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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第二章学園祭
51/201

#50生徒会

五十話突破!よろしくお願いします!

ネリック王国国立学園の生徒会執行部は忙しい。

会長の席には資料、申請者が山積みになっている。


それを高速で捌く男子生徒と次々と書類を厳選する女子生徒がいた。


男子生徒の方はこの学校のトップと言っても良いであろう重役───生徒会執行部会長………いわゆる生徒会長だ。


6年生、生徒会長のシュウビ


彼は公爵家の跡継ぎで政治的な分野を学ぶためにこの学園の門を叩いた。

容姿端麗、成績優秀。成績は特に他の追随を許さない程の圧倒っぷりである。

生徒会の運営は非常に円滑に進めており、その手腕が伺える。


そして女子生徒の方はその会長を支える副会長6年生のエアリアス。


彼女は伯爵家の令嬢でシュウビの許嫁である。

顔立ちは美しく、能力も勉学、戦闘共に優秀だが、他人に冷たく、氷のような眼差しを向けることから氷の女帝と呼ばれる。

いつもシュウビの事をいけすかない男と言いながら常に行動を共にするので実は熱愛との噂は後を絶たない。


「エアリ、この資料は本当に生徒会用なのか?」


シュウビが三枚ほどの資料をエアリアスに見せる。


「要ります、本来は学園側の処理対象ですが、学園は度重なる襲撃のせいで手が回っていないのです」


そう言ってエアリアスは突き返す。


「エアリ」


「何ですか」


「今度の日曜日何処かへ出掛けないか?」


シュウビの言葉にエアリアスはどこからか出したハリセンで頭を叩く。


「バカな事言ってないで手を動かして下さい」


「動かして────」


ギロリと睨まれるシュウビ。

実際彼の手は休むことなく動いており、軽い残像が見える程には高速で書類を処理している。

しかし、睨まれたら何も言えないシュウビは若干しょんぼりしながら作業を続ける。


生徒会執行部に在籍している生徒は総勢12人。

各学年2人づつ選出されている計算になる。


今いるのは4年生の執行部員2人と5年生の書記が1人だ。

この会長と副会長の掛け合いは今に始まったことではないので彼らにとっては慣れっこだ。

また痴話喧嘩してるよ、位の感覚だ。


「エアリ」


「今日の夕食はシチューです、寮に帰るまで我慢してください」


名前しか呼んでいないのに会話が成立する。

これには流石の執行部員達も苦笑いである。

この2人は男女ではあるものの婚約者と言うことで同室を許可されている。


貴族の子どもではあるが、公爵家ともなれば家は厳しいし、許嫁となれば花嫁修業を済ませるので2人は家事が苦手ではない。


専属のコックに………等と言うことにはならない。


「エアリ」


「ダメです」


「エアリ」


「ダメです」


「エアリ…………」


「っ、そ、そんな悲しそうな声を出してもダメです。こんな忙しい時に出掛けるだなんて」


最早テレパシーである。


「エアリ、俺はキミと出掛けたいからこんなに仕事を頑張っているんどけど」


「ば、バカなこと言わないで下さい!!」


しかし、冷たくしているとはいえ、内心は満更でも無いのだろう、エアリアスの頬が若干赤くなっている。


シュウビはようやく諦めたのか、今度は目に見えぬ速さで書類を捌いていく。

ただ、チラチラエアリアスの方を見ている。


「はぁ…………分かりました、この山が全て処理し終えることが出来たなら行きましょう」


「お!そうか!じゃあ頑張らないとな!」


その言葉にますます赤くなるエアリアスであった


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