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第八十四話

 透香には仮眠したりして心身ともにリフレッシュしてほしい所だという俺の願いはある意味で裏切られた。

「拓真さんの傍にいるだけで疲れも吹き飛びますし、元気も出来るので大丈夫です。それにジッとしているよりも皆さんとお話したり、少し体を動かしている方が精神的にリフレッシュ出来ますので」

「分かりました。でも休みたくなったらすぐに言って下さいね」

「はい。その時はお伝えします」

「――そういえば『黄昏時に見る夢は真実か』ってサスペンスミステリードラマじゃないですか。そういう作品で意味深な言葉を残す謎多き人物というのがたまに登場するんですが、昔そういった登場人物に憧れて真似事をしていたのを思い出しました」

「ミステリアスな役柄に憧れる気持ちは分かります。格好良いですよね」

「そうなんです。妄想の中で役になりきって演技したり、友人と即興劇をして遊んでいました。今思うと恥ずかしくて死にそうになりますが……」

「拓真さんさえよろしければ丁度セットや小道具もありますし、演技してみませんか?」

「やってみたい気持ちとド素人の芝居を他人に観られる恥ずかしさで揺れ動いています。うぅ……どっちを選ぶべきか……」

「最初はみんな素人ですし、下手でも気にする必要は無いですよ。それにちょっとした遊びみたいなものなので気軽にやってみてはどうでしょうか。あとは必要な物が全て揃っているスタジオで演技できる機会なんて滅多にないですし、記念になると思いますよ」

「確かにそうですね。誰かに披露する訳でも無いですし、折角なのでやってみます。あっ、一人だと寂しいので菫達も参加しませんか?」

 皆で渡れば怖くない、赤信号ではないが一人だと恥ずかしさや心細さがあるが皆でやればそういう持ちも無くなるだろうしね。なによりも菫達の演技も見てみたいという若干邪な気持ちもある。果たして返事は残念なものだった。

「折角のお誘いですが、拓真さんのお芝居を観たいので今回は見送らせて頂きます」

「私も菫と同じく参加は辞退させてください」

「拓真さんと一緒に演じるのも捨てがたいですが、観客として参加させてもらいます」

 というような感じで全員見送りとなった。となれば最後に残った透香が参加してくれるかだが、ついさっきまで撮影していたし駄目そうかな?チラリと視線を送ると微笑みながら口を開く。

「私でよければお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」

「では役柄は拓真さんが意味深な言葉を残す謎多き人物、私は――さっきまで演じていた人物にしましょうか。刑事という役なので関係性も破綻していませんし丁度良いです」

「ではその配役でいきましょう。あっ、台本とかないので全部アドリブになってしまいますけど何か気を付けた方が良い事はありますか?」

「私の方で合わせるので拓真さんは好きに演じて下さって構いません」

「お手数をおかけしてすみませんが、それでお願いします」

 遊びとは言え全てアドリブで演技するのはかなりの難易度ではないだろうか。見知らぬ人が相手だったらまともに演じられないし、合わせる事も不可能だっただろう。それを考えると透香なら俺が大ポカをしない限り上手く合わせてくれるという安心感がある。

 擦り合わせも終わった所だし始めようかとセットに向かって歩き出そうとした所で声を掛けられた。

「すみません。お話が耳に入ってしまいまして。――あの……無理なお願いだとは重々承知しているのですが是非撮影させてもらえないでしょうか?」

「えっと……、構いませんが休憩時間中の遊びとしてやるのでわざわざカメラで撮る程でもないと思いますがそれでも大丈夫ですか?」

「勿論です。寧ろ今撮らなくていつ撮るのかという話です!」

「そ、そうですか。それではお願いします」

「お任せください。――手の空いているスタッフが居れば手伝って下さい!こんなチャンスもう二度とありませんよ」

 監督さんの言葉を皮切りにあれよあれよとスタッフが集まってきて、ものの数分で全員集合となった。いやいや、今休憩時間だしゆっくり休んでいて下さいと言おうと思ったが真剣な表情と瞳に宿る情熱を見て口を閉じた。これほどまでに覚悟を決めている相手に伝える言葉を俺は持ち合わせていない。

