第六十三話
お義母さん達との顔合わせが終わり、結婚を前提としたお付き合いも許可された。これでようやく一歩を踏み出せた訳だ。人生で初の彼女が出来たし日々の生活もバラ色で毎日イチャイチャして、幸せで満ち満ちた毎日を送るんだろうなと思っていたが現実は儚いものである。
桜以外は全員社会人で仕事をしているので、頻繁に会うことは出来ないし連絡も基本的にはメールで済ませる事になる。イチャイチャしようにも俺は夜の仕事、小百合と千歳以外は昼の仕事をしているので休日くらいしか出来ない。まあ社会人カップルだとこんなものなんだろうがなんか想像していたのとは結構違っていて少しだけ残念だったりする。
とはいえ付き合う前も殆ど恋人みたいな関係だったし、それを考えればあまり変化が無いのも当然なのかもしれない。あっ……変化と言えば大きなのがあった。俺、童貞を卒業しました。これでようやく俺も大人の仲間入りが出来たのでかなり嬉しい。ちなみに彼女達は全員処女だったので初Hの際はえらく緊張したし、上手く出来るか不安で仕方なかったが全て杞憂に終わった。この世界の女性は性行為に付いて学校で勉強しているらしく知識はかなり豊富で、さらに実践訓練もある程度積んでいるので男性が初めてでもリードできるだけの力量が備わっているみたいだ。あぁ、実践訓練と言っても実際に性行為をする訳では無く模型や道具を使って訓練したり、VR空間でマネキンみたいな相手に実践して経験値を貯めて行く事になる。
なので身体は綺麗なままだし、処女膜も確りと残っているので安心して欲しいと言っていたな。
でだ、実際にSEXしてみた感想としてはこの世の極楽を味わったとだけ伝えておこう。まるで別の生き物の様に蠢く膣内が脳が焼き切れるのではと錯覚するほどの強い快感を齎す。更に処女とは思えない程彼女達の感度が凄まじく高かったのでエロ漫画やエロゲみたいな事が実際にあるんだと驚いたほどだ。正直一度これを味わってしまったら二度と抜け出せなくなると思う。
だからこそ確りと理性を働かせて自制しなければ間違いなく肉欲に溺れてまともな生活を送れなくなるので鋼の精神で自分を律するつもりだ。あっ、ちなみに桜はまだ高校生だが問題無い。この世界では女性の結婚可能年齢は十四歳で、付き合うだけなら幼稚園児から可能となっている。また、初潮前のSEXは違法だが初潮後であれば合法なので無問題だ。ペドフィリアやロリコンは大歓喜して咽び泣くだろうが、現実的に考えれば流石に高校生以下と付き合うのは無理があるのではないだろうか?……俺の年齢を考えれば高校生でも若干アウトな気がするがそこは……まあ……ね。多分世間的にも何とかなるんじゃないかなという希望的観測でいきたいと思います。
――これ以上この話を掘り下げると面倒な事になりそうなので終わりにしよう。
話は変わるが付き合ってから一月ちょっとの間今までと大して変わらない日々を送っていたので、ここらで気分を変える為に休日にお出かけしようという話を先週末にしたんだ。街に買い物に行くのも良いし、プチ旅行に行くのも良いし、山登りも楽しいのでは?なんて様々な案が出て検討した結果遊園地に遊びに行く事になった。なんでも俺が住んでいる街から特急電車で小一時間程の場所に超大型遊園地があるらしく、今から予約すればなんとかチケットも取れそうとの事で今週末に皆で遊びに行く事が決定した。
俺が居た世界にもTDLやUSJという世界的テーマパークがあったが一度も行った事が無い。男友達と行くのはなんか空しいし、一人で行ったら絶対に寂しくてすぐに帰る事になるからな。彼女と行かなかったのかって?つい最近まで居なかったのに行けるわけが無いだろう。ということで超大型遊園地に行くのはこれが初めてになる。ワクワクドキドキして少しだけ仕事に手が付かなかったり、なかなか寝付けなかったりした日々を過ごしつつ迎えた当日。出発は午前中なのでかなり早起きして朝から準備をしたり、身嗜みを確認したりと結構忙しかったがなんとか全てを終わらせて集合場所である最寄りの駅までタクシーで向かう。
