第七八話
最近はイベントが多かったが勿論毎日仕事をしている。遊ぶにしろ、趣味を楽しむにしろお金が必ず必要になる。お金を稼ぐには働かなくてはいけない。不労所得を得る為の方法は沢山あるが正直リスクとリターンが釣り合っていないし、生活出来るだけの金額を稼ぐには億単位の種銭が必要になるしそれなりの知識や経験が絶対に必要だ。素人が手を出して破産したなんて話は枚挙に暇がないし、金融関係は海千山千の猛者達が鎬を削る戦場だからな。そこに何も知らない奴が現れたら全てを毟り取られて肉片すら残らないだろう。危険を冒さずに汗水垂らして仕事をして、お給料を貰う方が断然良いと俺は思う。勿論リスクを承知で手を出すという人もいるだろうが、まあ頑張ってくださいという感じだな。
それにそこまで遠くない内に結婚する予定だし、子供が生まれたらお金なんて羽が生えて飛んで行ってしまうので、尚更リスクを負いたくないというのがある。まっ、堅実に働いてお金を稼いでいきましょうという事で本日の営業スタートです。
「いらっしゃいませ。こちらのお席にどうぞ」
「こんばんは。お店に来るのが久々になってしまいましたがお元気でしたか?」
「おかげさまで元気に過ごせています。――山田さんはどうですか?」
「私は最近仕事が忙しくて大変ですね。半年後に新商品を発売するのですが販売経路の確保とか、宣伝とかその他諸々で残業続きです。そのせいで佐藤さんのお店に行けないしモチベーションが下がる一方でした」
「お疲れ様です。お忙しい中ご来店下さり有難うございます」
「ふふっ、そういって頂けるだけで仕事を前倒しして終わらせた甲斐があります。あっ、話してばかりじゃなくて注文しないとですね。えっとアレキサンダーをお願いします」
「かしこまりました。少々お待ちください」
アレキサンダーはブランデー、カカオリキュール、生クリームを使ったデザートカクテルだ。味は甘く、まろやかな口当たりのチョコレートケーキを思わせるカクテルになっている。アルコール度数は高めで二十一~二十六度くらいなので飲みすぎには注意だ。同じようなカクテルでカルーアミルクもあるが、アレキサンダーはより高い年齢層が好む味になっている。
「お待たせ致しました。アレキサンダーになります」
「有難うございます。いただきます。うん、やっぱり佐藤さんが作るカクテルが一番美味しいです」
「そういって頂けてとても嬉しいですし、バーテンダー冥利につきます」
「――そう言えばニュース見ましたよ」
「ニュースですか?なにか大きな出来事がありましたっけ?」
「ありましたよ。佐藤さんが四季鳴館学院の特別非常勤講師になったと大々的に報道されていたのですがもしかして見ていませんか?」
「自分の事なので別段ニュースを見る必要もないかなと思いまして確認していませんでした。もしかして変な風に報道されていたりしたんですか?」
「そういった事は一切ありませんでしたよ。ニュースの内容も凄く好意的でしたし」
「そうでしたか。よかったです。てっきり男性に仕事をさせるなんて何事だ!けしからん!という意見も出てくるだろうなと思っていたので安心しました」
「マスコミもその辺りにはしっかりと配慮しているみたいで、特別非常勤講師就任に関しては佐藤さんの意思で決定されており、それを非難するのは佐藤さん本人を侮辱するのと同じですという感じの話をテロップで何度も流していましたし、アナウンサーも口頭で伝えていたので問題無いはずです。もしそれでも批判の意見が出た場合は……」
「そこで言葉を切られると怖いのですが」
「すみません。まあ、そういう過激派は痛い目を見るのではないでしょうかと言いたかったんです」
「なるほど」
