る常連さんや拓真さんと会う機会が多い人達も二、三日であれば大丈夫でしょうがそれ以上となると深刻な不調をきたすでしょう」
菫と雪音が話したこの謎の症状については結構前に話を聞いた覚えがある。確か俺と接する機会が多かったり、親密になればなるほど会えなかったり、離れていたりしたら心身に異常をきたすというやつだ。進行度も幾つかの段階に分かれていたはずだ。雪音達は間違いなくMAXだろうから五日会えなければ死ぬというのは嘘や妄想から発せられる虚言では断じてない。
この(仮)病気は俺と接した時点で発症して、親交を深めれば深める程重症化していくという悪辣さを備えているというのが恐ろしい所だ。しかも治療法は存在せず一度症状が現れたら二度と治らない悪魔の病気だ。唯一の救いは一度会ったり、話した程度では病気の種を植え付けられた程度で何も問題は無いという所だな。それでも恐ろしいことには変わりは無いが……。
「それについては俺を含めた全員で対策を考えましょう。必ず何か有効な手段はあるはずですし俺に出来る事は何でもしますので」
「「何でも‼」」
「えっと……あくまで出来る範囲でになりますが」
雪音と菫が凄い勢いで食いついてきて驚いたが、やれる事は全てやるつもりだ。――桜が何故か悔しそうな表情を浮かべているし、甲崎さんと桜川さんは羨ましそうにしているのは見なかったことにしよう。これはツッコミを入れたら絶対面倒臭い事になるやつだからな。
さて、ある程度話も聞いて自分の中で結論も出たので甲崎さんに伝えよう。
「んんっ。先程は辞退するとお伝えしましたがお話を聞いた上で改めて考えた結果修学旅行に参加させて頂きたいです。皆様にはご負担をおかけすると思いますが何卒宜しくお願い致します」
「分かりました。では佐藤さんが参加されるという前提で改めてプランを練って進めていきます。今後もこうした話し合いの場を設けさせて頂くと思いますがよろしくお願いします。――本日はお忙しい中来て頂き有難うございました」
「こちらこそ大変有意義な話し合いを出来てよかったです。この先色々とご迷惑をおかけする事もあるかと思いますがよろしく願い致します」
こうして学院との話は終わった。最初はどんな内容なのだろうかと不安だったが蓋を開けてみれば全く悪い話ではなく、寧ろ俺にとっては大変有難い内容だったので今後も積極的に参加していく所存だ。
さてと、いつまでも居座るのも悪いのでそろそろお暇させてもらおう。桜はこの後授業があるのでここでお別れになるが、お店のお手伝い来る予定なのでその時に少し話をしよう。
――甲崎さんと桜川さんに挨拶をしてから学院を後にする。ちょっと疲れたのでコンビニでエナジードリンクでも買って帰ろうかな。それとも三十分くらい仮眠を取った方がスッキリするだろうか?そんなことを悩みながらお店に向かって帰るのだった。
少し時間をすっ飛ばして今日が修学旅行の初日になる。この日を迎えるまでに想像以上に大変だったし、苦労したがその話をすると物凄く長くなる上に愚痴も多くなるので割愛させてもらう。退屈な話を聞かされるほどつまらないものは無いからね。
というわけで迎えた初日だが今は忘れ物が無いかの最終確認をしている。パッキングは彼女達が全部してくれたし、必要な物も事前にリストを作って買っているので後で足りなくなって困るという事態にはならないはずだ。一番怖いのは忘れ物なのでそこは入念に確認している。
何度も指差し確認をして全て揃っているの見てから学院に向けて出発する。スケジュールとしては学院でバスに乗り駅まで移動。リニア新幹線で関西地方まで行き観光をした後宿泊施設に向かうという流れだ。タクシーの車内で旅のしおりを見ながら過ごしているといつの間にか学院に着いたので集合場所である昇降口前に行く。
「あれ?なんか滅茶苦茶人が多くないか?二年生全員が居るとしても多すぎるよな?」
目の前の光景に思わず独り言が漏れてしまったが、歩くのも難しいくらい人で溢れかえっているのだからそれも仕方ないだろう。九時少し前だしもう少しで授業が始まるというのにここに居て大丈夫なのだろうか?あとで先生に怒られても知らないぞ……。
そんな心配をしていると桜と桜川さん、甲崎さんが俺を見つけたようでこちらに向かってきた。