 なのでこの場は黙って成り行きを見守る所存です。

「メイクはせずにこのままでいきましょう。衣装も男性用の服を用意していないので佐藤さんには申し訳ありませんが、今着ている服装のままでお願いします。光の当て方やカメラワークは各々の判断で臨機応変に対応願います。それでははじめましょう」

「はい」

 監督さんの合図にスタッフの人達が一斉に動き出す。いつの間にか大事になってしまったが、ここまでされて引く事は出来ないので覚悟を決めよう。ふぅ……緊張で噛まないようにだけ注意して、あとは成り行き任せで演じるしかないな。所詮はずぶの素人なんだし、多少失敗しても大丈夫だ。透香の胸を借りるつもりでいこう。

「――三、二、一。はじめ」

 カチンコの音と同時に俺たちの物語が始まる。

『またお会いしましたね。お元気でしたか?』

『申し訳ありませんが貴方と会うのは初めてです。誰かと間違われているのでは?』

『そんな事はありませんよ。長野にある古びた洋館で起きたクローズドサークル事件、京都のお屋敷で起きた占星術事件で会っています』

『…………どちらの事件にも貴方の様な人がいたという記憶はありません。それに事件の関係者は殆どが死亡していますし、生存者も我々警察が保護しています。やはり誰かと間違われているのではないでしょうか?』

『私はずっと貴女の傍に居て見ていました。貴女は気が付かなかったみたいですがね。長野・京都で起きた事件はどちらもとても面白かったですよ。特に貴女が犯人のトリックに嵌まり殺されかけた時や、無能な自称探偵に犯人と断定された時などは笑い転げてしまったくらいです』

『――なぜそのことを知っているのですか?その事は現場に居た犯人か関係者しか知らないはずなのに』

『だから言ったではありませんか。私はずっと貴女の傍に居て見ていました……と』

 ここで不敵な笑みを浮かべればより怪しさが増すな。あとはもうちょっと不遜な態度でも良いかもしれない。こう、ある程度の強者感というのも漂わせた方が格好良いしね。

 しかし、演じている内になんだか楽しくなってきた。俺のアドリブに透香が完璧に合わせてくれるし、台詞も繋げやすいように配慮してくれているので演技に集中できる。ここまでくれば作戦はただ一つ。

 考えるな。感じろ!でいこう。

 そのまま調子づいて自分が昔思い描いていた意味深な言葉を残す謎多き人物を演じていく。緊張や不安等はどこかに吹き飛んで、思うがままに好き勝手に演技していたがどんな物事にもいつかは終わりが来る。『ではまた近い内に会おう。その時までに過去の事件をもう一度見直すと良い。きっと面白い発見があるはずだ』

『待って下さい。貴方は何者なのですか?』

『それを知るにはまだ時が満ちていない。これから先に起きるであろう事件を追っていけばいずれ分かるだろう』

『これから先も凄惨な事件が起きるというのですか?』

『ああ。間違いなく起きる。今までよりも悲惨で謎多き事件がね』

『…………』

『――少し長話が過ぎたようだね。それでは私はこれで失礼するよ』

『待ってくだ――。目の前に居たはずなのに音も無く消え去るなんて本当に彼は何者なの?』

 実際には透香の前から歩き去っただけなのだが、そこは上手く対処してくれた。さて、なんだかんだで結構長い間芝居をしていたように思うがどれくらい時間が経ったのだろうか?