山田さんは言葉を濁して言っていたが、男性が自ら決めて行動した事に対して謂れなき批判や中傷をした場合叩かれるし、相応の罰が下るという事だろう。これは俺が居た世界でも同じだし自己満足や自尊心を満たすために他者を攻撃すれば場合によっては逮捕されるからな。ただ、この世界では罰の程度が全然違ってくる。ただでさえ男性に対して異常なほど過保護な上に、今回は軍警察と国が絡んでいるので何か問題が起きれば悪・即・斬となるだろう。強権が発動した時には相手はこの世にはもういない……というのは行き過ぎな考えだが重罰が下るのではないだろうか。
自分の考えに背筋に一筋の冷や汗が流れた所で山田さんがそう言えばという感じで声を掛けてくる。
「思い出したんですけど今回の講師就任の話で佐藤さんの非公式ファンクラブが尋常じゃないくらい盛り上がっているんですよ。連日連夜とんでもない量のスレッドが立てられて情報交換しているんですが私はあまり張り付くことが出来なくて……」
「そういえば非公式ファンクラブがありましたね。従業員の九条と清川も確か会員だったはずです。――しかし私が挨拶をしたのは十分くらいで大した情報は得られないと思うのですが。精々名前が分かったくらいのものでは?」
「それは甘いです。佐藤さんの名前が判明したのはもちろんの事、容姿や声、挨拶が終わった後席で座って他の方と話している様子等々今まで分からなかったことが一気に分かったんです。これはもうお祭り騒ぎになるなという方が無理ですよ」
「今までにも街頭食レポでテレビに出たり、雑誌に写真が掲載されたりしたのですがそれでは情報としては弱かったのでしょうか?」
「いえいえ。かなり……いえ、世界中で話題になるくらいには強い情報でした。ですが!今回はそれとは比べ物にならない情報量でしたから。実際私の会社の後輩なんて家に帰ってニュースを見た後、興奮しすぎて朝まで気絶していたくらいですよ。その後も録画した映像を見たくて信じられない速度で仕事を終わらせて早退しているくらいですから」
「朝まで気絶していたなら病院に行った方がいいのではないでしょうか?それと仕事を進めるスピードが早いのは素晴らしいのですが、絶対に命を削ってますよね」
「彼女も大人ですから危なくなったら休むと思いますし大丈夫ですよ。ただ悪魔の微笑というエナジードリンクをがぶ飲みしているのはどうかと思いますが」
「悪魔の微笑は本当に危険なので後輩の人に飲むのをやめるよう伝えてもらっても良いですか?」
「構いませんが一つだけ質問させてください。市販されているエナジードリンクなんですが、そんなに危ないんですか?」
「危ないです。以前私も飲んだことがあるのですが、全能感と身体から湧き上がるエネルギーが凄まじくて数日寝ないで走り続けられるくらいのパワーが漲ります。頭も異常なほど冴えますし、五感も研ぎ澄まされてまさに超人になったような感じですね。ただ、反動がキツくて二日は指一本動かせなくなります」
「それってコカインやヘロインみたいなものじゃないですか。即座に販売禁止しないと中毒者だらけになってしまいますよ」
山田さんの言う通りなんだが今でも普通にコンビニに売っているからな。スーパーでは見た事が無いけど探せば売っているお店もあると思う。そんなヤバい飲料だがタバコや酒に比べると幾分マシじゃないかなとは感じでいる。効果に対して中毒性も無いし、精神的依存度もゼロなのである意味では安全なんだろうけど、間違って子供やお年寄りが飲んでしまう可能性もある訳でそういう点で考えれば販売禁止も仕方なしではないだろうか。
「今後どうなるかは分かりませんが、今のところ健康被害も出ていませんし当分は普通に売られるのではないでしょうか」
「それはちょっと怖いですね」
「私も何度か飲んでいますが定期健診でも異常は見つからなかったですし大丈夫だと思いますよ」
「うーん、佐藤さんがそう言うなら信じます。――なんか話が脱線してしまったので戻しますね。昨日非公式ファンクラブ会員の間でどうにかして佐藤さんの授業を受けられないか?という話題で盛り上がったんですよ」
