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第五十一話 かあちゃんはお風呂を手に入れる


 家へ帰るといい匂いがして、ペコペコお腹が刺激され、ぐうぐう音をたてる。


「ただいまー」


「おかえりなさい。ごはんの用意が出来たところですよ。手を洗って席に着いて」


 アン、お母さんみたい。


「はーい」といい返事をして、私たちも手を洗って席に着いた。


 おうとくうにも、果物や大豆を用意してくれてあった。


「午前中のお仕事ご苦労さまでした。ありがとう。お腹ペコペコなので早速いただきましょう。仲間と森と大地と精霊様に感謝して、いただきます」


「いただきます!」


 みんなも頑張ってお腹ペコペコだったんだろう。

 パクパクと食べ進んでいく。


 今日のメニューは野草の炒め物にトマトのスープ、オレモン水だ。


 オレモン水には液糖が混ぜてあって、甘くて、酸っぱくて、爽やか。疲れた体に染みわたる。


 野草の炒め物には醤油が使ってあって、香ばしい醤油の焦げた匂いがたまらない。


 トマトのスープもハーブが効いてていい香り。


「すごく美味しい。どんどん上手くなってるよね。ユニ、ルー、すごい!」


「ハーブや調味料が増えたおかげだよ」


「作るの楽しいよね」



 美味しいごはんを楽しみながら、午前中の進捗も話し合う。


「温泉は見つかったよ。午後はお風呂小屋を建てる予定。上手くいきそうで嬉しい!」


「マークがめちゃめちゃ薪を運んでたもんな」


「小屋作りの木材集めでいっぱい薪も作れたからな。モモが頑張ってるから俺も頑張ったぜ」


「おうも頑張った」「くうも頑張った」


「うん、ヤスくんも良い木を教えてくれたし、みんな頑張ってくれた。おかげでこっちは順調に進んでます」


 バズからの畑の報告も、


「こっちもすごい順調だよ。みんな作業にどんどん慣れていって、あの大きな畑の麦、もう殆ど刈り入れも乾燥も終わりそうなんだ。そのうち二枚いけるようになるかも」


「ええ?! すごい! 嬉しいニュースだね。畑が順調なら、冬の準備も捗るよね!」


 畑班で頑張ったみんなも誇らしそうにしている。


「ジェフやルーシーたちの魔力も、もちそうなの?」


「全然いけるぜ」


「うん、五人掛かりで乾燥してるし、まだ半分くらい魔力残ってるよ」


 コリー、ユニ、ピノもうんうんと肯く。


「みんな魔力も増えたし、魔法の使い方も上手くなったからね。そろそろ初級魔法の訓練しようか」


 みんなの目が輝く。


「私たちも出来るの?」

「やってみたい!」


 全員、興味津々だ。


「今日は忙しいから、明日の午後は魔法の練習にしよう」


「うん、畑も片付けの日だから午前中で済むよ」


「初級魔法が扱えるようになったら、狼さんのところにも行かなきゃね。畑の予定に合わせて考えよう」


「明日片付け、明後日種蒔き、しあさって収穫とすると、4日後ならまた片付けの日だから行けるかな?」


「じゃあ、そうしようか。三日あればみんなも初級魔法を扱えるようになると思うし。その日ならバズも行けるでしょ?」


「よし、狼さんのところに行くためにも頑張ろー!!」


 とみんなが気合を入れた時、


「狼……のところに行くのか? オ、オイラ行きたくないなあ」


 ヤスくんが怯えている。


「そっか。ヤスくんには狼さんのこと話してなかったっけ。お友達なんだよ。ヤスくんが家に来てくれた日も送ってもらったんだ。優しい狼さんたちだから、怖くないよ。リーダーはポチくんで、お嫁さんはひなちゃんって言うんだよ」


「ポチ……、ひな……、かあちゃんが名付けたのか?」


「そうだよ」


「……ってことはアニキと姐さんか。……挨拶入れないといけないか」


 その辺の感覚が、なんか危ない世界のコワい方々のようで戸惑うが、ヤスくんが行く気になってくれたならいいかな。会ってみれば怖くないってわかってくれるだろうし。


 ポチくんたちも私の家族にいじわるなんかしないだろうしね。


「うん、行ってみようよ。焼き芋パーティーをするんだよ。楽しいよ」


「焼き芋!」「くうも行く!」


 おうもくうも乗り気でよかった。


「お前たち、かあちゃんから名前をもらった先輩だからな。アニキと姐さんに失礼の無いようにちゃんとするんだぞ」


「おっす!」「わかったっす!」


 うん、そのノリであってるの?