 ポケットから端末を取り出して確認すると四十分ほど経っていて驚いた。集中していて全く気が付かなかったがそこそこの時間が過ぎていたみたいだ。休憩時間も残り僅かだし、やらかしてしまったと後悔しているとやけに静かな事に気が付いた。何かあったのだろうかと周囲を見回すと誰も彼もが俺の方を向いてジッとしている。

 調子に乗ってやり過ぎてしまったので呆れているのかもしれない。もしくは貴重な時間を無駄にして怒っているという可能性もある。こういう場合にとる最善の方法はとにかく謝罪する事だ。

「長々と素人の拙い芝居をお見せしてしまいすみませんでした。文句の一つも言いたいと所だと思いますが、何卒ご寛恕ください」

 確りと腰を折って頭を下げる。これで少しは許して貰えればいいのだが……。そんな思いを抱いていると雪音達が一斉に口を開いて言葉を掛けてくる。

「全然拙くなんてなかったですよ。とても上手でしたし、拓真さんの演技に引き込まれました」

「学生時代に遊びで少し演じていただけとは思えないほど真に迫った演技でしたし、本物の役者の様でした」

「役に合っていたというのもありますが、それ以上に見る者の心を震わせる熱を感じました」

「男性ならではの言葉遣いや態度が凄く新鮮でしたし、女性が演じる男性役とは全く違っていてとてもよかったですよ。それにいつもとは全く違う拓真さんを見れて嬉しかったです」

「こんな素晴らしいお芝居を私達だけしか見れないのは勿体無いと思うほど良かったです。お母様にも見てもらいたかったのですが、無理そうなのが残念ですね」

 賞賛の言葉を口々に言われて恥ずかしくて顔が赤くなってしまう。彼氏フィルターが掛かっているから良く見えるというのもあるだろうが、それでもここまで褒められると滅茶苦茶嬉しいし、頬も緩むというものだ。透香もみんなの感想にうんうんと頷いているし、プロ目線から見ても悪くは無かったみたいだ。

 少しホッとしたところで、今度は監督さんが真剣な表情を浮かべながら俺に声を掛けてきたので思わず身構えてしまう。

「佐藤さん。本当に素人とは思えない素晴らしい演技でした。私も長い事この業界で仕事をしていますがここまで役に入り込んだ演技をした役者は数人しか見た事がありません。良いものを見せていただき有難うございます」

「こちこそ皆さんの貴重なお時間を頂いた上に、撮影までしてもらって有難うございます。――また、高い評価を頂き大変嬉しく思います」

「……今見せて頂いたお芝居の内容は私達が撮影しているドラマの内容とも合っていますし、佐藤さんさえよろしければ放送させて頂けないでしょうか?勿論ギャラはお支払い致しますし、放送前に映像を見て頂いて問題があれば編集をしたり、カットしたりします」

「あの、芝居は全てアドリブだったので、台詞など辻褄が合わなくなる部分も出てくるのではないでしょうか?それにいきなり謎の人物が登場したら見ている人も意味不明になると思いますし、最悪作品を壊す事にもなりかねません。私のせいで全てを台無しにしたくは無いので折角の申し出ですがお断りさせて頂きます」

「ご心配はご尤もかと思います。その点に関してはシナリオライター、演出家と相談して佐藤さんが登場する伏線を張れば問題ありません。……多少追加撮影や編集作業が発生しますが些細な事です。それと芝居の冒頭のやり取りが違和感なく導入につなげられる感じだったので視聴者を置き去りにすると言う様な事は無いはずです。なのでその辺りは安心していただけると思います。――佐藤さんの懸念点は解消できたと思いますのでもう一度再考願えないでしょうか?」

「そういう事でしたらお願い致します」

「有難うございます。では細かい点についてご説明させて頂きます。まず、今回撮影したお話の放送日ですが男性が出演するという事で関係各所に確認を取る為一月後を予定しています。次にギャラに関してですが最低五億円は確約致します。詳細な金額については後日場を設けて相談させて頂くという形でお願い致します。また、編集を終えた完成版を事前に見て頂いて問題が無いか確認していただきます。あとは番組宣伝などで佐藤さんの情報をほんの少しだけ流したいのですご許可を頂ければと思います」

