#49漠然とした組織
ここ最近眠たいなか書いていたせいか色々間違いや矛盾がありました。
修正したのでご了承ください。
四十九話です、よろしくお願いします!
おいらが目を覚ました時には既に辺りはオレンジ色の光で満たされていた。
ガバッと起き上がると体の痛みが走り、悶絶してしまう。
「いてててて、あれ?保健室…………?」
「起きたのね、体は大丈夫?」
クレア先輩がいる。
ってことはおいらはあの後気絶しちゃったのかぁ……
ふと右手を見ると何やら血が付いている。
「血…………?」
「それはレイン君が敵から攻撃を受けて咄嗟にブレードを振り抜いた時相手の頬に傷を付けて吹き出た血、らしいわ」
あの羊人間のかぁ…………取れないし何だか気味悪いなぁ…………
「少し特殊な血らしいから取れるまで時間が掛かるみたいね」
「そうなんだぁ……………あっ!羊人間は?!」
おいらはあの強敵を思いだし、クレア先輩に勢いよく聞く。
けんど、クレア先輩は首を横に振った。
「私達が到着した頃には何も無かったわ」
取り逃してしまったのか…………
「先に起きたヴァイスちゃんから経緯は聞いたわ、羊の顔をした何かが襲ってきたみたいね」
「う、うん。けんど、あれが何なのかはおいら分からないんです」
「それについては彼に聞いた方が良さそうね」
彼?
「兄貴、目を覚まされたようで何よりです」
テリア君?どうしてテリア君が?
「俺達があのゴブリンもどきの殲滅を実行していた時に、兄貴の言っていた人物と同じ特徴を持つものが現れやした」
な、何だってーーー!?
「名前をラディと言っていました。悪魔卿の名前であるバフォメットとも言っていました」
「じゃあ悪魔なの?」
「それが、悪魔では無いそうで」
おいら達の頭に?が浮かぶ。
悪魔の名前を持っているのに悪魔じゃない?
名前も二つある?
???
「ま、まぁこれに関しては暫く答えが出ないと思うんですが、奴は『エレボス』と言う組織にいるようでその中でも六仙というメンバーの一人のみてぇで」
な、なんだかややこしいなぁ…………
けんど、羊人間…………ラディみたいな奴があと五人はいるって事なのかなぁ…………
「今回の襲撃もその『エレボス』の仕業かもしれないと言うことぉ………?」
「えぇ、そうなりやすね」
襲撃が何者かの意思で起こされたとしたら、その何者かは少なくとも三体以上の強力なモストロを扱える可能性が高い…………
「その組織がかなり大きいかもしれないんだ………」
「はい、俺達は相当強い組織と対立しているかもしれやせん」
おいら達が戦っていたモストロ達は魔物のように突発的に現れ、本能のままに襲って来ている訳ではないとしたら、それは学園にとって、王国にとって脅威になるかもしれない。
目的が分からない今は尚更質が悪い。
「奴らの目的は分かりやせんが、この学園を狙っているのは確かです」
おいら達の敵は強大な組織かもしれない、その可能性がおいらの心に不安を作った。
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