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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第二章学園祭
53/201

#52日常

五十二話です、よろしくお願いします!

「えっほえっほ」


「あと13件よ!」


「残り2割だぁ!」


おいらはいつものごとくトレーニングがてら新聞配達をやっていた。

ようやく日が昇ってきた頃で、爽やかな風がおいらの頬をなでる。


「それにしてもタイムが良くなってきてるわね、やっぱりトレーニングのお陰なのかしら?」


「そう、なの、かなぁ、?」


ヴァイスは浮いているからなんともないかもしれないけんど、おいらはもう30分は走り続けているので体力が切れかけている。


確かに速くはなっていんだけんど、速くは走られれば走れるほど多くの配達を受け持つことが出来る。

つまり、足が速くなればなるほど配達量が増えて走る距離は長くなる。

だからおいらが余裕を持って配達出来る日は中々に遠い。


「それにしてもアンタって本当に能力が低いのね、かなりトレーニングしているはずなのに理想の成長スピードでは無いわね」


朝から辛辣な事を言ってくるなぁ…………


ヴァイス曰くおいらの成長スピードは常人の半分程度だそうだ。

つまり普通の生徒が5時間特訓した成果を出すためには10時間特訓しないといけん訳だね。


「せめてその代わりになる特殊な力とか、突出した特技があれば良かったけれど、アンタ料理に全ての才能をつぎ込んだのかってくらい料理以外がダメね」


な、なんでそんなにいじめるんだよぉ…………

昨日コーヒーのブラックを飲ませてしまった事をまだ恨んでいるのかなぁ………ヴァイスが飲みたいっていったから渡したんだけんど


「べ、別に昨日の恨みとか、そんなんじゃないんだからね!勘違いしないでよね!」


もう言っちゃたよぉ



新聞配達が終わると羽ペンと紙を用意して料理のレシピを書いていく。

なるべく丁寧に。


今回、1本で結構値の張る羽ペンを買った。

どれくらいかと言うと寮の家賃1ヶ月分だ。


紙は普及しているので安い。


「にしてもまさか出版社から料理本のレシピ提供を依頼されるとはね~」


「ま、アンタってそこそこ料理美味しいし、当然なんじゃない?」


誉めているのか誉めていないのか……………多分誉めてるんだろうなぁ


おいらが高いペンを買ってまでレシピを書いているのはちょっとした見栄だ。

今は活版印刷術が発展して、パチパチボタンを押せば文字が打てるようになり、その並びを使えば大量に刷ることが出来るようになっている。


なので、本来であればこんなに清書をしなくても最後は文字を向こうの人が打つので問題ないのだけんど、たま~に、ごくごくたま~に元のレシピを店頭で公開する店がある。

それも直筆の。

もしそこでかすれた文字があるなんて事になったら恥ずかしくて仕方がない。

しかも書いたペンの商品名を何故か提出用紙に記入しなければならないのだ。


これで手作りなんて引っ張りだしたら、羞恥以外の何者でもない。


よっておいらは高めの羽ペンを使っているんだ。


「あ、そろそろ学校かぁ」


登校の時間帯になったのでおいらは着替えると軽い朝食を食べて学校に向かっていく。


「いよいよ今日ね」


ヴァイスが道を歩くおいらの肩に乗りながらそういう。


「うん、今日は」




「生徒会長に直談判しに行く日だ!!」

コメント、評価を頂けると作者が嬉しさでドリルを使ってブラジルに行きます

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