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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第二章学園祭
43/201

#43前座の戦い

四十三話です、よろしくお願いします!

「グルクルグルガァァ……………」


カトブレパスが威嚇の唸りをあげながらにじりにじりと距離を摘めてくる。


囮役となったおいらはなるべくカトブレパスの視界に入るように立ち回る。


クレア先輩、カフ君は今気配をなるべく消してモストロ達の後方に待機している。


そしてカフ君の取り巻きの皆は他の二体の気を引いている。


「う、上手く行くのかな」


「やってみるしかないわ、根性出しなさい!」


心配になってきたおいらにヴァイスがカツを入れてくれる。



おいらはさっきの作戦内容を振り替える。




《クレアちゃんとカフっちはモストロの裏に回って最大限の魔法を打つ準備をしてね☆先ぱ………後輩くんはカトブレパスを引き付けて、石化ビーム☆を他のモストロに当ててね☆》


「…………他のモストロを石化させるってことぉ?」


《そぉ☆そぉ☆石化は目を合わせなければ多分オッケー☆》


「文献によると石化の光線が出るときは角が光るらしいわ。参考にしてちょうだい」


「分かったぁ、やってみる!」





「中々石化の光線を出さないねぇ」


「恐らく切り札なんでしょ。少し畳み掛けるわよ!」


「了解ぃ!」


おいらはカトブレパスに接近すると、この前も使ったショートソードを抜き、カトブレパスの脚に斬り付ける。


けんど、やっぱり固い。おいらは更に二撃喰らわせるものの少ししか傷がつかない。


「グリリリォォォォオオッ!!」


カトブレパスの雄叫びが響く。


「ブヒィィィアァァァァァァァッ!!」


「ブミャァァァァァアォォォ!!」


雄叫びに反応したシュレッケンオークとウイングキャットが突進してくる。


取り巻きの皆の攻撃で相当ストレスが溜まっていたのか、かなり興奮している。


「グリリリゥゥゥ…………」


角が光った!


《くるよ☆》


リオンさんの掛け声と同時に皆が目を閉じて伏せる。


「グリォォォオォォォォオォォオオ!!!!!」


地面が揺れるほどの雄叫びと共に石化の光線が放たれる。


「ブヒィイ──────」


「ミャア───────」


雄叫びが終わり、おいら達が恐る恐る目を開けるとそこには石化した二体のモストロと疲弊したカトブレパスが居た。


「今よ!カフ!」


「分かりやしたぜ!アネキ!!」


すっかり打ち解けた(?)クレア先輩とカフ君が大魔法の魔方陣を三体の足元に出現させる。


燃えるような赤の魔方陣と僅かに発光する黄色の魔方陣だ。


「「対軍団魔法…………………」」


二人は息を合わせてまず魔法名の詠唱を済ませる。

魔法を構築する詠唱はもう既に終えているようで魔方が発動し、二重の魔方陣が輝く。


「<ヘル・フレア>!!!!!」


「<サンダーストーム>!!!!」


クレア先輩が<ヘル・フレア>を、カフ君が<サンダーストーム>を発動させ、炎と雷が三体を包む。


「グリリリリアオオオオオオオオオ!!!!」


カトブレパスの断末魔が鳴り響き、やがて魔法が切れて炎と雷が止む。


そこには死骸になった三体のモストロが倒れていた。

おいらは死骸に近づいていく。


「まだ灰になってないね」


「ご主人!まだ倒せたとは限らないわ!今すぐ『ファントムイーター』で飲み込─────」


ヴァイスがそこまで言いかけたとき。


「それはさせられないな」


男の声がしたかと思うと三体のモストロが爆ぜた。


「グァッ!!」


おいらはモロに爆風を受け、吹き飛ばされる。


「カハッ!!」


地面に叩きつけられ、肺が圧迫される。

呼吸しにくいながらも立ち上がって死骸のあった方を見るとそこには黒い羽の生えた羊人間と()()()()()()()()


「カガリさん!何でここに!ここは危ないよぉ!」


おいらがそう言うと羊人間が煽るように嘲笑する。


「フクククク、まさかコイツに知り合いがいるとはなぁ…………俺は気配を消すように言っていたんだが、存在が知られていたとはな」


おいら達には羊人間が何を言っているのかいまいち分からない。


「てめぇがあの化け物の主人か!!」


カフ君がメンチを切る。

羊人間は鬱陶しそうな顔をしてカフ君を見る。


「あぁ?まぁそんな感じだ、んなことどうでもいいんだよ」


不機嫌になった羊人間から覇気が発せられた。

あの羊人間の威圧感からしてかなりの強者だ。

このままだとカガリさんが危ない!


「カガリさん!待ってて!今助けに…………」


「勘違いするな小僧。お前と戦うのはコイツだ」


思わぬ言葉においらは止まってしまう。

他の皆も同様だ。


「殺れ、カガリ。奴らを消せ」


「…………」


羊人間の言葉にカガリさんが一瞬気まずそうな顔をする。


「どうした、早くやれ」


「───ッ!!」


羊人間がカガリさんの頭に手をかざすとカガリさんが苦しみだす。


「了…………解、マスター」


カガリさんが首にチョーカーを付ける。


「装着、量産魂<00−01>、強制召喚(フォース)


聞いたことのあるフレーズにおいらは思わずたじろぐ。

カガリさんの体を白い嵐が包む。


強制召喚(フォース)!00−01!EZ WARNING!!』


無機質な男の声が響き、白い嵐の中から白い甲冑が現れる。


「装着完了、これより対象の消滅を実行します」


甲冑の赤いゴーグルが妖しく光った

コメント、評価を頂けると嬉しさで釜を噛まして咬まさせます

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