表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/50

「夏の柿 ~柿農家の所感~」


子どもたちは夏期講習を受けています

夏休み前半だけの夏期講習を受けています


私は柿講習を受けています

柿農家一年目の人が対象の柿講習を受けています


柿は秋が旬の食べ物です

しかし、品種によっては

8月下旬から収穫が始まるものもあります


私は柿講習を受けなければなりません

柿の収穫には人手が必要となるからです


子どもたちは夏期講習を受けています

ああ私にもそんな時代があったなと懐かしんでいます


私は柿講習を受けています

恐らくいま夏期講習を受けている人の何名かも受けることとなります


この地域では柿の栽培が盛んです

品種によってまちまちではありますが

8月下旬から収穫時期が始まるものとされています


私は柿講習を受けなければなりません

子どもではないから夏期講習を受けなくてもよい代わりに

柿講習を受けなければなりません

なぜなら私はちょうど、柿農家一年目であるからです

つまり私はもう、子どもではないからです


それでもいまいち大人の自覚が芽生えないのは何故でしょう

私はたまに、柿に問いかけてみるのですが

柿は私に何も答えてはくれません

柿には口がありませんから、当たり前の話ですね


しかし夏の柿のように

ただ何も言わずじっと時を待っていれば

成熟する刻が訪れるのでしょうか

されども柿のようにじっと待つだけでは熟すとも限らない

それが柿ではない私たちの性ではないかとも思います


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