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矛盾の魔法使い  作者: 龍夜
第1章 『転校生と魔法』
6/31

第6話 魔法授業

かなり時間が開きすみません。

第6話です

「魔法文化が発見されたのは、今から千年前になります」


今受けている授業は魔法史だ。

つまり魔法の歴史のようなものだ。

どうでもいいが魔法使いの偉人は数多く出ている。

しかし、やはりここでも魔法の格差は存在しているのか、有名になっている人物の絵にはすべて杖を持っている姿しか見かけない。


『魔法使いは杖を媒体としなければいけない』


それが何時しか決まりとなっていた。

その風習は今でもあるようで、この学園の9割が媒体で杖を使っている。

後の1割は媒体を持たない上級者か、俺のように杖以外の者を媒体としている者だ。



矛盾の魔法使い   第6話「魔法授業」



「それより前に誕生していたのか、それともどこからかやってきたのかは、いまだ解明されていません」


先生の説明は続いていた。

どうやら今日の内容は魔法の発展らしい。

先生が言ったように魔法と言うものは突然発見され、増発的に拡大していったらしい。

それは何らかの意図的によるものではないのか、それとも何処からかやってきたものかは解明されていない。


「この時魔法使いの最初の偉人となるのが――――」


その後も永遠と続いて行く先生の説明。

クラスを見渡すと、聞いておらずに近くの人と談笑している生徒。

ノートを広げた状態で眠っている生徒や閉じたまま最初から授業を受ける気のない生徒。

そして、真剣に先生の話を聞いている生徒と、その差はまちまちだ。

大体、最初の二つが4割を占めている。


(これが、ここの普通なのか?)


俺は心の中で首を傾げた。

転校する際にうまくやって行く秘訣は、目立たない事だ。

目立てばその分厄介なことが舞い込んでくることが多くなるからだ。

特に俺のような存在は、魔法使いにとっては格好の馬鹿にする標的だ。

だからこそ、静かに俺はノートに写していく。

ちなみに俺の横にいた中井さんは後者の方であった。











「それでは、魔法基礎教養を始める。テキストの35ページを開いてください」


2時限目は魔法の基礎教養だ。

魔法を使うのには魔法に関する知識が必要だ。

そう言う観点から、この科目はある。


「前回は魔法の属性効果と優越についてやりました。今回は属性の付加方法について説明します」


担当教師がそう言って授業を始める。

この二つの授業を受けて思ったことがある。

どちらも進みが遅いのだ。

俺は色々な場所に点々としていたが、前にいた場所では、すでに極限属性の行使方法まで行っていた。

ちなみにこの極限属性の行使方法は最難関のジャンルだ。

何せ極限属性を扱えるのは100人の魔法使いで、10人いればいい方だからだ。

それほど難しい属性と言う事だ。

補足するのであれば、闇属性はもっとも操縦が難しく下手をすると闇を周りに解き放ってしまう。

光属性も制御を間違えればすべての物や人を浄化するのだ。

浄化と言っても清めるのではなく、完全に消し去るのだ。

それほどの危険属性なのだ。

さて、話を戻そう。

この授業も授業態度がバラバラだった。

他の生徒と話すもの、居眠りをするもの、真剣にノートに書きとるもの。

様々だ。

最初の二つだけで9割なのが驚きだ。

俺や中井さんはその貴重な1割に入っているのだろう。

しかし教師はそんな生徒たちに注意しない。

まるで、生徒たちが最初からいないと思い込んでいるとばかりに、ただ機械的に説明をしていくだけだった。


(なるほど……な)


それだけで分かった。

ここがどれほど荒んだ生徒で埋め尽くされているのかを。

その後も三限の授業を受けたが、二限の時と同じだった。











だが、四限の時だけは違った。


「それでは、魔法薬学の授業を始めます。教科書39ページを開いてください」


そう言って先ほどと同じように促すと全生徒が教科書を開いたのだ。

俺はその光景に驚きつつも、教科書の指定されたページを開く。

その後、クラスの誰一人として、居眠りや私語などをしていなかった。


(何なんだ? この学園)


俺はそう思い首を傾げたのであった。

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