#13人気者のイケメン君
連投です。
十三話です、よろしくお願いします
「でね、その時レイン君がね、虎を手懐けちゃったの」
「えー☆後輩くんヤバイねー☆」
おいらは何故かクレア先輩とリオンさんと一緒に廊下を歩いている。
おいらは特に用事も無かったのだけんど、リオンさんのクラスが学園祭で劇をやるらしく、それの元ネタを探す手伝いを頼まれたのだ。
なので図書室に向かっている
「アンタ、虎なんか手懐けられるの?」
「首を撫でて喉を鳴らし始めたら頭を撫でておいらに体重を預けさせると、安心して懐くんだ」
「まず手懐けようとする度量が凄いわ…………アンタ」
ヴァイスが若干引いている。
「じゃああたしぃも今度後輩くんに動物を触らせてもらおうかなー☆」
「是非一緒に触れ合いましょう?とっても癒されると思うわ」
二人はガシッと握手する。
なんだか更に仲良くなってるなぁ………動物パワーかな?
「じゃあ今度」
野原に行って見ましょう、とおいらが言おうとしたとき。
「クレア先輩!」
唐突に透き通った男の子の声がした。
おいら達が振り向くと、そこには金髪で高身長、イケメンの男子生徒がいた。
おいらのクラスメイトのアレックス君だ。
「あら?貴方は………?」
「僕の名前はアレックスと申します。入学式で代表挨拶をしていました。」
「………!あぁ!あの時の子ね!お久しぶり」
「お久しぶりです。クレア先輩、ここでは何です。是非カフェテリアの方でお茶でもいかがですか?」
「え?あの………私これから用事が………」
「それはどう言ったご用事ですか?」
「え~っとそれは………」
クレア先輩が困っているとリオンさんが割って入っていく。
「クレアちゃんはあたしぃとレイン君と一緒に図書室に行くんだよー☆」
「貴方は『ネリック学園美女トップ10』のリオン先輩!!」
「え、あたしぃの名前ってそんなので知られてるの?」
リオンさんがおいらにそんなのあるの?って視線を向けてくる。
でも、おいらはそこら辺疎いから首を横に振る。
「ではリオン先輩も一緒にお茶しませんか?図書室へは放課後に僕と行きましょう!」
「何コイツ、お茶する前提で話進めてるわよ、馬鹿じゃないの?」
「ヴァイス、確かに相手の意見は聞いてないかもしれないけんど、失礼だよぉ?」
おいらはヴァイスにそう言うものの、確かにこのままだと図書室に行く時間が無くなる。
おいらは二人の前に入ってアレックス君の視界に入る。
「アレックス君、悪いんだけんど、おいら達これから先輩達の劇の元ネタを探しに行くんだよぉ。お茶はまた今度にしてくんろ?」
おいらがそう言うとアレックス君の目がどんどん冷たくなる。
「はぁ?キミは誰だい?キミの様な凡庸な人間に用は無い。僕はそこのお二方と話しているんだ。邪魔しないでくれるかな?」
こ、こわぁぁぁぁあ!
で、でもここでは引くわけには。
「だ、だけんどね?これから先輩達は大事な用事が………」
「キミが邪魔だと言っている!!退きたまえ!!」
ど、怒鳴られちったぁ!!
どうしよう………おいら、こう言う口喧嘩には慣れてないし……
「全く………ん?もしかしてキミはクラスメイトのカランコエ・レインか。キミの様な落第者が僕に声を掛けるのすらおこがましいというのに………」
凄い偏った考え方をする人だねぇ………
おいらがそう困っていると、アレックス君がおいらを突き飛ばす。
「うわっ!」
「ご主人!?」
「イテテテ、ヴァイス大丈夫だよ。少し転んだだけだから。」
「転んだって………アンタ良くそれで怒らないわね………」
ヴァイスが若干呆れてる。
「はぁ~これだから落第者は張り合いが無くてつまらない。キミの様な者が彼女達の隣に立っているだけで虫酸が走る」
えぇ~理不尽だなぁ
おいらが呑気にそう思っていると後ろから物凄い殺意を感じた。
リオンさんだ。
「アレックス君だっけ?あたしの先輩を侮辱するのはそこまでにしてくれるかな………?」
リオンさんにいつものふわふわした雰囲気が無くなり、特徴的な喋り方も消え失せた。
途中まではクレア先輩も一緒に怒ってくれていたみたいだが、今は隣の強大過ぎる殺意に少し怯えている。
仕方ないだろう、近くにいる鳥が全て逃げ出すほどの殺気なのだ。
「貴方までこんな奴に肩入れするのですか?僕といる方が断然楽しいでしょう?」
アレックス君の言葉がトドメになったのか、リオンさんの目から光が消える。
「………………殺す」
リオンさんのオーラが大きくなっていき、やがてリオンさんを飲み込む。
そしてその瞬間。リオンさんを中心に空間が爆ぜた
コメント、評価を頂けると作者が嬉しさでレベルアップッ!!!します




