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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第三章 白の陰謀と黒の愚策
84/201

#83 リーダーの帰還

八十三話です、よろしくお願いします!

「六仙…………ラディと同じ組織の………」


「そうだよ!幸運だね!人生の中で僕に会えるなんて!」


その覇気に似合わぬ笑顔を振り撒くカロスに一同の体は強ばる。


「学園を何度も襲撃して、一体何のつもりぃ?」


「それは僕には答えられないね、僕らは僕らの信念に従って動いているから」


レインの質問を軽く流すと、カロスは黒いオーラを纏いながら空中に浮き始める。


「さぁ、始めようよ」


カロスの周囲に幾千もの魔方陣が浮かび上がる。


「楽しい楽しい舞踏会を………さ!」




カロスが参戦した頃、前線のモストロの数も激増していた。


「第六作戦班、持ちません!」


「第二作戦班、重傷者が過半数を越えました!」


「引け!己の命を優先しろ!」


あまりにも多い大軍に段々と前線の維持が困難になっている。


テリアも戦闘に立って鬼神のごとくモストロを捌いているが、傷が目立ち始めている。


「くそっ!このままでは持たないぞ!」


「副総長!何かが接近してきます!」


テリアが困難な状況に焦りを覚えていると、後方の組員から報告が入る。


テリアがその組員の視線の先を見ると


「ラディ…………!!!!」


先程までレイン達と戦っていたラディがゆっくりとこちらに歩いて来ていた。

傍らには狼のモストロとカガリが控えている。

テリアは前回の敗北を思いだし、苦渋の表情を浮かべる。


「フハハハハッ!!いつぞやの小僧じゃねぇか」


「貴様!この襲撃は貴様の主導か!!」


「クハハハハ!そうと言ったら?」


ラディの煽りにテリアはクローを向けて答える。


「潰す」


テリアが少し光ったかと思うと辺りのモストロをなぎ倒しながら100メートルほど先のラディに急接近する。


そして、10秒も待たずにラディの前まで辿りつくと、クローを思いっきり振り抜く。


「クハハハハ!また恥を晒したいか!!」


しかし、クローを掴まれてしまう。

ただ、テリアは前回の敗北を無駄にはしていない。

まるで予想していたかのようにスルリとクローから手を離すと左足を軸に右足でラディを蹴り飛ばす。


そして、追いかけるように走り、ラディの近くまで寄るともう片方のクローを振り抜く。

が、そのクローの刃はラディには届かない。


「グルルルルルルルル」


二足歩行をしている狼のモストロがテリアのクローを掴んでいた。


「何っ!?」


「グラァッ!!」


雄叫びと共に放たれたパンチをモロに受けたテリアは先程のラディよりも吹き飛び、地面を転がる。


「か、カハッ!な、なんて威力だ」


あまりの威力に喉の血管が切れたのか、血を吐くテリア。


「グラァッッッッ」


そんなテリアに容赦なくモストロは蹴りを食らわせてテリアを転がす。

そして足でテリアの頭を踏みつける。


「が、ぁぁぁぁぁぁ!!」


テリアの悲痛な声が響き渡る。


「副総長!」


「グラァァァ!!」


助けようと近づいた組員をモストロは殴り飛ばす。


そして組員は木に激突し、意識を失う。

かろうじて息はある状態だ。


「さて、やってしまえフェンリル」


フェンリルと呼ばれたモストロはテリアにトドメを刺そうとして。




「おい、一体誰のダチに手ェ出してんだァ?」


潰された。


「り、リーダー………」


カフが何とか前線に着いたのだ。


「すまねぇなテリア、またお前に無理をさせちまった。これを飲みな」


カフはテリアにポーションと呼ばれる回復魔法代わりになる薬を飲ませる。

すると、テリアの体の傷が少しづつ塞がっていく。


「他の怪我人にも渡した、何とか全員無事だ。テリア、お前のお陰だ、ありがとう」


「へへ、リーダーが帰ってきたなら何でも良いさ、お帰り、リーダー」


「ただいま…………後は任せておけ」


カフがそう言うとテリアは頷いて組員に支えられながら後ろに撤退していく。


「グルルルル」


先程潰されたはずのフェンリルが立ち上がり、カフを殺意に満ちた目で睨む。


「チッ、仕留めたと思ったんだが、なかなかにしぶといなァ」


カフは大剣を構え直し、フェンリルと対峙する。


「来な、化け物。メタメタにしてやるよ」


両者が一斉に駆け出した

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