駅の改札前に着いたのは丁度待ち合わせ時間の十分前だったが、すでに全員が集まっていたので挨拶をする事に。
「おはようございます。お待たせしてすみません」
「おはようございます。私達もついさっき来た所なんですよ」
「そうなんですね。それじゃあタイミングバッチリだ」
「ふふっ、そうですね。まだ電車の時間まで余裕がありますし少しゆっくりしてから行きましょうか」
「分かりました」
雪音と話し終わった後、他の面々にも挨拶をしてから近くにある自販機で飲み物を買って一服する。今日は普段飲まないイチゴオレを選んでみたんだが、甘い。クッソ甘い。砂糖と人工甘味料をこれでもかとぶち込んだ様な舌が麻痺するような甘さに一口飲んだ瞬間身体が震えたよ。二口目を飲むべきか缶をジッと見ながら悩んでいると横から千歳が話しかけてきた。
「拓真さん、顔色が悪いようですが大丈夫ですか?」
「あ、あぁ。ちょっとこのジュースが甘すぎて吃驚してしまって」
「そんなに甘かったんですか?」
「正直人間の飲むものでは無いです。甘い物が三度の飯より好きという人でも半分も飲めないのではと思います」
「そ、そんなに凄いんですね。あの、試しに一口貰ってもよろしいですか?」
「構いませんが覚悟しておいた方が良いですよ」
「分かりました。では頂きます」
千歳が恐る恐る缶に口を付けて一口飲んだ後、無表情で前を向いて微動だにしない。その光景に流石に心配になったので声を掛ける。
「千歳、大丈夫ですか?」
「…………これは駄目ですね。飲んだ瞬間に少しの間意識が飛んでしまっていました。飲む前に覚悟はしていたのですが、そんなものはまるで無意味でした。こんな危険なジュースが市販されているなんて恐ろしいです」
「正直販売禁止にした方が良いと俺も思います。万が一糖尿病の人が飲めば最悪死んでしまう可能性もありますし、健康な人でも血糖値スパイクを引き起こして体調が悪くなる人も居るでしょうし」
「製造メーカーは何を考えてこんな飲み物を作ったのでしょうか?不思議でなりません」
「ここまで激甘なジュースだと売れるとは思えませんし、そもそも試飲とかする段階で危険だと思わなかったのでしょうか?――というか製造メーカーはどこなんだろう?」
缶を回して原材料などが表示されている部分に目を通すと一番下の方にメーカの名前が書いてあった。その名もstairway to heaven。日本語に訳すと天国への階段だ。確かにこれを飲んだ時うっすらとここではない何処かへ繋がる階段みたいなものが見えたからメーカー名に恥じない商品と言える。だが死因が人知を超えた甘さの飲み物を飲んだ為とか末代までの恥だろう。
今後一切このメーカーが発売している商品は買わない様にしよう。どうせ碌でも無い物ばかりだろうし自ら確実に健康を害する食品や飲料を買うのは馬鹿らしいしな。
「一口しか飲んでないけど捨ててきます。中身はトイレの洗面所で流してきます」
「拓真さん。この駅に男性用トイレは無いので私が行って来ます」
「すみません。それじゃあお願いします」
菫に缶を手渡した後戻ってくるまで待つ事に。しかしまだ口の中が甘ったるいよ。緑茶とか飲んで一度口内をリセットした方が良いな。
「ちょっとお茶を買いに行って来ます」
「分かりました。お気をつけて」
一言断ってから自販機に行きお茶を買う。これで少しはマシになるはずだ。ベンチに戻り雑談をしながら菫を待っているとすぐに戻ってきたのでそのまま電車に乗る為ホームへと向かう。
