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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第三章 白の陰謀と黒の愚策
110/201

#109 帰ってきた勇者

割と早いスパンだと思ってたけど全然そんなことなかった…。

気がつけば総PVが1万越えましたね、ようやくかいって感じですけど。


まぁ、これを見てくれる皆さんの為にも、今日もボチボチ書いていきますよ~っと。


さぁてそろそろクライマックスが近づいてきました!百十話です、よろしくお願いします!

「ゼェアッッッッ!!!!」


オズキの見た目からは想像出来ないような猛々しい声と共に彼の拳がカフの腹を捉える。


「ガハッ!!」


「デェェェェリャァァァァァ!!!!」


またまた猛々しい声と共に押し込まれた拳により、今度はカフがくの字になって吹き飛ぶ。


「か、カハッ………!」


カフは壁にクレーターを作りながら激突し、吐血しながら前に倒れこむ。


「どうやら先程の攻防で既に限界だったようですね……」


ゆっくりと……ゆっくりと……オズキはじりじりとカフに迫る。


「貴方は強かった。私の側近として仕えて頂きたいほどに……ですが……」


オズキの覇気が爆発する。


「私の敵なのが残念です」


そう言って爪を振り上げる


(すまねぇ、アニキ……俺はどうやらここまでのようだぜ……)


カフが諦め、顔を伏せたその時。


「グボハァッ!?」


オズキの悲鳴が聞こえ、カフは思わず見上げる。

するとそこには、ロングソードを携えた少し懐かしい人物がいた。


「ふん、レインの取り巻きはこんなに弱かったか?」


「………!アレックス……!お前、なんで!!」


「留学先から夏休みの帰省に来てくれば………王都が戦場とは…一体何が起こっているんだ……」


かつて、レインと激闘を繰り広げた勇者の末裔、アレックスがロングソードを片手にカフに手を差しのべる。


「早く立て」


「………さんきゅ」


「さて……レインの取り巻き筆頭」


「カフだ」


「カフか、じゃあカフ。君はボロボロだからこの僕が力を貸そう」


「ケッ!前の時みたく腰を抜かすんじゃねぇぞ!」


「安心したまえよ、海外留学で世界一争いの絶えない国に行ったんだからね。………あぁ、作戦はどうする?」


「正面突破だよ」


「上等じゃあないか」


2人の会話が終わると同時に吹き飛ばされて瓦礫の山の中に埋もれていたオズキが瓦礫を吹き飛ばしながら現れる。


「まさか助っ人が来るとは………それもかなり強力な」


「ビビったんなら帰っても良いんだぜ?」


カフの煽りにオズキは不敵な笑みで返す。


「ふっふっふ………ご冗談を」


軽い返事とは正反対にオズキの覇気はどんどん大きくなっていく。


「ここで御二人共、殺させて頂きます」


セリフを言い終わると同時にオズキが音速で飛び、カフに肉薄する。


ギャリィという音と共に、カフの大剣とオズキの爪がぶつかり合う。


「いい加減その攻撃は飽きた……ぜッ!!!」


カフがオズキを弾き飛ばし仰け反らせると、すかさずアレックスがロングソードで斬り付ける。


「カハッッツ!!」


「まだまだ終わらないよ」


アレックスの落ち着いた声と共に、オズキの体が二回、三回と斬りつけられる。


「ぐぅっ!!舐めるなッ!!!」


「させるかよッ!!!」


オズキが痺れを切らし、攻撃に転じようとしたところにカフが割って入り、爪を大剣で受ける。


「休ませないよっ!!」


そしてがら空きとなったオズキの腹を蹴り飛ばし、追撃にアレックスのラッシュが始まる。


(すげぇ……なんなんだコイツの攻撃は……。明らかに前の時の数倍はレベルアップしていやがる……これが、勇者の末裔の力なのか……?)


カフは少し考え込むが、首を振って余計な考えを追い出す。


「いや、今はヤツを倒すのが先決だ……!」


カフが飛び出し、アレックスを捉えていたオズキの爪を弾く。

そして、それを好機とばかりにアレックスがオズキの腹を殴り飛ばす。


「随分と連携が手慣れているね。流石はレイン君の右腕と言おうか?」


「お褒めいただきどーもありがとう。………んなことより、決めるぞ」


「ふむ……賛成だ」


2人が剣を構え、覇気を高める。


オズキはかなり体力を消耗したのか動けないでいる。


(ま、まさか……神の気配らしきモノを纏う少年に、ゆ、勇者の血族まで現れるとは……これは、撤退するしかなさそうですね……)


オズキは立ち上がり、伸ばしていた爪をもとに戻す。


「今回は引くこととしましょう……では、ごきげんよう」


その声と共にオズキは暗闇を作り、そこに消えていった。


「あ!おい!!テメェ待ちやがれ!!………行っちまった……」


「まぁ、戦術的勝利……とでも言おうか。どうやら、君の攻撃で多少は疲労が溜まっていたようだね。あぁ、疲れた」


相変わらずマイペースなアレックスにカフの堪忍袋の尾が切れそうになるが、なんとか我慢する。


「………その……さっきは助けてくれて…ありがとよ」


「なんだ、お前は礼が言えるのか。てっきりゴリラか何かと思っていたから安心したよ」


「アァン!?だぁれがゴリラだァ~~~!?」


「おやおや、先程までの感謝は何処へ言ったのかな~?」


「こ、こんにゃろぉ~~~!!」


喧嘩しながらも、2人の顔は少し晴れやかだ。

なんだかんだ、お互いにスムーズに共闘出来て気持ちが良かったのだろう。


「さて……口喧嘩はこれくらいにして……今の被害の状況は分かるかい?」


「あぁ、少し待ってくれ……」


カフは『リオン☆キャッチ☆』を取り出し、指揮を取っているリオンからの指示を見る。


「どうやら住宅街の方の部隊が苦戦しているらしい。行くぞ!」


「やれやれ、僕は君の手下じゃないんだけどね……」


そうぶつくさ言いながら、2人は住宅街の方へと向かった。

レッド・アレックス


種族:人間

年齢:12歳

階級:四大血統『勇者の末裔』

推定戦力:A+

適正:勇者

主な職業:学生(留学生)

主な能力:特殊能力『勇者の魂』、技能『身体超強化』、技能『一点集中』その他諸々

主な使用武器:ロングソード

特技:リンゴの皮を剥くこと

趣味:完璧な肉体を保つ為にトレーニングすること

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