「えーと、質問してもよろしいでしょうか?」

「はい。なんでもお聞き下さい」

「ギャラについてなのですが、私は素人ですし芝居も遊びの延長でやっていたので流石にお金を貰うわけにはいきません。なのでギャラは無しでお願いします。代わりにスタッフロールに『友情出演:佐藤拓真』と載せて頂けないでしょうか?――それと他の条件については全てOKです」

 真面目な話透香レベルの知名度や人気、実績があれば高額のギャラが支払われるのは当然だが俺は一般人であり役者経験もゼロの素人だからお金を貰うわけにはいかないし、金銭が発生するほどの価値があるとは思えない。あと芸能事務所に所属していないので何か問題が起きた際に対応できないというのもある。なのでギャラは無しでお願いしたという訳だ。果たして監督さんの返答はというと……。

「ノーギャラでは色々と上層部から文句を言われそうですが佐藤さんの希望という事もありますし私の方で上手く対応いたします。また、スタッフロールにお名前を載せるのは問題ありません」

「分かりました。ではそれでお願いします」

「はい。お任せください。制作陣が一丸となって最高の映像にしてみせますので楽しみにお待ち下さい」

 よし、上手く話しを纏められたな。最初は休憩時間の遊びとして始めたことがまさかこんな大事になるとは思ってもみなかった。本当にこれでよかったのか?という不安はあるが、一度動き出してしまった以上止める事は出来ないので万事上手くいく事を祈って見守っているしかないのだろう。

 ――もう少しで撮影が再開されるし邪魔にならないように離れた所に移動しようかな。

 その後は特に何事もなく順調に進み全てのスケジュールを消化したので、透香も含めて全員で帰る事となった。特に体を動かしたりしていないし、座っていることが多かったのにかなり疲れた。肉体的な疲労というよりも精神的な疲労が大きかったのだろう。今日はゆっくりとお風呂に入って、ベッドでゴロゴロしながらまったりした時間を過ごそうと決めながら家に向かって歩いていくのだった。

 あれから一月半ほど経ち世間が少し落ち着いてきたので少し振り返ってみようと思う。ちなみにここからは後日談的なものになるので了承願いたい。まずは順を追って話をしていこう。

 無事撮影を終えてから二週間後くらいに編集作業が終わった映像を確認したのだが、ほぼ手が加えられていなかったのには驚いた。不要な部分をカットしたり、演出としてCGを差し込んだりすると思っていたのにノーカットでCGもほんの少しだけ使っている程度で本当にこれでいいのか?と何度も監督さんに聞いたほどだ。返答としては下手に手を加えるとバランスが崩れてしまうのでなるべく生の状態で使いたかったという事みたいだ。そこら辺の感覚は俺には分からないが、その道のプロが言うのであれば間違いないのだろう。

 そんなこんなで確認も終わり、関係各所からも問題無しという太鼓判を押されたので無事に放送決定となった。あとは放送日まで色々な番組で宣伝をしていたのだがこれがまた凄かった。例えばこんな感じだ。

『現在絶賛放送中の黄昏時に見る夢は真実かですが、重大告知があります』

『それは気になりますね。もしかして大物ゲストが出演したりするのでしょうか?』

『惜しいですね。確かに大物ゲストですが前代未聞のという言葉が先に来ます。正直私もこの話を聞いた時は冗談か噓だと思っていましたが、真実です』

『随分と引っ張りますが内容を教えて貰っても良いですか?』

『分かりました。――といってもお伝え出来る事は限られているのでそこはご了承下さい。再来週放送の第四十三話は特別拡大版として二時間放送になります。一瞬も目が離せない素晴らしい内容になっているので事前に諸々の準備を整えてから視聴する事をお勧めします。また、友情出演という形で皆様が良く知っているあの方が登場します』

