自称守護神のお話
何かよく分かんないのが出来た。
自称守護神に面白い小説を書けと言われての俺の答え。
「無理。」
(えぇ…何でですか…。)
自称守護神が残念そうに聞く。
「だってこれが俺の実力なんだも~ん。」
面白い小説を書けと言われて、はいできました。なんて出来るわけない。
(はぁ~…。何のためにここに飛ばしたと思ってるんですか…?)
「いや何のためだよ。」
そんな当然のことですみたいに言われても。
(あなたには、この世界を観察して欲しいのです…。)
「観察ぅ~?」
観察というと…あれか?朝顔か?俺はこの世界の世話をするのか?それ守護神の仕事じゃね?
(あなたには第三者となり、この世界を見守る権利があります…。)
ん?
(あなたにはこの世界のことを知って、直して頂きたいのです…。)
まさか…。
(それが、あなたを呼んだ理由です…。)
こいつ…。
(お分かりいただけましたか…?)
「お前暇だからって俺を面倒ごとに巻き込もうとしてるだけだろ!!」
薄々気付いていたことを俺はついに口に出した。
(なな何を言ってるんですか…?そそそんなわけないじゃないですか…。)
…めちゃくちゃ動揺してますけど。
(私はただあなたの小説を面白くしたいだけですよ…。)
「えぇ~本当にぃ~?」
(本当ですよ…!あんまりうるさいと帰しませんよ…!)
「な、何ぃ…?」
そういうこと言われるとすげぇ困る。
「ま、そういうことにしておくか…。で?具体的には何をすればいいんだ?」
(よくぞ聞いてくれました…。それはですね…。)
感想とかあったらお願いします。