「森へ行くならドングリ茸がもう少し欲しいかな」


 ルーにお願いされた。

 そうだ、栽培してみたかったのも忘れてた。


「そうだね。せっかくだから探してこよう。温泉を先にしちゃってごめんね。パン焼き窯も作ろうね」


 麦が収穫出来たなら、早いとこ作らないと。みんなパンを楽しみにしてるんだから。


 でもルーは、


「焦らなくても大丈夫だから。鉄板で焼いたり、茹でても食べられるから」


 と言ってくれる。


「わかった。ありがとう。でも少しずつやってくようにする。無理はしないから」



 そんな風に昼食の時間は過ぎ、みんなも午後の作業へ移っていく。

 私たちも川原に戻ってきた。


 建物を作るわけだが、これだけの大きな物となると、一発でポンと作れるほど私のイメージが追いつかない。


 マークと相談することによってイメージを膨らませていきたいと思う。


 地面に絵を描きながら話し合う。


「このお風呂の部分が三mで、こっち側を脱衣所にしたいから、五m×二十四mの建屋にしたいんだ」


「これ全部で一部屋? でかいな。強度がもつかな?」


「ううん、お風呂ごとで仕切って、お風呂が四部屋、隣に脱衣所が四部屋だから、八部屋に区切られる感じ」


 線を足しながら意見を出し合っていく。


「そうすると、この水路からこっち側が脱衣所になるのか。小屋がいっぱい繋がった感じだな。小屋を建てる時は、まず、建てる部分の土台をしっかりさせてから柱を建てて、柱の間を板で埋めていく感じなんだけど……。まずは、この線の部分を土台にして敷地を決めちゃえば?」


「すごい! マーク物知り! なるほどね。その方がイメージしやすそう。やってみる」


 一気に創造に頼るより、順番に進めた方が上手くやれそうな気がする。


 まずは土魔法で建屋のサイズとなる外枠と部屋の仕切りとなる部分を土台になるように作ってみた。


「それで、この四隅と、それぞれ線が交わってる部分に柱を建てるんだ。モモ、屋根は? 小屋の高さはどうする?」


 また地面に絵を描きながら、


「こう、三角屋根みたいに。外壁の高さは二mくらいで。お風呂と脱衣所の間のここが一番高くて、二・五……三mくらいにしようか」


 マークと話していくと、ぼんやりしていたイメージが固まってくる。


「じゃあ、外枠の柱は二m、間の柱は三mで五本ずつ三列だね。土台にしっかり固める感じで柱を建てよう」


 丸太の出番だ。私たちが話している間に、ヤスくんの指示でおうとくうが草原まで運んであった丸太を、少しずつ川原へ移動してきてくれてる。


 丸太からは中の色が濃い心材の部分だけを使うようにして柱を作り、土台にしっかり固まるイメージで一本ずつ建てていく。


 十五本の柱が建ち並んだ。


「うんうん、良い感じだね。そしたら、この柱の間に梁を渡すんだ。柱同士が支えあうように」


「なるほどね。わかりやすいよ。マークありがとう」


 イメージは宮大工さんの木組み。釘を使わず凹凸で木がしっかり組み合うように細かくイメージしつつ、柱同士が繋がるように木材が渡っていく様を思い浮かべて創造を使う。


 大まかな骨組みが出来た!


