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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第三章 白の陰謀と黒の愚策
92/201

#91 轟く雷鳴

忙しくて中々書けていません…………


九十一話です、よろしくお願いします!

その甲冑はいつもよりも更に黒く、幾つかの紺色のラインが入っており、両肩部には化け物の歯のようなものが付いていた。

額からは()()()が生え、後頭部から背骨の中間点にパイプのようなものが繋がれていた。


目を覆うゴーグルのようなものは紫色に光り、ふくらはぎ、肘、背中の部分に大きな噴射口が取り付けられていた。


そして身体の周りには瘴気を纏い、その恐ろしい見た目に拍車を掛けていた。


「″ふむ、何となく出てきてしまったが、六仙が先程まで………3人もいたのか。残念だ“」


レイン(?)は手をパキパキと鳴らすと、右手を天に掲げる


「“穿て、雷撃“」


その一言で一気に雷雲が集まり、大きな雷を自身の周りに落とす。


轟!と音が響き、強烈な衝撃波が周りを襲う。




「?!雷の音?!何なんだ、この威力の雷はよォ!」


その音は遠方にいたカフにもしっかり届いていた。


「やっぱ向こうで何かあったのかァ?悪ィ、ここは任せたぞ!」


カフは組員達にその場を任せると、雷の音が聞こえた方に駆けて行く。


「あんな雷を撃てるやつなんてそうそういねェぞ……………それこそ、王宮直属の魔法使いが集まってようやく撃てるくらいだぜ……?」


カフは思わず身震いをする。


「もし単体であれが撃てたとしたら……」


間違いなくこの学園は無事ではすまない…………

カフがそう思ったときに現場に付いた。

木々を抜けた先に見えた光景にカフは唖然とした。


「″む、なんだまた1匹増えたのか…………“」


首を鳴らしながら佇む化け物がいた。


周りにはクレア、リオン、レン、バン、ポット、そして組員が倒れていて、全員がほとんど戦闘不能だ。


更に、カガリ、カフは初対面のカロスも倒れていた。


「何なんだ……………これ…………」


「早く…………逃げなさい…………」


「……?!姉御!これは一体………」


かろうじて意識があったクレアにカフが駆け寄る。

レイン(?)は邪魔することもなくカフをクレアの元に行かせる。


「何者かが………レイン君の体を操って、暴れているの……」


「アニキが?!」


「ただでさえ強い『ファントムサモナー』の力が更に増大されているわ…………私たちも十秒でさえ持たなかった」


クレアが震える手でカロスを指差す。


「彼女は『六仙』の1人だけど………瞬殺されたわ…………」


「!?」


カフの顔が強ばる。


「貴方は早く逃げなさい…………このままだと………貴方まで…………」


クレアはそこまで言って意識を失った。

息はしているので生きてはいるようだ。


「″お話はすんだか?“」


「あたぼうよ、テメェ、アニキの体を乗っ取ってただですむと思うなよ?」


カフの挑発をレイン(?)は笑い飛ばす。


「″やれるものなら、やってみるのだな“」


両者は一斉に動き出した。

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