「おはようございます。本日はよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします。朝早い時間ですが体調などは大丈夫ですか?」
「昨日いつもより早く寝たので問題ありません」
「それはよかったです。これから出発前の集会がありますので教職員が居る場所に案内しますね」
「すみません。よろしくお願いします。桜。今は時間が無いからゆっくり話せないけどあとで……ね」
「はい。それまで待っています」
桜と別れた後に甲崎さんから聞いた話だが、なんでも俺に会える最後のチャンスなので全校生徒が昇降口前に集合しているとの事だった。最後って今生の別れでもないし五日後には会えるのにと思ったが、どうやらそんな簡単な話ではないみたいで精神的に不安定になったり、軽度の鬱状態になっている生徒もいるみたいだ。そう言った事情から今回は特例として出発まで集会その他に参加する事が認められたらしい。
…………どうやら俺が思っていた以上に大変な状況だったんだな。短い時間しかないけど少しでも症状が緩和するように俺に出来る事を全力でしよう。それでも無理な場合は奥の手を使うしかないな。出来れば使いたくは無いのだがそうも言っていられないし。
えー、結論から言えば奥の手は使いませんでした。話をしたり、ハグをしたり、頭を撫でたりしていたらビックリするくらい元気になったので必要なかったんです。でも、四方八方から抱き着かれるのはヤバかった。人数が多いから仕方ないとはいえ、おっぱいをグイグイ押し付けてくるし柔らかい太ももが股間にダイレクトアタックしてくるしで新手の精神攻撃かと思ったくらいだよ。あと、物凄い良い香りがした。美少女特有の甘くて脳を蕩けさせるような香りが常に漂ってくるんだから理性蒸発待ったなし。
そんな状況でも耐え抜いた俺は冗談抜きで悟りを開けるんじゃないだろうか?ある意味で賢者モードになりつつ出発の時間が来たのでバスに乗り込み、生徒や教師の皆さんに見送られながら駅へと向けて移動を開始する。ちなみに俺が乗っているバスには二年C組の面々が居る。桜も居るし、桜川先生とも仲が良いのでその辺りを配慮してくれたのだろう。
「ふぅ。ようやく一息付けるな」
「お疲れ様です。飲み物をどうぞ」
「有難うございます。――ぷはっ。炭酸が身体に染み渡る~」
「お茶と迷ったのですが、炭酸飲料にしてよかったです」
「……って桜か。あまりにも自然に声を掛けられたから気が付かなかったです。すみません」
「いえ。私の方こそ声を掛ける際にもう少し気を付けるべきでした」
「それじゃあお互い様という事で。っと、立ち話もなんだし座る……と言っても席が無いか」
「補助席があるのでそちらを使っても良いでしょうか?」
「大丈夫だよ」
俺の返事を聞いてから補助席に座ると、俺の方を見て可愛らしい笑顔を浮かべる。学院に着いたばかりの時は時間が無くて話せなかったし、駅に着くまでは桜に時間を使おう。
「桜は関西地方に行った事はあるんですか?」
「小学生の頃に一度行った事があります。といってもお母様のお仕事について行った形なので殆ど観光は出来ませんでした。なのでゆっくり色々な所を見て回るという意味では初めてですね」
「そうなんですね。俺も旅行に行くのは初めてなのでかなり楽しみです」
「あれ?拓真さんが居たせか――別の所では旅行などには行かなかったのですか?」
「行かなかったですね。最後に旅行したのは学生の頃に家族で群馬県の草津温泉に行ったくらいでしょうか。基本的にバーテンダー修行に明け暮れていましたし、数日修行をサボると取り戻すのに倍の日数がかかるので避けていたというのもありますが」
「それじゃあ今回は数年ぶりの旅行という事ですか。これは私も頑張らないといけませんね」
何を頑張るのかは分からないがやる気を出しているのはいい事だ。桜なら無理をし過ぎるという事もないだろうし、大丈夫だと思うがいつもとは環境も違うし気にかけておこう。
あくまで教師として参加しているんだし、そこは忘れてはいけない。優先順位は生徒が一番であって自分は二の次、三の次なんだから職務を忘れて遊びまくるという事はしないように注意しよう。
自戒し終わったタイミングで近くの席で様子を見ていた生徒達が話しかけてくる。そのまま駅に着くまで他愛もない話で盛り上がるのだった。