「うわ、モモやっぱりすごいな。この枠組みの間をさらに釘を打つためや、木がたわまないように、細かく骨組みを埋めていくんだ。そして板を打ち付ける」


「マークのおかげだよ。すごくイメージしやすいもん」


 さらに間を補強するように骨組みを増やしていく。建屋の形が出来上がっていく。


「モモ、窓やドアはどうするんだ?」


 そうか。それも考えなきゃ。

 窓はガラスって訳にはいかないし。保温と通気のためには開け閉め出来るのが望ましい。引き戸や雨戸みたいにすればいいかな。


「ドアや窓のことまで考えながらだとイメージが難しいから、まずは板で被っちゃうね。後から魔法で一箇所ずつ作り直していくことにする」


 最初にお風呂と脱衣所の間の仕切りになる壁を、ズラーッと板が並んで組まれていくイメージで作る。


 続けて脱衣所に床板を張っていき、次に各部屋の仕切りになる内壁を、そして外壁を。最後に屋根を。



 全てが板で被われて建屋になった。

 出入り出来ないけど。



「ふう。これで取り敢えず形になった。後は扉と窓か」


「モモ、大丈夫か? こんなの一気に作って」


 マークに言われてMPを確認する。


「まだ三千くらい残ってるけど、三分の二くらい使っちゃったね。でも、このままじゃ出入り出来ないから、そこまではやっちゃいたいな」


「うーん。わかったよ。様子を見ていて無理してると思ったら、そこで止めるからな」


 おうとくうの運んでくれた丸太も大分使ってしまった。


 棚や備品を作る分くらいは余裕で足りそうだけど、そういう細かい物作りや仕上げまでは、残りMP的に今日は無理そう。明日にしよう。



 それでも、中に入って様子を見たいので、出入り口くらいは作っておきたかった。


 一つ目のお風呂の脱衣所の前に立って、入り口になる部分の板壁を四角く抜き、ぐるっと周囲に細い木材が入って補強されるイメージをする。


 抜いた板壁も周囲を補強して、そのまま戸板として使う。


 下の土台部分と入り口の上部をレールのようにして、レールに戸板が填まるように凹凸を作る。


 戸板を填めれば引き戸になる。


 スムーズに動かせるように、その部分の摩擦は少なく。戸板の外と内の手を掛ける部分には縦長の溝が彫られる。


 細かくイメージを練り固めたところで魔法を発動すると、目の前の壁は引き戸へと姿を変えた。


 横へ滑らせ開けてみる。


 ガタつかないし上手く出来たようだ。レールの部分に石鹸か油を塗っておけば、さらに滑りが良くなるだろう。


「出来たよ。こんな感じでどうかな?」


 マークにも試してもらって、


「上出来だ! すげえ!」


 と褒められた。


 中に入って脱衣所を見る。今はただの板張りのガランとした部屋だけど、ここに棚やベンチ、足拭きマットに籠と揃っていけば立派な脱衣所だ。


 そのあたりもマークに説明し、こうやって使うんだ、とエアでやってみせる。


 ほう、ほう、と感心しながらマークも楽しそうに聞いてくれた。



 脱衣所からお風呂への入り口も、先ほど同様引き戸にするので、行程と完成形を思い浮かべることで創造する。


 カラカラと引き戸を開け、お風呂場へ足を踏み入れると、湯気がこもった熱気に感動する。


 ああ、念願のお風呂だ。



 お風呂の外壁にも、洗い場から川原へ出られるような引き戸を作る。


 二枚が両開きになるようにすれば、夏場は開放して露天風呂風だ。


 浴槽の横の壁にも引き戸を小さく作る要領で、雨戸のような窓を作ることが出来た。


 お風呂に入って、川の景色を眺められるなんて素晴らしい。


「これは気持ち良さそうだな……。早く入りたくなるよ」


 マークも同じ気持ちなようだ。


「ね、みんなにも見せたいね」


 脱衣所に戻り、脱衣所にも小窓をいくつか作った。お風呂からの熱気がこもるから換気のためだ。


「これで一つ目は出来上がり。後はこの完成形を反映すればいいだけだから」


 と残りの三つのお風呂にも出入り口と窓を作った。


 他の浴槽にもお湯が溜まっていて、温度を確認したり、排水の調節をしたりもした。


「これで一応出来上がり。備品やなんかは明日にするよ。でも、入るだけならもう今日から入れるね。ああ、嬉しい!!」


 ふふっとマークが眩しそうな顔をして笑った。


「モモ、生き生きしてるな。楽しそうだな。そんなモモが見られると俺も嬉しいよ。モモはいっつも俺たちのために一生懸命で、こんな風に自分のやりたいことやって楽しそうな顔が見たかったんだよ。まあ、これも俺たちのためでもあるんだけど。でも、これからもこういう風に楽しそうな顔してて欲しいな」


 ちょっと泣きそうになっちゃった。


 いつもみんなに無理するなって心配されてた。そんな気持ちだったんだ。私、そんなに必死だったのかな。


「えへへ、ありがと」


 泣きそうな気持ちを笑顔に変えて笑いかける。


「モモ、もっとワガママも言えよ。俺たちだってモモの夢叶えてやるぞ。夏になったらリネンの花畑だって見せてやる」


 ううっ。マークがかっこいいこと言ってくれる。


「……うん、ありがと。お願いね。楽しみにしてる」


 やばい、泣きそう。空気を変えよう。


「じゃあ、今日はみんなでお風呂に入りに来たい! せっかくのお風呂、みんなで入りたい。そうだ、桶だけ! 少しにするから、桶だけ作っていい?」


 わざと明るくおねだりしてみると、


「仕方ないなあ」


 マークは優しい微笑みで許してくれた。


「ぶっ倒れるまで無理して作るなよ。少しだけだぞ。大分MP減ってるだろ? モモが楽しそうだから特別だからな」


 ちきしょー。うちの子カッコいい!