「流石に学院の生徒じゃないと無理ではないでしょうか。授業参観とかあればお母さん達は見に来れますが、無関係の人が授業を受けようと思ったら生徒に成り済ましするくらいしか方法が無いのでは?」
「ですよね。スレッドでも四季鳴館学院のセキュリティはただでさえ厳重なのに、男性教師がいるとなれば絶対に侵入なんて無理という結論になりましたし。でも生徒と偽ればワンチャンス狙えるかもですね」
「ちなみに山田さんは四季鳴館学院の制服はお持ちなのですか?」
「…………持っていません。あぁ、私の野望は早くも潰えてしまったわ」
卒業生であれば保管している人もいるだろうけど、見つけ出して借りるのは難しいだろうな。あとは購入するという手もあるが、入学シーズンは終わっているし入手はほぼ不可能。落ち込んでいる山田さんには申し訳ないけど諦めてもらうしかないな。
「あと八年遅く生まれていたら佐藤さんと一緒の学生生活を送れたのに。悔しいです」
「こればっかりはどうしようもないと思いますよ。それに私の任期は二年なので限られた人しか授業を受けることが出来ませんし、外れた人は運が悪かったと思ってもらうしかないかと」
「そうですよね。タイムスリップ出来るわけでもないし、諦めます。それに私はこうして佐藤さんと直接お会いすることが出来るんですからこれ以上望むのは我儘が過ぎますね。ちょっと反省です」
可愛らしく反省のポーズを見せているがこれはこれでグッドだな。スーツを着ている美人がカウンターに向かって頭を下げている姿は嗜虐心を刺激されると同時にいい場所に頭があるので撫でたい欲求もある。どちらにしろ仕事中だし、お客様にやって良い事ではないので黙ってグラスを拭いて欲望を紛らわせる事にする。バーテンダーとは常に冷静沈着で己を律さなければ出来ない仕事だからな。
なんて格好つけた所で山田さんから声がかかる。
「すみません。同じものをもう一杯お願いします」
「畏まりました。少々お待ちください」
最初と同じ手順でアレキサンダーを作り新しいコースターの上に置く。結構アルコール度数が高いカクテルだが二杯目だしまだ大丈夫だろう。これが四杯目とかだと流石にお止めするか、度数の低いカクテルを勧める事になるんだけどね。
「お待たせ致しました。アレキサンダーになります」
「有難うございます。んっ……、ふぅ。――佐藤さんはお店の経営もしているのに教師の仕事もしたら相当大変ではないですか?」
「そうですね。その辺りは大分配慮してもらっていて週三回授業をするだけなのでそこまで負担は無いです。ただ、夜の仕事をしているので生活時間が変わってしまうのは辛いですね」
「あぁ~、確かに。普段寝ている時間に起きなきゃいけないですし、昼の仕事が終わったらすぐに夜の仕事になっちゃいますものね。体力的にも精神的にもかなり負担がかかりそうですし心配です。もし佐藤さんに何かあったらと思うと、心臓がキュッとしちゃいます」
「その点については私の専属医が見てくれているので過労で倒れるという事は無いはずです。学院側からも不調があれば遠慮なく休んで下さいと言われていますし、無理せずに仕事をしていきますので安心して下さい」
「そういうことなら大丈夫……かな。私に出来る事があれば何でも言って下さいね。お店の手伝いでも、家事でもしますので」
「分かりました。その時はお願いします」
こうやってお客様から気を使って頂けるのは本当に嬉しい限りだ。いざという時は力を借りたいと思うが経営者の立場で言えばお客様に心配させてしまうのは駄目だろう。バーテンダーの師匠である叔父がこの光景を見たらお叱りの言葉の一つや二つ貰う事になっていただろうな。俺もまだまだ精進が足りないという事だ。もっともっと努力していかないと目指す頂には到達出来ないんだからこれからも頑張らないといけないな。そして気付きを与えてくれた山田さんには感謝です。