『あの方ですか?私達も良く知っているとなるとある程度絞られますが……ちょっと分かりません』

『苗字にさが付いて、名前にたが付く方です。性別をお伝えするとすぐに分かってしまうので言いませんがほぼほぼ答えを言っているようなものですね』

『…………もしかしてさと――』

『はい、そこまでです。それ以上は駄目です』

『えっ⁈えっ⁈本当にあの方が出演されるんですか?私非公式ファンクラブに入っていますし、放送された映像も全部何重にもバックアップを取って保存しているくらい大好きなんです!』

『私も大好きです。アクティブな方ですし様々な事に挑戦していらっしゃいますが、まさかドラマに出るとは夢にも思っていませんでした。これは世界的にも大変珍しく、貴重ですし今後このような事は二度と起きないと思うので目と心にしっかりと焼き付けておきましょう』

『間違いないですね』

 こういう感じでアナウンサーとゲストとの方が話していたが、最後の方は個人的な感想になっているのはどうなんだろうと思わなくもない。あと相当鈍い人でもない限りあのヒントで俺だってわかると思うし、全然隠す気が無いのも笑ってしまった。

 ただ反響は凄まじくてネットではこの話題で持ちきりだったし、お店のお客様からも色々と聞かれたりしたが見てからのお楽しみという事ではぐらかした。守秘義務契約がある訳でもないので話しても特に問題は無いのだが、ネタバレは避けたかったし驚きや感動を奪いたくなかったので言わなかった。

 とまあ世間を賑わせつつも時間は流れて放送日当日。ちょうど休日に放送されるので彼女達が俺の家に集まって全員揃って見たが恥ずかしくて死にそうになったよ。演じている時は何とも思わなかったけど、冷静な状態で見てみるとあまりにもひどい。棒演技では無いが素人感丸出しだし、好き勝手やっていたのでんっ?と感じる場面もあったりして赤面ものだ。それでも彼女達は大絶賛だったし、沢山褒めてくれたのでそれが唯一の救いだったな。

 これは放送終了後に透香から聞いた話だが、なんと視聴率が百%で歴代最高を記録したとのことだ。これは調査対象世帯全てが『黄昏時に見る夢は真実か』を見ていたことになる。確か俺が居た世界のドラマ最高視聴率は六十二・九%だったはずだから百%という数字がどれだけ異常かお分かり頂けるだろう。

 そしてこの数字はあくまでも日本王国内の話であって、海外からの視聴者は含まれていないのだ。ネットでも同時放送をしていたので世界中に視聴者が居たという事になる。ちなみにネットでの視聴者数は数千万人に及び、アクセス過多で一時配信サイトのサーバーがダウンしたという話だ。これほど多くの人に見てもらえたのは嬉しくもあるが、怖くもある。良い評価があれば当然悪い評価もある訳で、罵詈雑言の嵐とかだったら精神的に相当キツイしそこら辺は見ないのが一番良いのかもしれない。けど気になってしまうんだよな。あまりにも酷いのは見ないようして、あとはAIを使ってある程度危険なのを除外すれば大丈夫かな?たぶん、きっと、おそらく。そんな風に思いつつ調べてみたら全面的に高評価ばかりで拍子抜けしてしまったのを今でも鮮明に思い出せる。

 ――今までは日本王国内だけでちょっと話題になる程度だったが、今回の件で世界的に知られてしまったので今後どうなるか不安ではある。とはいえ俺に出来るのは自衛くらいなので、他国からの干渉や有力者からの手出しなどは防ぎようがない。この辺りは軍警察と国に頑張ってもらう事になる。勿論俺も協力は惜しまないのでなんとしても平和な日常を守りたい所存だ。

 とまあこんな感じでまだまだ熱狂は収まらないが何とか頑張っていこうと思う。

 これが物語だったら成り上がりの第一歩として刻まれることだろうが、生憎と俺はただのバーテンダーだから主人公にはなれない。でも最高の彼女がいて、毎日楽しく過ごせているので例え主人公じゃなくても幸せだから万事良しだ。


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