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最愛の妹

目を開けると、そこには知らない天井が・・・と、言うことはもちろんなく、僕の部屋の天井があった。

いま・・・何時だろう?

そう思い、時計を確認しようと体を起すと、僕が動いた気配を察してか、後ろを向いてなにやらゴソゴソとしていた愛すべき妹の恵が振り返ってくる。

その手には僕の制服が持たれており、どうやら僕の服を準備していてくれたらしい。

「あ、お兄ちゃんおはよう。もう朝ごはん出来てるから、早く着替えて下りてきてね。」

恵はそう言って笑顔で僕に制服を渡してくる。

「おはよう。うん、分かったよ。ありがとね、恵。」

僕がそうお礼を言うと、決まって恵は

「いいの、好きでやってることだから。気にしないで。」

と、言ってくるが、毎回、褒められたことが嬉しかったのか、少し頬を染めてはにかんでいる。

そんな恵の姿がとても可愛らしくて、僕は少しの間放心してしまっていた。

「・・・お兄ちゃん?」

「っと、ごめん。ボーっとしてたよ。着替えてすぐに行くね。」

僕は取り繕うようにそう言うと、恵を半ば追い出す形で退出させた。

恵、可愛かったなぁ・・・・・っと、いけない、何を考えてるんだ僕は。恵は妹なんだぞ。その妹相手に変なこと考えるなんて。これじゃあお兄ちゃん失格だよ。

そう自分に喝を入れようとするも、それが余計にさっきの恵の可愛さを思い出させてしまい、上手く思考が働かない。

確かに、恵は可愛い。セミロングまで伸ばした上質な絹を思わせる髪をストレートにしているのもお嬢様っぽくて可愛いし、顔も目はぱっちりとしているくせに鼻梁は小さめで、それに、少し桜色に色づいた唇が無邪気なあどけなさをのこしつつ、大人の女性の妖艶さも醸し出している。なにより、腕や脚は力強く抱きしめれば折れてしまうかと思わせるほど華奢なくせに、出るとはしっかりでているため、貧相な印象はいっさい見受けられない体型がダメだ。

僕がもう妹でもいいんじゃないかないかとか、むしろ妹だからこそイイ!などとありえない思考の無限ループに陥っていると、階下から恵が僕を呼ぶ声がする。

「お兄ちゃん、まだ~?」

「ごめん、すぐ行く!」

僕は返事をすると、すぐに着替え始める。

ものの5分もかからずに着替え終えると、急いで1階に向かった。

リビングに入ると恵がもう席に着いており、テーブルには朝食が並べてあった。今朝の献立はご飯に味噌汁、それに鮭と納豆らしい。

うん、今日も今日とて美味しそうだ。

僕も日本人なので、やはり朝食はご飯と味噌汁に限る。

ふと時計をみると7時をちょっと過ぎた辺り。学校へは15分もあれば着くので、とりわけ急いで食べる必要もなさそうだ。

僕も席に着き、恵と一緒に合掌する。

「「いただきます。」」

さっそく僕は、恵の作ってくれた朝食に手をつける。

うん、美味しい。

「美味しいよ、恵。いつもありがとね。」

「えへへ、どういたしまして。」

恵はそう言って照れ笑いを浮かべる。

その後、僕たちは朝食を食べ終えると、時間になるまで家でまったりと過ごした。

具体的には、恵とソファでくつろいだり、恵の髪を梳いてあげたり、恵の頭を撫でてあげたりした。

時刻は今7時45分。そろそろ家を出て学校に向かえば8時くらいには着くだろう。

「恵、そろそろ出ようか。」

「うん、りょうかいだよ。」

僕たちは立ち上がり、軽く家の中を点検してから、学校に向かい始めた。


物語が、進まない・・・(-_-;)

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