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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第三章 白の陰謀と黒の愚策
75/201

#74 悪化する事態

七十四話です、よろしくお願いします!

召喚(サモン)!エーデルヴァイス!!DEVILWARNING!!!』


どこからか聞こえる無機質な声と共に嵐が収まり、黒光りの甲冑が姿を顕す。


おいらは腕から2本のブレードを出すと、トリムーの周りを走り始める。


体がとにかく大きく、固い甲羅に守られたトリムーを倒すのは多分至難の技。

まずは弱点を見つけないと……。


おいらがそう考えながら走っていると、トリムーがこちらに気付き、角で攻撃をしてくる。


「はやっ!?」


これほどの図体とは思えない速さで角が迫ってくる。


『魔力障壁!!』


ヴァイスが障壁を張り、何とか一命を取り留める。


「あ、ありがとヴァイス」


『早く構えなさい!すぐにまた攻撃が飛んでくるわよ!』


ヴァイスがそう言った矢先にまた攻撃が来た。


「っ!!ジェット噴射点火!!」


おいらの両腕からブレードの代わりに噴射口が出て、火が付く。

そして、その推進力においらの体が引っ張られて何とか攻撃をよける。


「あ、危なかった……」


『ボサッとしない!来るわよ!』


また角が突き出される。

が、今度は避けずにおいらは真正面から角を受け止める。


「ヴァイス!出力をあげるよぉ!!」


『りょーかい!』


ヴァイスがそう答えるとおいらの甲冑から無数の噴出口が出てきて一斉に点火する。


「ぐぬぬぬぬぬぬ!!」


「ギリョウウウウウウ!!」


体にすんごい負荷がかかってる……!

いったぁぁぁぁい!


けんども、おいらが痛がったところで相手は引いちゃくれない。

真向勝負の力比べは今のところ拮抗してるけんど、いつこのジェット噴射が切れるかわからない。


なら、ここで仕掛ける!!


おいらは体をひねって角の下に回り込み、自分の体を支点にしてトリムーを持ち上げる。

本来なら潰されるような重量だけんど、今は頑丈な甲冑を着ている。


そして、そのままトリムーを回転させて、ひっくり返す。


『今よ!』


「うん!」


おいらはジェット噴射の出力を更に上げて無理やり角の下から脱出して、空中へ8メートルほど飛び上がる。


噴出口をしまってブレードを取り出し、構える。


「ふぅぅぅううう…………」


焦点をトリムーのお腹に当てて、体を一気に落としていく。


「ツインソードストライク!!!!」


おいらの必殺技が炸裂して、トリムーの体が真っ二つになった………。


ばずだった。



「ぎりょぅヴなぁぁあらはたはたわだあ」


真っ二つになったトリムーがいきなり奇声をあげたと思うと、トリムーの体が段々復元されていく。


「な、なにが…………」


思わずおいらは狼狽えてしまう。


「先輩…………これは中々にヤバいですよ」


リオンさんの声が震えている。


「復元されたモストロはパワーアップすると書いてあります」


おいらは不味い!と思いすぐに攻撃を踏み出したものの、トリムーはどこかへ飛び去っていってしまう。


「まずい!逃げた!!」


「先輩、あっちの方向は私たちが目指しているところです!」


「なら、すぐに追いかけよう!」


『ならまずは車掌を説得して早く汽車を出してもらいましょ。もうこの状態は持たないわ』


「ん、分かった」


おいらは武装を解除してふらつきそうになるけんど、何とか踏ん張る。


「君たち、大丈夫かね!」


向こうから車掌さんが走ってくる。


丁度良いや。


「では私が交渉してきますね」


リオンさんが車掌さんに話しかけにいく。


どうやら諸々の事情は伏せて此処にまたトリムーが戻ってくると脅かすと車掌は顔を真っ青にしてすぐに汽車を出すと言ってくれた。


早くしないと…………!

コメント、評価をしていただけるとありがたいです。

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