そうして約一時間ほど電車に乗って移動する。他愛も無い話で盛り上がっていたらいつの間にか遊園地の最寄り駅に着いたので、ここからは徒歩で入り口まで向かう。
十五分ほど歩いた所で着いたが午前中にもかかわらず入場口前は長蛇の列だ。見た感じサクサク進んでいるようだがそれでも中に入るには結構時間が掛かりそうだな。待つのはあまり得意では無いので少し苦痛だが仕方ないか。小さく溜息を吐いた所で雪音が声を掛けてくる。
「拓真さん。私達は優先入場券付きのファストパスを購入しているので待つ事無く入場できますよ」
「えっ、そうなんですか?そんな便利なチケットがあったなんて知りませんでした」
「ふふっ、折角の拓真さんとのデートなのに待ち時間が長くてあまりアトラクションを楽しめないというのは避けたかったので。このチケットがあれば優先的にアトラクションやパレードを観る事が出来るので思う存分楽しめますよ」
「おぉ、凄い。そこまで考えて頂いて有難うございます」
「彼女として当然の事です。さっ、行きましょう」
雪音に促されて優先入場口へと向かう。チケットの手配などは全てお任せしていたがまさかここまで気を利かせてもらえるとは思わなかった。こういう気遣いが出来る人は凄く印象が良いし、好感が持てる。とどのつまり俺の彼女は最高という事だ。ニヤニヤしつつ入場口を通り抜けて中へと入るとそこはまるで別世界だった。
マスコットキャラクターが愛くるし動きをしているし、可愛らしいオブジェクトが空中投影されていたり天井を見上げると様々な景色が投影されている。しかも三百六十度全方位から見えるという凄さよ。これはARではなくMR技術を使っているのだろうか?俺が居た世界でも徐々にだがコンテンツが広がりを見せていたが、これは別次元だ。確かMRは専用のゴーグルやヘッドマウントディスプレイを装着しなければ体験出来なかったはずだが、俺はそんなものは付けていない。裸眼で楽しめているのだ。もし技術者がこの光景を見たら感涙に咽び泣くか、狂喜乱舞するんじゃないかな。
かく言う俺もあまりの凄さに口をポカンと開けて棒立ちしているんだけどね。
「随分と驚いていらっしゃいますね」
「透香……。もう驚くなんてものじゃないですよ。だってあそこにいるマスコットがクルクル回って手を振ったり、こうやって手を翳したら園内の情報が載っているボードが現れるんですよ。まるで異世界に来たみたいで滅茶苦茶楽しいです」
「喜んで頂けたようでなによりです。――確か最新のMR技術を採用しているらしく、アトラクションやパレードなども常識を覆すような体験が出来るようですね」
「今でも興奮しっぱなしなのに、これ以上凄いとなるともう想像できません。正直俺の体力と精神力が持つか心配です……」
「適度に休憩を挟みながら遊びましょう。もし疲れたり体調が悪くなったらすぐに言って下さいね」
「分かりました。無理は禁物を第一にします」
折角のデートなのにはしゃぎすぎてダウンしてしまうとか後悔してもしきれないから、ゆったりとしたペースで遊ぼう。ただそうなると今日一日では全部を見たり遊んだりすることは出来ないが、また今度来る時の楽しみにとっておこう。
「それじゃあ最初はどこに行きますか?」
「いきなり絶叫系は少し辛いのでメリーゴーランドやコーヒーカップ等はどうでしょうか?他にもトロッコに乗ってお散歩できるアトラクションもあるみたいです」
「それじゃあ定番のメリーゴーランドはどうですか?」
「賛成です」
「えーと、メリーゴーランドはどこにあるんだっけ?パンフレットを確認しますね。……ここから少し歩いた所にあるみたいなので行きましょう」
