第四十六話 かあちゃんは羊毛を手に入れる
少し長めです。
あとがき、活動報告に
更新ペース変更のお知らせがあります。
大きい荷車だけ残して、小中の荷車は引いて帰ってもらうことにした。
おうとくうが大丈夫! と言ってくれたからだが、坂を登るのが大変だったら山の下に置きっぱなしにしていいと伝えると、みんなで押すから! と言いながら帰宅組は出発した。
帰宅組を見送った後、残留組とは作戦会議をする。
「ちょっと可哀想だけど、麻痺の魔法で三頭とも動きを止めておいて、一頭ずつ毛刈りをしていこうと思う。母羊が一番緊迫した状態だから、母羊から刈っていくけど、子羊たちの魔法がきれて動き出しそうになったら追加で魔法をかけるから、みんなには子羊の様子を見ていて教えて欲しいの」
大まかな作戦を伝え、了承を得る。
細かい部分では、三頭ともかなり重そうなので、向きを変えたりするには男子に手伝ってもらうことなどをお願いした。
気付かれないように、まずは私一人で羊たちに近付く。
気配を消して魔法が届く距離まで近寄ると、
「麻痺」
三頭の羊に次々に魔法を当てて動きを止めた。
「読心」
急な出来事にパニック状態の母羊に近寄り、
「急にごめんなさい。じっとしててくれたら毛刈りをなんとかしてみるから。狩りに来た訳じゃないんだよ。安心して、助けたいの」
出来るだけ安心感を与えるように、笑顔と優しい声で語りかける。
羊たちからは、
『かあ、ちゃん!』
『かあ、ちゃん、に、近付く、な!』
『ど、う、か、こ、ど、も、た、ち、だ、け、は……』
と悲壮な思考が溢れていたが、母羊は私の様子を見ているうちに、少しずつ落ち着きを取り戻してきたようだ。
『こ、ろ、さ、な、い? た、す、け、て……』
「大丈夫だよ。安心して。この毛をなんとかしようね」
優しく言い含めると、安心したのか、諦めたのか、思考もおとなしくなった。
「みんな、来てくれる? 様子を見ていて、苦しそうだったりしても教えてね」
他のみんなも呼び、衰弱した羊たちに領域回復と領域治癒をかけてから毛刈りを始める。
ハサミを手にしたその時、急に頭の中に声が響いた。
『シープゴートの捕獲に成功しました。調教できます』
……調教? あ、闇のS級魔法! 検証するの忘れてたやつだ。この状況でテイムってことは捕獲した動物を仲間にするってことかな? うーん、取り敢えず言うこと聞いてくれた方が作業がしやすいかも。
「意地悪はしないから仲間になって。あなたたちを助けたい」
と語りかけながら母羊と目を合わす。
「調教」
母羊の体が一瞬光って、
『調教に成功しました』
また頭の中に声が響いた。
「あなたの毛を刈ってみるから、おとなしくしててくれる?」
『わかったわ……。お願い、私たちを助けて』
なんか思考がスムーズに聞こえるようになってる。念話みたいなものかな?
