表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔使いの落第者  作者: Bros
第三章 白の陰謀と黒の愚策
87/201

#86圧倒的なチカラ

八十六話です、よろしくお願いします!

「構えな、怪我するぜェ」


俺は左手を狼擬きとカガリに向けて人差し指で挑発した。


何故だか今の俺は負ける気がしねェ。

体の中からエネルギーが溢れて止まらない。


高ぶっているのか………俺の視界には奴らしか映らねェ、この場に俺達3人以外誰もいないのかと思うくれェだ。


あぁ、体が疼く、速く動かせと脳が命令して来やがる。


良いぜ、答えてやるよォ。




カフの覇気が明らかに変わったことでカガリとフェンリルは警戒を強めた。

それもそのはず、今彼らが立っている空間はカフの覇気によって激しく揺れている。


この世界での『覇気』とは発信源のモノが纏う魔力によって出来る空間のような物を指す。

例えばラディが自分の魔力を解放したとき、色の付いたオーラが現れることがある。

これは『覇気』によるものだ。


魔法であれば魔力を一定の形にして出現させるが、『覇気』は型どらずにただただ魔力を垂れ流したような状態のことを指す。


一見すれば無駄なように見えるが、相手に対して牽制をする際に『覇気』という不規則な魔力の“波”を放つことで魔法のような固まった規則正しい“波”をぶつけるよりも相手が魔力の“波”を理解しづらいので『覇気』は生物ならば本能的に起こすものなのだ。


そしてもちろん魔力の量、質が強ければ強いほど『覇気』もまた強くなる。


そして今、カフの覇気は明らかに空間を揺らしている。

これはかなり強い部類に入る。


ゆえにフェンリルとカガリは迂闊に手を出せない。


「ほら、どうしたァ?来ないのか?」


分かりやすくカフが挑発する。

とうとうフェンリルは耐えきれなくなったのかカフに向かって一気に駆け出す。


「個体名:フェンリル、それは危険です。今すぐ後退を…………」


よほど頭にきていたのかカガリの警告を無視して木々の間を駆け抜ける。


「グラァァッ!!!」


そして不敵に笑みを浮かべるカフ切り裂こうと腕を振り抜いた時。


「掛かったな?」


カフの一声がフェンリルの耳に届いた瞬間、カフは人外の速度で攻撃を避け、体を後ろに反った体勢からフェンリルを右手で殴り飛ばした。


「グァッ?!」


フェンリルが驚く暇もなく瞬間移動でもしたかのようにカフがフェンリルの目の前に現れ、フェンリルの顔面を掴む。


「ダッラァッ!!!」


そしてフェンリルの頭を地面に叩き付け、クレーターを作る。


「個体名:フェンリルの保護を開始」


カガリが純白の鎧を揺らしながらカフに接近し、拳を振り抜くが、カフはそれを真正面から拳で相殺する。


レインの使う『ファントムサモナー』の装甲さえ物ともしなかった拳を生身の人間が受け止めた。


「っ!?」


驚いたカガリは大ジャンプして飛び退く。


「無駄だぜ、今の俺は既に自分の限界よりもずっと上にいる。そう易々とやられねェよ。」


カフの覇気がさらに強くなる。


カフの圧倒的な姿を見て組員を含むその場の者達はカフの勝ちだと確信した。


そんな空気の中、拍手が聞こえる。


「いやはや素晴らしいな、これは非常に喰いごたえがありそうだ」


明らかに異質な雰囲気を纏った黒服の男が森の奥から拍手をしながら歩いてくる。


「テメェ、ラディではないな?」


カフの質問にその男は高笑いをする。


「ハハハハハっ!!このワタクシがあんな羊擬きと同じ?笑わせてくれますね」


男は黒服をバサリと脱ぎ捨て、その姿を現す。


「自己紹介しておこう」


その黒い羽はあらゆる者を恐怖に陥れ。


「ワタクシの名前はオニオ。またの名を『六仙』の1人、メフェストフェレス(光を愛さない者)ですよ」


オニオの口が三日月に割れた

コメント、評価を頂けると大変嬉しいくて嬉しいくて嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