とういう事で最初に遊ぶアトラクションはメリーゴーランドになった。子供の頃に親に遊園地に連れて行ってもらった時に乗ったのが最後なので、昔と比べてどのように変わっているか楽しみだ。ワクワクしながら乗り場まで行くと並んでいる人は居なかったのですぐに乗れることになった。
馬には一人しか乗れないのでそれぞれ分かれることになると思ったが、馬車タイプもあるらしく最大四人まで乗れるらしい。俺達は七人なので四・三で分かれる事になるが最初に誰が俺と乗るかで即席じゃんけん大会が開催された結果雪音・小百合・桜が勝者となったのでこの三人と一緒に楽しむとしよう。
「おぉ、外から見た感じだと狭そうに見えたのに中は結構広いんですね」
「確かにそうですね。このくらいゆったりとしたスペースがあれば余裕をもって座れそうです」
「ですね。それじゃあ俺は窓の方を取ろうかな」
「それじゃあ私は反対側に座ります」
それぞれ席に座って少ししたらブザーが鳴り馬車が動き始めた。それと同時に周りの景色も中世ヨーロッパ風に変わりタイムスリップしたような感覚を覚える。心地良い振動や環境音も合わさって臨場感抜群だし、これは子供だけではなく大人も十二分に楽しめるだろう。
「これは凄いですね。本当に馬車で移動しているみたいで楽しいです」
「かなりリアルですよね。私が子供の頃に遊んだときはもっと簡素な感じだったのですが、全然違っていて驚いています」
「分かります。科学技術は日進月歩と言いますが、ここまでくると現実と見間違える人も出てくるんじゃないでしょうか。……それにしても馬車に揺られながら景色を見ているとかなんだか貴族になったみたいに感じませんか?」
「あっ、言われてみると確かに。拓真さんが御当主様で私達は妻という感じでしょうか?」
「状況を考えるとそれが一番しっくりきそうですね。でも雪音・小百合・桜が三姉妹で執事の俺がお付きとして一緒に居るというのもありかもしれません」
「拓真さんが執事…………」
この言葉を最後に小百合が妄想の世界へと旅立ってしまった。雪音と桜はどうだろうかと様子を伺うとこちらも小百合と同じ状態だったのでそっとしておこう。
しかし執事か。タキシードを着て朝早くから夜遅くまで主人の為に尽くしているというイメージがあるが実際の所はどうなんだろうか?使用人が居る家なんてそれこそ大金持ちとか歴史ある旧家・名家くらいだろうし一般庶民の俺には縁が無かったから分からないんだよな。個人的には執事よりもメイドの方が色々と馴染み深い。アニメや漫画でよく出てくるしイメージしやすいし、男に仕えられるよりも女性の方が嬉しいしね。あとはメイド服はヴィクトリアンメイド派、フレンチメイド派が二大派閥として君臨しているが俺としてはヴィクトリアンメイドこそ至高だと思っている。そもそも本来は使用人の仕事着として――頭の中でメイドとは何かを滔々と説明しようとした所で彼女達が現実へと帰還した為思考を切り上げる。
「おかえりなさい」
「お恥ずかしい所をお見せしてすみませんでした」
「いえ、お気になさらないで下さい。因みに俺の執事姿はどうでしたか?」
「もう、大変素晴らしかったです。拓真さんに着替えを手伝って貰ったり、添い寝をして頂いたり、お風呂で身体を洗ってもらったりと最高でした」
「数分でそこまで進んでいたんですね。ま、まあ喜んで頂けたならよかったです?」
「すみません。今のは聞かなかったことにして下さい。つい口が滑っただけなんです」
「分かりました。俺は桜から何も聞いていないので大丈夫ですよ」
「有難うございます」
耳まで真っ赤にした桜が恥ずかしそうに俯きつつお礼を言う。もう可愛すぎかよ!ただでさえ美少女なのにこんな仕草をされたら愛しすぎて抱きしめたくなってしまうじゃないか。いや待てよ。ここには俺達以外誰も居ない訳だし問題無いんじゃないか?