「うん、一緒に頑張ろうね」
そうして、私の悪戦苦闘が始まった。
毛刈り用とイメージを込めて作ったハサミは、なかなかに使いやすいものだったんだけど、何しろ毛の量も厚さもはんぱない。
毛の根元は脂でギトギトにベタついていて、いくらいいハサミでもすぐに切れ味が落ちてしまうので、度々ハサミに清浄をかけながら刈っていくが遅々として進まない。
たまに引っ張られた皮膚を傷つけてしまって血が滲むこともあった。
その度に、
「ごめんね、癒し」
と魔法で怪我を治す。
母羊にも私の真剣さが伝わったのか、辛い姿勢も、傷の痛みも、じっと耐えてくれている。
一時間くらいか、もっとか……、ひたすら頑張って毛刈りを進めるが、ハサミが通ったのはまだ十分の一にも満たないだろう。
このペースでは羊に負担が大き過ぎる。
途中、麻痺の切れかけた子羊たちに、重ねて魔法をかけようかと思ったのだが、二頭とも抵抗も逃げ出しもしようとしなかったので使わないでおいた。
「ごめんね。疲れたでしょう。お水は飲める?」
『ありがとう、いただくわ。実はのどがカラカラだったの。顔の前にもらえるかしら』
母羊にも強く疲労が見える。
土魔法で深皿を三つ作り出すとアンに水を出してもらい、羊たちに飲ませる。母羊は首を下げることもままならないようなので口の前にお皿を差し出してあげると、少しずつ水を飲み出した。
「ももちゃんも少し休んで下さい。羊さんのお水は私たちが飲ませますから」
アンが水筒に新しい水を出してくれて座らされた。
岩山の家の方を見るとマリーが点けてくれた灯りが灯っていた。みんなも無事、家に着いているようで安堵する。
私が毛刈りに必死になっていた間に、ジェフとマークが林から木の実を採ってきてくれていた。それをつまみながら少し休憩する。
「そうだ、これ、食べられるかな?」
残っていたきなこ飴を思い出して、包みを剥いて羊たちの口に一粒ずつ入れてあげると、
『ああ、おいしいです』
『おい、しい』『なあ、に? これ』
「お豆で作ったお菓子だよ。こんなちょっとしかないけど、甘いもの食べると少し元気が出るでしょ?」
羊たちも一息つけたようでホッとした。
それにしても、毛刈りについてはどうしたものか。このペースでは半日かけても終わらないかも。これ以上母羊を消耗させるのは危険だと思う。
何かいい方法はないか……。
毛刈り用ハサミと羊たちをじっと見つめていると、ふと思い出す。
前世の息子たちがハマってやっていたゲーム。
あのゲームでは羊に近寄りハサミを当てるとポンッと羊毛ブロックが飛び出していた。
あんな簡単に刈れたらいいのに……。
現実の毛刈りは大変過ぎる。こういう時に使える魔法ってないだろうか。さすがに生きた羊から創造で作り変えるってのは気が進まない。
そうだ、奪取の魔法で羊毛を奪い取れないかな?
なんとかどうにか出来ないものかと考えていると、またもや頭の中に声が響く。
『奪取を材料として、毛刈りの魔法が作れます。魔法を作りますか?』
もちろん間髪入れずに答えた。
「はい! お願いします!」
『材料奪取を発動して下さい』
「奪取!」
目の前が白くなり、頭がくらっとする。
『オリジナル魔法毛刈りが創造されました。ハサミを当て発動することにより、瞬時に毛刈りがなされます』
精霊様!!
いつも本当にありがとうございます!
これでこの子たちを助けられる!
その場に跪き、感謝の祈りを捧げた。
その様子を見ていたアンが、
「また精霊様がお力を……?」
と察してくれた。
「うん、毛刈りが出来る魔法をくれた。きっとこれなら上手くいくよ!」
やってみるね、と母羊に近寄る。
「毛刈りが出来る魔法を試してみたいんだ。精霊様が下さった魔法だから、きっと上手くいくと思うけど、もし痛かったり苦しかったりしたらすぐ言ってね。……やってみてもいい?」
『ご主人様を信じるわ。大丈夫よ。やってみて』
即答だった。信じてもらえるなら成功させなきゃ。
この重く厚く覆われた羊の毛が外れて楽になるように、どうか羊が痛い思いや辛い思いをせず済むように。
気持ちを込めてハサミを毛に当て呪文を唱える。
「毛刈り」
ポンッと小気味いい音とともに羊が丸裸になり、丸ごと剥がされたような羊毛が地面に広げられていた。
「やった、成功!」
すぐさま母羊の体調を気遣う。
「どこか痛くない? 辛くない?」
普通の羊サイズになった母羊はプルプル震え、涙声の思念が伝わってくる。
『あ、あ、大丈夫……です。体が、軽くなって、どこも痛くも苦しくも……ない。ああ、ありがとうございます……』
感動して震えているのかと思ったが……違う? これは!
「もしかして寒い?! 急に毛がなくなったから?」
消耗して体温調節が出来なくなってる?
