#94 動き
大変遅れました。
その割には文章が少ないです。すいません
時間が欲しいヨォ
九十四話です、よろしくお願いします!
学園の裏山を越えた所にある森に、瀕死のカロスがよろめきながら歩いていた。
左足を大怪我していて、左足を引きずりながら歩いている。
あれだけの実力を見せた『六仙』とは思えぬほどボロボロだ。
「ハァ、ハァ、ハァ………な、なんでアイツがこんなところにいたんだ…………」
カロスは一度後ろを確認すると、木にもたれかかって荒く息をする。
「本来は僕の役割じゃ………ハァハァ、ないのに………ハァハァ」
カロスは懐から黒い液体の入った瓶を取り出し、中身を飲み干す。
「んく、んく、んく………ぷはっ…………」
カロスの体が一瞬光り、彼女の身体の傷が癒えていく。
気色も良くなっているが、体力や血液はそのままなのか、まだ体に力は入らないようだ。
「はぁ…………危なかった………奴が現れるなんて誰も予想出来っこないよ」
カロスが木にもたれ掛かりながら愚痴っていると、足音が森の奥から聞こえてくる。
「くくく、かなりしてやられたようだなカロスゥ?」
現れたのは白衣を着た男だった。
「ふん、君だって。自分が手を加えた改造人間がボロボロにやられていたじゃないか」
「くくく、あれは元より失敗作のようなものだ…………戦闘能力が高いから手元においているだけよ…………くくくく」
不気味な笑いかたをする白衣の男にカロスは不快そうな顔をする。
「何だよ、冷やかしに来たのなら放っておいてよ。僕、今ものすごく腹が立っているんだ」
「あぁ、そうだったそうだった。そろそろ晩餐会の準備でもした方が良いんじゃないのかな?と思って伝えに来てやったんじゃよ」
「ふぅん、そろそろなんだね。どうもありがとう」
カロスは全く気持ちの籠っていない形式上の感謝を述べると、すたすた歩いていってしまった。
「くくく、どいつもこいつも馬鹿ばっかり……………六仙と言えども所詮、ただの悪魔よのう……………くくくく」
白衣の男はひとしきり笑うとポケットからいくつかの種を取り出して、地面にばら撒き、その上から試験管に入った液体をかける。
すると、種が光り、周りの土や木を吸収しながら段々大きくなっていく。
そして、光が収まる頃には三つの顔をもつ犬のようなモストロがそこに立っていた。
大型のモストロで、全長は4メートルありそうだ。
「くくくく、番犬に相応しいな。そうだな………名前はケルベロスとでも名付けるか」
白衣の男は今度は首輪を取り出して、ケルベロスに装着し、魔方陣を首輪に刻み付ける。
「ケルベロスよ、ワシから1つ、任務を授ける。今宵の晩餐会の番犬にあたりなさい」
「グルゥワ……………ッ」
ケルベロスが低く唸った
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