 お許しが出たので、ヒノキの洗面器を五つだけ作った。いい匂い。


 MPの残りは二千を切った。大分使っちゃったけど、休んでいれば回復もするし、今日はやりきった! 後悔はない。


 最後の丸太を運び終わったヤスくんたちもやってきて、


「出来たのか? すげえ、早く入りてえ!」

「すごい!」「入りたい!」


 とはしゃいでいる。


「ヤスくんもおうもくうも、今日はいっぱいありがとう。まだ細かいいろいろは明日作るけど、取り敢えず入れるよ。後でみんなで来ようね」


「やったー!」「みんなで入る!」


 動物組も大喜びだ。


「マークもありがとう。こんな立派なお風呂が出来たのはマークのおかげだよ。すっごく嬉しい! 楽しい!」


「うん、俺も嬉しい。楽しい」


 頭をポンポンとされてしまった。

 ……これは照れる。


「さて、じゃあ一旦家に帰るか」


 残りの丸太は明日使うので、このまま置いていこう。大きい荷車もこのままでいいかな。



 帰り道はおうとくうが背中に乗せてくれた。


「かあちゃんたち、いっぱい頑張った」


「私たちも嬉しいから、乗って、乗って」


 おうの背中の上は案外しっかりしてるのに柔らかで、乗り心地が良かった。首にギュッと抱きつく。ヤスくんも私のひざの間に乗った。


 マークもくうの背中に乗っかり、


「しゅっぱーつ」「しんこーう」


 背に揺られながら風をきって進む。

 結構速いけど思いのほか安定していた。


 ふわふわの羽毛と頬に当たる風が気持ちいい。それにギュッと抱きついたおうの体は温かかった。


 あっという間に家に着いてしまって、ちょっぴり名残惜しい。


「すごく楽しかった。ありがとう。また乗せてね」


「もちろん」「いいとも!」



 まだ夕暮れにならないうちに帰ってこれた。みんなも仕事が終わって、一息ついてるところのようだ。


「ただいまー。取り敢えず形は作ってきたよ。みんなもお仕事終わった?」


「おかえり! 畑の方はバッチリだよ。麦もいっぱい収穫出来たよ!」


 乾燥を終えた麦が山と積まれている。


「すごい!」


 私が感動して呆けていると、マークが話し出す。


「みんな、モモのたってのお願いだ。仕事が片付いたんなら、早速出来たての温泉に入りに行こうぜ」


「みんなで入るんだから、オイラがまんしたんだぞ」


「みんなで行こー」「お風呂入ろー」


 一度入ったジェフたちは、


「もう入れんのか?!」

「やったー!」


 と驚き、喜んでいるが、お風呂がわからない他のみんなはピンとこない感じ。でも、


「モモのお願いなら行くさ」


「はい、みんなで行きましょう」


 と賛成してくれた。


「お風呂入ってからまた働くのやだから、先にこの麦しまってからにしようよ」


 私がそう言うと、ププッと笑ってマークが言う。


「よしよし、モモの言う通りにしてやるよ」


 みんなもなんか笑ってる。



 収集の魔法で麦を葦袋に、ワラはロープでいくつかにまとめ、括りあげる。


 大きなワラ束や十kg程の重い麦袋を、みんな苦もなく倉庫へと運んでいく。あっという間に片付いてしまった。


 多少散らかった畑周りも、マークとマリーが片付けて清浄(クリーン)もかけてキレイにしてくれた。


 麦は全部で四十kg程も収穫出来ていた。


「この一袋だけ次の種として貰って、残りの三袋は食料にしよう。次からもこうしていけば、種麦もだんだん貯まっていくし、食料も確保出来る。いよいよ麦が食べられるぞ!」


「キャー!」

「やったー!」


 バズもみんなも大はしゃぎだ。

 一頻り、大きな喜びを分かち合った。



 そして、みんなで手拭いとムクロジを持って山を下り、お風呂に向かう。


 山を下りてる時、バズに聞かれた。


「モモ、さっきの収集って魔法、実だけ選り分けて袋へ集められるの?」


「そうだよ。便利だよね。精霊様が作ってくれたんだ」


 この辺はもう驚く対象じゃないらしい。


「そうすると……。大豆の収穫がね、結構手間なんだよ。畑に実が落ちちゃったりもするし。枝からさやを落として、中の豆を取り出して拾うのがね。あの魔法なら簡単に出来そうだよね?」


「うん、出来ると思うよ」


「よし! それなら大豆も大きい畑で増やしてもいけるな。小麦をメインでやっていくけど、大麦や大豆も作った方がいいだろ? 小さい方の畑も余裕がある時には芋やトマトもたまには作った方がいいだろ?」


 大麦や大豆は加工にも使うし、芋は日持ちする。野菜が他にないのでトマトも時々作りたい。バズの言う通りだ。


「バズ、良く気が付くね。その通りだ。お願いします」


 おうとくうも増えたし、穀物はいろいろ、いっぱい貯めておきたいもんなあ。


「わかったよ。そんな感じで畑の方は考えてくから。大豆の収穫はよろしくね」



 そんな話しや雑談もしながら、私たちは川原へと歩いていった。




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