母羊は頽れるように倒れた。
「大変! 壮大なる癒しの力よ!」
まばゆい光が辺りを照らす。輝きは収縮し、母羊を包み込み、全ての光が母羊へと吸い込まれていく。
光が消え去ったその後には……
――――普通の羊がいた。
白いフワフワの羊毛に程良く包まれた、北海道あたりにいそうな羊。
……S級の回復魔法だとなくした毛も戻るんだ? 程良い感じに?
あと茶色い羊じゃなかったんだ……。
想像の斜め上をいく結果に、多少頭が混乱しているかもしれないけど、……大丈夫だ。
体力とともに毛もふかふかになったんだから、これ以上なく良いことだよね。うん、納得しよう。
頭を振り、気をしっかりさせる。
「どう? まだ調子悪いところある?」
『……いえ。本当に、もうどこも何とも。夢のようです』
私がほーっと大きなため息とともに力を抜くと、心配して注視していたみんなも同じく、ほーっとため息を吐いた。
そんなみんなに声をかける。
「上手くいったよ。でも、もう少しだけ頑張ってね」
子羊たちの毛も刈らないと。
その前に母羊にも一声かける。
「回復魔法はかけたけど、弱った体はすぐには治らないから、まだ無理しないで休んでいてね」
『どうか、子供たちをよろしくお願いします』
ニコッと微笑んで首肯した。
『かあ、ちゃん、が』
『ちっ、ちゃく、なっちゃっ、た』
驚きの思念を伝えてくる子羊たちに、
「今度はあなたたちの番だよ。すっきりしようね。何も怖いことないよ」
笑顔でそう言うと、母羊からも、
『じっとしてなさい。ご主人様を信じて』
と諭してくれた。
母羊に言われた通り、子羊たちはじっとしててくれる。
ハサミを体に当て、順番に毛刈りの魔法を使うと、二頭はあっという間に丸裸になる。
やはり、大量の羊毛が取れて、中身は小さな羊だった。
この体にこの羊毛の量。さぞ重かっただろう。
すぐに壮大なる癒しの力よでフワフワ羊にしてあげる。
「あなたたちも、どこも何ともない? もう大丈夫?」
『うわあ、体が軽い! すごい!』
『もう全然苦しくないや!』
よかった……。気が抜けてへたり込んでしまう。
『ありがとうございます! 本当にありがとうございます!』
母羊も涙ながらにひたすら感謝を述べてくる。
「いいの、いいの。なんとかなって本当に良かった。三頭で仲良く暮らしてくれれば、それで良いからね。何か困ったことがあったら、あそこの岩山にいるから訪ねてきてね」
すると母羊がおずおずとこちらを窺うように聞いてくる。
『あの……、私はご主人様の僕となったのだと思うのですが……、自由にしていいのですか?』
そうだった! テイムしたんだった!
