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悪魔使いの落第者  作者: Bros
第三章 白の陰謀と黒の愚策
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#99晩餐会

遅くなりました、九十九話です

よろしくお願いします!

薄暗い通路を一人の男が歩く。

180cmはある長身の男だ。


魅せるためではなく使うためのみに構築されたであろう筋肉が、その存在感を強めている。


「……宴は……いつ頃から始まる……」


男がそう呟くとすこし後ろの空間に黒い闇が現れ、その中から一人の女性の剣士が現れる。

そして、膝を立てて頭を垂れると、口を開く。


「はっ、本日開催の晩餐会は今より30分程で始まります。転移門を用意いたしましょうか?」


「いらん、自分でする。」


「はっ、失礼しました。」


剣士は再び闇に消える。

それを尻目に男は手を付きだすと、大きな門を出現させ、その中の空間に入ってく。


「ふん…………面倒くさい………」


ボソリと呟くと同時に男の体は門の中に入り、しばらくすると門が消えた。


男はしばらく真っ暗な空間を歩き、先程と同じような扉の前にまで行くとその扉を開ける。


そして、その先には廃れた城がポツンと崖の上に建っている光景があった。


男は無言のまま再び歩き始め、城に続く傾斜を通って、城の中に入る。

玄関からエントランスホールの階段を上り、幾つか螺旋階段を上ると、見晴らしのいい、城の最上階へと着いた。


そして、6つの席と円卓があり、その1席には既にカロスが座っていた。


「お、ハザックじゃん、キミが早いなんて珍しいね」


カロスが振り返って男にそう呼び掛ける。

この男はハザックと言うらしい。


「………悪いか」


少し不機嫌そうなハザックにカロスはいつもの笑顔を更にニコニコさせる。


「いんや?良いことだと思うよ!」


「………そうか」


ハザックはそれだけ言うと目を瞑って黙り込んでしまう。

カロスはそんなハザックを見てニコリと笑うと視線を城の外へと向ける。


5分ほど経ってまた部屋の扉が開く。


「なんだ、もう来ていやがったのか」


次に入ってきたのはラディだ。

ハザックとカロスに軽く視線を向けると自分の席に向かう。


「そう言えばカロス、お前あのボウズにボコボコにされたんだって?」


「な!それを言うならラディだって彼にこっぴどくやられてたじゃないか!」


「あぁ?あれはアイツを足止めするためだから本気じゃねーんだよ!」


「よく言うよ、悔しいからってあの後森の木を叩き割り回ってたくせに!」


二人の間にバチバチと電気が走り、互いに睨み合う。


そんなことをしているとまた扉が開いた。


「ねーえアング、まーたあの二人喧嘩してるよー?」


「そうだねーレカム、相も変わらずうるさいねー?」


服装、髪型、立ち方と、何から何まで全く同じような二人の男女が入ってくる。


一応二人が着ている赤基調の服の柄が女子のほうが黒、男子のほうが白なので見分けることは出来るが、双子のようで年齢も同じなのでかなり見分けにくい。


アングが兄でレカムが妹らしい。


「その通りですな、少々騒がしいですぞ」


そして、その更に奥から初老の男性が入室する。

タキシードをぴしゃりと着て、背筋をこれでもかと伸ばしている姿はその身の力強さを表しているようだ。


「さてさて、皆様よくお集まり頂きました。」


初老の男性は指を鳴らすと、円卓に料理が現れる。


「本日はわたくし、オズキが開催いたしました、この晩餐会…………どうぞ、お楽しみください。」


オズキの眼光があやしく光り、晩餐会が始まった。


受験が近づいているので更新ペースはカタツムリ以下になると思いますので、ご了承ください

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