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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第一章 ファントムサモナー
12/201

#12嵐の前の夜

十二話ですよろしくお願いします

「くくく、完成したぞ!!遂に!この薬が!!」


白衣を着た男がそう言って両手を広げる。

それを胡散臭そうに見る黒服の男が暗闇から出てくる。


「本当に完成したのか?例の薬は」


「あぁ!大成功だ!!これはこの世界のパワーバランスを変える代物だ!!」


白衣の男が手に持つのは試験管に入った緑色の液体。


「まぁいい、その効果が本当に効くのかどうか試そう。丁度さっき行商団を襲って来たんだ、この商人を使え」


男はどこからか太った商人を出すと床に投げる。

商人には手枷がつけられていて逃げられないようだ


「ど、どこだここは!貴様らは何者だ!?」


「気にしなくていい、すぐに楽になる」


「そうだ!この素晴らしい薬でなぁ!!」


白衣の男が商人に液体を飲ませる。


「う、うがぁぁぁァァァァァァッ!!!」


商人の体が段々大きくなっていき、ついには爆発を起こす。


「グルルルルル」


爆発の煙が落ち着くと、そこには二足歩行の狼の怪物が立っていた。


「せ、成功だ!!素晴らしいぞ!!これでありとあらゆる人間をモストロへ変化させられる!!」


「ふむ、効果は本当のようだな。ではこれを採用しよう」


黒服の男はそう言うと試験管を幾つか取っていく。


「ちなみにその薬は強いものに使うとよりモストロが強くなる。強さに比例することを覚えておいてくれ」


白衣の男がそう言う。

黒服の男はニヤリと笑うと暗闇に去っていった。



その夜……


「じゃあねー☆レイン君☆」


「少し良いかな?お嬢さん」


「はい☆なんです…………」


リオンの首に手刀が入り、リオンは気絶する。

すると、声をかけた黒服は緑色の液体をリオンに流し込む。

そして、しばらくするとリオンは起き上がる。


「いててて、あれ?何だか首が痛い?それに記憶が曖昧だなぁ~。立ったまま寝てたのかな?」


リオンはそう言っていつも通りに家路につく。

離れていく黒服の男に気付かずに………

今日はもう1つ投稿します。

コメント、評価を頂けると作者が嬉しさでパンを練ります

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