「ごめんごめん、解除しようか。どうやるんだろう」
焦る私に、
『いえ! ご主人様がご迷惑でないなら、このままでお願いします。私などに何が出来るかわかりませんが、恩返しをさせて下さい』
「そんなのいいんだって。話し方も急に堅いよ。普通でいいから。お礼なら……この羊毛、もらってもいいかな?」
ちゃっかり羊毛も手に入れちゃおうかと聞いてみると、
『もちろんです! 必要でしたらもっと刈っていただいても!』
と前のめりに返事がきた。
「これだけあれば充分だと思うから! でも伸ばしっ放しにしてると体に良く無さそうだから、来年の夏前にまた刈ろうね。年に一回刈れば、あんなにならないでしょ?」
母羊の言うことには、この羊たちの種族は毛がどんどん伸びるらしく、四歳くらいから動きが鈍くなり、長くても十歳くらいまでには、みんな自重に堪えられず一生を終えるのだそうだ。
『こんなに身軽なのは生まれたての子羊くらいなんです。息子たちにお嫁さんを見つけてあげる前に、私の体が動かなくなってしまって。それだけが心残りだったんですけど、孫の顔が見れるかもしれません』
なんと言うか、切ない種族だな……。でも、喜んでもらえて良かった。
「これからはお隣さんなんだし、気軽に遊びに来てね。良かったら、お嫁さんが見つかったら紹介しに来て」
他の子たちも岩山にいて、遊びに来てくれたらきっと喜ぶからとお願いする。それと、口調は畏まらないでと。
『そうですね……そうね。また遊びに行くわ。あの山は日当たりが良いから。冬には私たちもあっちに移動しようかしら』
「うん、ぜひぜひ!」
またの再会を約束した。
残ってくれた四人にも、また遊びに来てくれることを伝えると、とても喜んでくれた。
「元気になって良かったな」
「また遊びに来てね。待ってるね」
と子羊たちにも声をかけていた。
さあ、羊毛を持って家に帰ろう。
もう日も暮れかかっている。
荷車に羊毛を積むのはすごく大変だった。
母羊の羊毛だけで百kgくらいあるんじゃないだろうか。三頭分で二百kgくらいの羊毛を五人掛かりでなんとか荷車に載せて、羊親子に挨拶し、草原を後にする。
家で待つみんなも、さぞかし心配しているだろう。精霊様のおかげで日が暮れる前に帰れそうで良かった。
重い荷車を引きながらも、みんなで足取り軽く家を目指す。
岩山の麓に荷車は無かったので、あっちの二台も頑張って運んでくれたようだ。
私たちも五人掛かりなので特に苦も無く坂も登れて広場に着く。
心配していたんだろう、お留守番してくれていたみんなは、随分と早く帰ってきた私たちを見て、喜んでとんできて出迎えてくれた。
「おかえりなさい」
「羊さんは?」
「助けてあげれた?」
「モモちゃんもみんなも大丈夫?」
口々に声をかけてくれる。ヤスくんとおうとくうも、
「かあちゃん! こっちは大丈夫だったぞ!」
「私たちも」
「良い子にしてたよ」
と駆け寄ってくる。
「ただいま、みんな。お留守番ありがとう。おかげで羊さんたちの毛も刈れて、もう大丈夫だよ!」
わあっ、やったー! 良かったぁとみんな喜んでくれてる。
ユニとルーも調理場からパタパタと走ってきた。
「おかえりなさい、夕食出来てるよ!」
「早く帰ってこれて良かった! 羊さんたちも良かった!」
ジェフたちが羊から刈り取った羊毛を見せると、そのあまりの量にみんな目を見開いて驚いていた。
倉庫にしまうために羊毛に清浄と浄化をかけると、茶色かった羊毛が真っ白になった。それを見た時には見開かれた目がさらにまん丸になっていた。
日は殆ど山の陰に落ちている。
みんなはもう夕食も済ませて、私たちの帰りを待っていたのだそうだ。
ユニたちが私たちの分の夕食も用意してくれたので、荷車ごと取り敢えず倉庫前まで運んでおいて、先に夕食をいただこう。
私たちが夕食を食べている周りには、みんなも集まってきて、今日一日の話しをする。
いろんなお宝を発見し、おうとくうに出会い、羊さんたちも助けられた。
最高の一日だったとみんなが言う。
本当だね。最高の家族たち。
みんなの笑顔を見ていると一日の疲れも吹き飛ぶ。うちの子たちはみんな良い子だし、素敵な仲間も増えた。
「羊さんたちも今度また遊びに来てくれるってよ」