「桜、抱きしめても良いですか?」
「はい。いつでもどうぞ」
隣に座る桜が手を広げてウェルカムサインを出したので優しく抱きしめる。その瞬間甘い香りが鼻孔を擽り、華奢なのに柔らかくて心地良い肉感に包まれる。おっぱいもムギュっと俺の胸板に当たり滅茶苦茶気持ち良い。しかも桜は女子高生という最高のステータスを持っているので相乗効果で天にも昇る心地だ。もう一生このままで居たいと心底思うが雪音と小百合も居るしずっと抱きしめ合っている訳にもいかないか。非常に残念だが堪能出来たしここら辺で終わるとしよう。
そっと桜から身体を離すと『あっ……』という名残惜しそうな声が耳朶を打つ。思わずもう一度抱きしめそうになったがグッと堪えて、かわりに頭を優しく撫でてあげる。目を細めて心地よさそうな表情を浮かべているし、多少は寂しさも紛れたかな。
さて、欲望のままに行動してしまっていたがここからは自制していかなければと自身に言い聞かせた所で小百合と雪音が口を揃えて言の葉を紡ぐ。
「「拓真さん。もしよろしければ私も抱きしめてもらえないでしょうか?」」
「分かりました。では順番にしますね」
「「よろしくお願い致します」」
可愛い彼女に上目遣いでお願いされて断れる彼氏がいるだろうか?いや、いない!という事で小百合、雪音の順番で抱きしめる事に。桜も結構おっぱいが大きいが二人はそれ以上なので身体に当たった感触が凄まじい。ぐにょんと押し潰されて形を変える程で、柔らかさもマシュマロを超えているのではと感じる程だ。そして女性らしい体付きなので密着しているとエロさがマシマシだ。俺のムスコが『おっ、出番がきたか?』と臨戦態勢に入ろうとするのを必死に押し留めているくらい凄い。流石に密室で三人連続で抱き締めると理性の箍が外れそうになるな。今後は気をつけないと取り返しのつかない事をしそうなので注意しよう。そう心のメモ帳に書いた所でブザーが鳴り馬車が停止する。
長いようで短い時間は終わりを告げ、他の皆と入り口で合流する為馬車から出る。全員が集まった所で透香が訝し気な表情を浮かべながら声を掛けてくる。
「あら?拓真さんの頬が赤いですが何かありましたか?……他の三人も少し様子がおかしいですが」
「えっ?い、いや何もありませんよ。テンションが上がってはしゃいでしまったのでそのせいかもしれませんね」
「そうですか」
そう返事をしたものの内心ではかなり焦っている。もしバレてもそれじゃあ私にも同じことをして下さいと言われるだけで終わるだろうが、何となく後ろめたさがあるんだよな。このままだと気持ち的にスッキリしないので後で透香達も可愛がってあげよう。その機会は絶対に来るはずだ。たぶん……。
「それじゃあ次はどこに行きましょうか?ここから近いアトラクションは回転ブランコとバイキング、あとは迷路なんかもありますね」
「私は回転ブランコかバイキングが良いです」
「そうね。メリーゴーランドでまったりとした時間を過ごしたし、次は少し刺激的なアトラクションで遊ぶのも楽しそうだわ」
「ふむふむ。千歳と菫の意見に俺も賛成です。みんなはどうですか?」
「賛成です」
「それじゃあ次は回転ブランコに行ってみましょう」
他の人達からもOKを貰えたので次はスリリングな体験が出来る回転ブランコで遊ぶ事になった。乗り場まで行くとこちらは少し長めの列が出来ていたが俺達はファストパスがあるので並ぶ事無く優先的に案内された。このアトラクションには二人で乗れるタイプと一人で乗るタイプがあるが二人用は全て他の人が乗っているので一人用のみしか空いてないらしいのでそれぞれ分かれて乗る事に。とは言え全員が近い椅子に座っているので心細くはない。
さて、メリーゴーランドではかなり驚かされたがここではどんな演出を見せてくれるのだろうか?いや、待てよ。空中に浮かんでクルクル回るだけだし、もしかしたら何も無いという可能性もある。それはそれで周囲の景色を楽しんだり出来るし何も問題は無いんだけどさ。そんなことを考えている内にゆっくりと上へと上昇していき、結構な高さまで上がった所で徐々に回転していく。
ドキドキとワクワクを胸にいざ往かん!




