表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
瑠壱は智を呼ぶ  作者: 蒼風
カウントダウンSS
7/36

連載開始まで後2日/西園寺瑠壱・佐藤智花

※本稿は『瑠壱は智を呼ぶ』が連載開始するまで毎日更新されるカウントダウンSSです。

※メタ空間となっております。作中の出来事とは一切関係がございませんのであらかじめご了承ください。

西園寺(さいおんじ)瑠壱(るい)「『瑠壱は智を呼ぶ』連載開始まで後2日。本日のカウントダウン担当は俺、西園寺瑠壱と」


佐藤(さとう)智花(ともか)「私、佐藤智花がお届けします。よろしくお願いしますね(ニッコリ)」


瑠壱「ちょっとタンマ」


智花「何?どうしたの?」


瑠壱(お前そんなキャラじゃないだろう。カウントダウンはキャラクター紹介の場でもあるんだから、もうちょっと素を出してくれ)


智花(嫌よそんなの。人気下がっちゃうじゃない)


瑠壱(どのみち時間の問題だろ……作品が進んでけば本性なんて隠せないんだから)


智花(うっさいわねぇ……本性だったらアンタも大概でしょ。何かっこつけてんのよクソヘタレが)


瑠壱(なっ……!ヘタレはないだろう、ヘタレは。むしろヘタレと言えばお前の方がヘタレだろうに)


智花(なんですって?言ってくれるじゃないこのクソ童貞のヘタレ陰キャが)


瑠壱(それ、半分くらいは自分に跳ね返ってるからな)


智花(はぁ?んなわけないでしょ、馬鹿じゃないの。長年の日陰暮らしで頭まで腐ったわけ?)


瑠壱(口が悪い、口が。ヒロインの使う言葉じゃないだろう)


智花(そもそもそのヒロインってのが納得いかないのよ。なにそれ。ヒロインってことは恋愛に発展するかもしれないってことでしょ。ごめんよ、ごめん)


瑠壱(ほう……ならお前が今でも漫画を描いているのは別に何の意味のないってことだな?)


智花そうよ


瑠壱(昔俺と約束した「一緒に漫画を描こう」っていう約束は全く関係ないんだな?約束が無かったことになっちゃいけないと思って、とっさには難しい絵の方を磨いたのもなんの関係も……あ)


智花(な、なに。どうしたの?)


瑠壱(えー……大変なお知らせがあります)


智花(何)


瑠壱(今までの会話、全部筒抜け)


智花「ギャーーーーーーーーーー!!!!」


瑠壱「その悲鳴もヒロインとして……まあいいか」


智花「ぶつぶつぶつぶつ……(信じられないなんでこんなことにこのままじゃ人気なんてがた落ち……そうだ難だったらこの男ごと葬って)」


瑠壱「えー……一人使い物にならなくなってしまったけど、『瑠壱は智を呼ぶ』の連載開始は2日後。ちなみに、明日の担当も一人は俺だから、まあ、そんな感じでよろしく」


智花「あああああぁぁぁぁぁぁぁあああ……」


瑠壱「……それじゃ、また明日」

※次回更新は明日(6/14)を予定しております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