みんな、わーっと喜ぶ。キティは特に瞳を輝かせている。
心配ごとばかりだったけど、なんやかんや順調に冬の準備も進んでいる。
「本当に精霊様のおかげだよね」
改めて感謝の気持ちを込めて祈る。
目を開け、顔を上げると、みんなも感謝の祈りを捧げていた。
私たちの夕食も済み、片付けをした後、ふと気付く。
「おうとくうは部屋の中で寝るの?専用の寝床を作った方がいいのかな?」
「うーん、どこでも寝れるけど」
「ここはちょっと広い」
二羽に話しを聞くと、寝る時は草や葦なんかの陰に二羽でくっついて寝ていたので、あまり広いところは落ち着かないらしい。鳥小屋を作ろうか。
「外の方がいいのかな? 家の中の方がいい?」
「穴ぐらは好き」
「夜はあんまり見えないから中の方が安心」
「じゃあ、おうとくうの部屋を作ろうね」
広間から資材倉庫の脇を通り、男子部屋へと続く廊下の突き当たりを掘り進んで部屋を一つ作った。
倉庫から藁を持ってきて部屋の半分を占める大きさのベッド……巣を作る。
鳥の巣の大きいのをイメージして、二羽が快適に眠れるようにと創造の魔法で作り出す。
ぐるっと丸く周りが藁で固められて、深皿のように真ん中がへこんだ楕円形の鳥の巣。真ん中の部分には柔らかな藁が敷かれていて寝心地の良さそうな寝床が出来上がった。
覗いていたみんなが、
「おうとくうの寝床立派!」
「気持ち良さそう」
と騒ぐ。……うん、人間は未だに床にゴロ寝だもんね。
「羊毛も手に入ったし、みんなのベッドも用意しなきゃだね。そろそろ個室で寝るようにする子はいるかな?」
みんな黙ってしまった。まだ考え中かな? 個室についてはもう少し様子を見た方がいいのかな。
おうとくうの部屋にはトイレと水飲み場も作って、薄明かりの灯で照明もつけてみた。トイレについて説明すると、
「わかった」「ここでする」
と理解してくれたようだ。
他に必要なものがないか聞くが、寝るだけで昼間は外にいるので特に無いとのことだ。
「かあちゃん、立派な寝床ありがとう」
「すっごく気に入った。ありがとう、また明日ね」
二羽は早寝早起きらしく、ベッドに丸くなるとすぐに眠ってしまった。
私たちも邪魔しないように居間へと戻った。
日課の魔力訓練をしている時、キティとピノがやってきて、
「モモ、私、ヤスくんと一緒ならお部屋で寝れる」
「ピノも、ヤスくんと一緒なら寝れる」
と言ってきた。そこにヤスくんが、
「オイラはかあちゃんと一緒がいいな」
「うーん……、じゃあ、三部屋ぶち抜いて、キティとピノとヤスくんと私、みんな一緒に寝れるお部屋にしようか」
「そうする!」
「ピノも!」
「オイラもそれがいい!」
そんな風に計画していると、ベルとティナが、
「じゃあ、私たちの部屋も一緒にして!」
「ベルと一緒なら部屋で寝る!」
とお願いされた。騒ぎに気付いたユニとルーも一緒がいいらしい。
「じゃあ、そんな感じでそろそろ部屋も作っていこうね。他のみんなもどんな部屋にしたいか考えてみて。探索や狩りが終わったら、作り始めよう」
ワクワクした表情のみんなと魔力訓練の続きをして、いつものように魔力枯渇で眠りについていく。自分で上手く魔力を使い、眠りにつけるようになってきているので、部屋を使い出す頃合いだろう。おうとくうの部屋に触発されたのかもしれない。
まだまだお楽しみがいろいろあるなあ。
今日はMPが五千五百も残っていたので、一度外に出て、一アールの畑をあと三枚増やした。
さすがに今日は疲れてしまって、いろいろ物作りする余力が残ってなかったので、大きい魔法で魔力を消費してしまった。
これで家の前の広場は畑広場と呼べる。真ん中に五m程の幅の通路を残して、左右が畑と調理場、干し場で埋まった。
明日からは畑も頑張ろう。
私も聖域をかけて、ヤスくんと一緒に眠りに落ちた。
ごめんなさい!
本日より、更新ペースを少し落とさせていただきます。
毎日楽しみに待ってくださっている方には
本当に申し訳ないのですが、
温かくご理解いただけると嬉しいです。
今月からは、
火、木、土、日の夜十一時に
更新させていただきます。
今後とも応援よろしくお願いいたします!
不甲斐ない作者の元気の素、
感想、ブクマ、評価の方もお待ちしております!
(≡ε≡)/