「んっ、ふぅ。やっぱり佐藤さんが作るカクテルは格別ですね。二杯目だけど飽きることなく飲めます」
「アレキサンダーはデザートカクテルなので二杯目だと甘さがくどく感じてあまり飲めなくなる場合があります。なので今回はカカオリキュールと生クリームの量を減らしてブランデーの量を少し増やしてみたのですがお口に合ったようで何よりです」
「当たり前のように飲んでいましたが、そういう細かい所まで考えて作っているんですね。流石です」
「お褒め頂き有難うございます。――今くらいの気温だと重めのカクテルでも美味しく飲めますが、夏場などは炭酸系のカクテルなどもお勧めですよ」
「夏場で思い出したのですが、天気予報で来週から暫く真夏日、猛暑日が続くみたいですよ」
「もっと後に夏が訪れると思っていたんですがいきなりきましたね」
「私も天気予報を見てビックリしました。なんでも一時的に気象条件が重なり合った結果起きるみたいです。室内はエアコンがあるから快適に過ごせますが、一歩外に出たら熱波地獄なので今から通勤が億劫になります……」
「通勤・通学している会社員の方や学生はかなりしんどいですよね。小まめな休憩と水分補給、あとはなるべく日陰を歩くようにするくらいでしょうか」
「ですね。日傘を使えれば体感的に少し涼しく感じるのですが、通勤中には流石に使えませんし」
会社勤めの人は色々と大変なんだな。俺は自宅兼店舗だから分からないが夏場・冬場は相当大変だろうし暑さ対策、寒さ対策をしないとあっという間に体調を崩してしまいそうだ。とは言え決して人事ではない。冷房が効いた部屋から暑い外に出るのを繰り返していると冷房病や寒暖差疲労になるから注意が必要だ。もし体調を崩せばお客様や学院の人達、何よりも彼女達に迷惑をかけてしまうので何としても避けたい所だ。
「暑さ対策として休日に海やプールに行くのも一つの手ですがこの時期に海開きってしているのでしょうか?」
「この辺りだと七月中旬に海開きするはずなので、まだ先になりますね。安全対策が整えられていないので泳ぐ事は出来ませんが海辺で水遊びくらいは出来るはずですよ。プールはこの街に幾つかありますしそのどれもが屋内温水プールなので一年中利用可能ですね」
「おぉ、泳ぐ事は出来なくても十分に楽しめそうですし、ある程度は涼めそうなので海に行くのもいいかもしれませんね。でも移動の事を考えるとプールの方が良いのでしょうか?」
「えっと、もしかして佐藤さんが海やプールに行くつもりなのですか?」
「はい、そうですが何かありましたか?」
「海の場合はまだ人がそこまで多くないので大騒ぎになる可能性は低いですが、プールはパニックが起きます。間違いなく。男性が水着姿で歩いていたら理性を吹き飛ばした女性達が佐藤さんに殺到して確実にレイプされます。それだけでなく女性の方も水着を着ているのでこれでもかと誘惑してきたり、露骨に水着が流されちゃった~とか、動いたら水着がズレてしまったわという感じで裸体を見せつけるでしょう」
「公共の場でそんな事をすれば周囲から白い目で見られたり、非難されたりしませんか?あとそういう場所には監視員や、職員の方がいるはずなので事前に止めるはずですし」
「甘いです。男性の水着姿を見てまともな精神状態でいられる女性はいません。もしいるとしたら悟りを開いた僧侶か神に全てを捧げた聖女くらいでしょう。……でも佐藤さんの格好良さとスタイルだったら僧侶であろうと聖女であろうと我を忘れて襲い掛かるかも」
山田さん、その話は宗教関係者から袋叩きに合うので止めた方が良いです。昔から政治・宗教・野球の話はするなと言われているからね。幸いにも他のお客様の話し声でかき消されたので大丈夫だと思うがこれからは俺の方でも注意して、もし話題に上りそうな時はさり気なく方向転換してあげよう。
「そうなると私が海やプールに行くのは厳しそうですね。残念ですが他の人に迷惑をかけるわけにもいきませんし諦めます」
