国入りアンブレラ
火とは燃え盛る
曖昧な物を焼き尽くす
オレンジ色の優しさと
見えない透明な力
青く支える事もあれば
緑と黄色で包み込む
燃焼反応だと言い切りみても
裸足の僕には
温か過ぎる
ゆらゆら押し込み
パチパチ流れる
身体の真ん中には
雨は感じない
脳の雨傘
いつまでも
覆いながら守っている
穴が開いた所から
雨粒は落ちてくる
これ以上
小さくならないで
見えている物が
消える日
人は歩いて行く
曖昧な物を通り過ぎて
内から出てくる優しさと
見えない沼の泥濘み
掌で支える事もあれば
悪戯と賞賛で包み込む
所詮
人だと言い切りみても
裸足の僕には
遠過ぎる
クラクラ押し込み
さらさら流れる
外側の真ん中には
誰も居ない
脳の雨傘
いつまでも
同じ場所を守っている
穴が開いた所から
場所を確保する
これ以上
新古で話す事は無い
見えている物が
消える日
天道虫の飛んだ先
見た所で
爪先は向かぬ
果てない世界は
礎となる内に
虫螻に成り果てた
白蟻の住処と黒蟻の街
根底から覆す事は
今までを
否定する事では無い
これからを
不定にする事でも無い
明日から
ただの獣になる事
ゆらゆら押し込み
パチパチ流れる
身体の真ん中には
雨は感じない
脳の雨傘
いつまでも
覆いながら守っている
穴が開いた所から
雨粒は落ちてくる
これ以上
小さくならないで
見えている物が
消える日
クラクラ押し込み
さらさら流れる
外側の真ん中には
誰も居ない
脳の雨傘
いつまでも
同じ場所を守っている
穴が開いた所から
場所を確保する
これ以上
新古で話す事は無い
見えている物が
消える日
見えない物が
見える日