「一応そういったところで遊ぶ方法が無いわけではありません。海の場合はプライベートビーチがある場所を選べば男性が居ても問題ありませんし、プールの場合は貸し切りが可能な施設を選べば大丈夫です」
「貸し切りとなると物凄くお金がかかりそうですね。何とかお金を工面して行くとしてもある程度人数を集めないと寂しい光景になりそうです。広いプールで数人しか泳いでいないとか楽しさが半減どころかほぼゼロになっちゃいますし」
「確かにそうですね。ああいう場所は大勢の人がいるからこそ楽しいという面もありますから。それに費用も人数が多ければ多いほど一人当たりの金額が少なくなりますしね」
「その辺りは要検討という事で考えてみます」
日本王国にプライベートビーチがあるのかは不明だが、近隣には無いだろうな。少なくとも俺が居た世界では厳密にはプライベートビーチは存在していないわけだし、似ているこの世界でも無い可能性は高い。それとそういう所は基本旅行のついでに訪れる場所だし、当面は連休も無いから無理そうだな。
となるとプールが妥当だろう。雪音達を誘えば喜んで来てくれるだろうし、最近会っていない幼女三人組を誘うのもありだな。あとはお義母さん達……は多忙だろうし来てくれるかは分からないけど誘ってみよう。ついでに日頃からお世話になっている特別警護対象保護課の人達も誘おう。仮に全員が来てくれたら三十人くらいにはなるから十分かな。思い立ったが吉日というし小百合と千歳には今日の仕事終わりに話をして、他の面々にはメールを送っておこう。
「話をしていて改めて思ったのですが佐藤さんって凄くアクティブですよね」
「そうでしょうか?普段は職場と自宅の往復で終わっていますし、もう少し外に出た方が良いと思っているのですが」
「知っているかもしれませんが一般的な男性は滅多に外に出ませんし、遊びに出かけるなんて天地がひっくり返っても無いはずです。その点佐藤さんはお仕事もしていますし、遊びに行ったりもしているので」
「比較すると確かにそうかもしれないですね。たまに家でまったり過ごす分には良いんですが、それが毎日となると逆に苦痛になりませんか?すぐにやる事がなくなって暇になりそうですし」
「分かります。夏休みと同じ感じですよね。最初はやりたい事をどんどんやって楽しいのですが、途中から暇になって朝からぼぉ~とテレビを見てダラダラしている内に夜になって……という只々時間を浪費しているだけになっちゃいますよね」
「まさにそれですね。小人閑居して不善をなすという言葉通り人間暇を持て余すと碌なことをしないですから。仕事なり勉強なり毎日やる事があるというのは大事です」
「仰る通りですね。――なんだか佐藤さんとお話しているともっと仕事に真摯に向き合わなければという気持ちになります」
「そう言って頂き嬉しい限りですが、私もまだまだ若輩者ですしバーテンダーとしてもっと努力していかないとなと思う所存です」
「お互い頑張りましょう」
仕事は何十年と続けるわけだし、人によっては生涯現役を貫いて天寿を全うする場合もあるだろう。途方もなく長い道程をどのように進むかは人それぞれだが、俺は歩みを止めることなく進みたい。その先に孫や曾孫に見守られながら寿命を迎えることが出来ればこれ以上の幸せは無いだろう。
なんだか最終回みたいな流れになってしまったが俺の物語はまだまだ続く。というか彼女ともっとイチャラブしたいし、試してみたいプレイも沢山あるんだ。あの魅惑の身体は何度SEXしようが飽きる事は無いし、ヤればヤるほど彼女達の感度が増していく上にテクニックも最初の頃とは比べ物にならないくらい上達していて、気を抜けば一瞬で果ててしまうほどだ。
もっと回数をこなした先に見える景色を俺は知りたい‼
それが果たされるなら性獣だろうが、性欲の化身だろうがなってやるぜ。




