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矛盾の魔法使い  作者: 龍夜
第3章 『クラス対抗魔法戦』
19/31

第19話 クラス対抗魔法戦開幕!

大変お待たせしました。

第19話です。

話がグダグダですが、どうぞ

――クラス対抗魔法戦ルール――


・トーナメントは、代表者のくじ引きで決定。

・戦闘中に代表者以外の支援攻撃等を一切禁ずる。

MSマジックセーブと媒体以外のアイテムの持ち込みは不可とする。

・禁呪指定されている魔法は、行使を固く禁ずる。

・制限時間は30分、代表者全員のMSが停止した時点で負けとする。

・決着がつかない場合は、エネルギー残量の総量で勝敗を決める


―以上―



いよいよクラス対抗の魔法戦の日となった。

どうやらこの日は1年自体がこれに充てられているようで、1年生全員が見に来ている状態だった。

ちなみに明日は2年、その次の日は3年という具合になるらしい。

色々な意味で、生徒たちには待ち望んだ日だろう。

今いるのは実習室だ。

そんな俺達には、ルールの再確認をと言うことで紙が渡された。

それにはすでに目を通していた。

既にトーナメントの割当て用のくじ引きも引き終え、後はトーナメントの公開を待つのみだ。


「あ、どうやらトーナメントが公開されたようだよ」

「あ、本当だ」


中井さんの見る方向には、少しばかり人だかりができていた。


「行こう、尾崎君」

「ああ」


中井さんに言われるがままに、俺達はトーナメント表の確認に向かった。



矛盾の魔法使い   第19話「クラス対抗魔法戦開幕!」



「運がいいというか、何というか」

「まあ、前者で受け取っておこうよ」


表を見て苦笑いを浮かべながら呟く俺に、中井さんはそう返した。

そのトーナメント表にはこう記されていた。



第1回戦

2組VS4組


第2回戦

1組VS3組


決勝戦

1回戦と2回戦の勝者



要するに、戦う時間が先になっただけだ。

勘坂は見下したような表情で俺を見ていた。


(絶対に勝つ)


俺はもう一度心の中でそう誓うのであった。











『第2回戦を開始します。代表者はフィールドまで来てください』


アナウンスが流れた。

ちなみに、第1回戦は4組の勝利ということで決着がついた。


「作戦は?」

「プランBだ」


中井さんの問いかけに、答えた俺に”了解”と簡潔に答える。

そして、俺達は真剣な面持ちでフィールドへ向かうのであった。

フィールドに入ると、数メートル離れた場所に立つ二人の男子学生の姿があった。

一人は図体がでかく力がありそうな男子学生で、もう一人は華奢な体格の男子学生だ。

彼は機動型だろう。

だとすれば、俺達の取るべき行動は決まっている


(一撃で終わらせる!)


俺は今後の計画を簡単に立てる。


「それでは第2回戦、1組対3組の試合を開始します。お互いに礼ッ!」


立て終えた時に掛けられた審判の教師の言葉に、俺達はお互いにお辞儀をする。


「それでは、始めッ!」


その声がした瞬間、俺達は動き出していた。


「エスタティア!!」

「尾崎流武術……」


既に身体強化魔法を終えて華奢な体格の男子学生の真後ろで、杖を振り下ろそうとしている中井さん。

そして剣を振り上げる俺。


「何っ!? こんなの聞いて―――」

「速す――――」


男子学生たちが、驚愕に染まった表情を浮かべながら言葉を言い切るよりも速く……


「鎮!」


俺は剣を振り下ろした。

次の瞬間。


『そこまでッ! 本田ペアのMSの停止を確認。この試合は3組の勝利とする』


その宣言の瞬間、実習室は歓声に包まれた。

当然だろう。

この試合は、始まってから15秒で決着がついたのだから。


「上手く行ったね」

「ああ何とかな」


中井さんとハイタッチをしながら、練習の成果をかみしめる。

試合開始と同時に、覚えたばかりの詠唱破棄(媒体に魔法式を入れておくタイプ)で即座に身体強化をする。

そして、俺達は一気に一人の背後を陣取り俺は尾崎武術を、中井さんは杖を複数回振り下ろすことで止めを刺すという、一撃必殺の特攻にも似た作戦だ。


「でも、次はこうはいかないよね」

「そうだな。今度は慎重にやるしかない」


中井さんの言葉に、俺は頷きながら答えた。

あのやり方は初見だからこそ通じたのだ。

要するに、二度目は通じない。

勘坂たちは先ほどの試合を見て、対応しているだろう。

だとすれば……


「方法は一つ」

「何?」


俺の言葉に、興味を持ったのか、中井さんは俺の方を見ながら聞いてきた。


「勘坂のペアを先に仕留める」

「………そうだね。それしかないかな」


そう言って、俺の告げた案に賛同した。


「でも、彼がそれをさせてくれるかな?」

「牽制を放って、怯んだ隙に……それしか思いつかない」


中井さんの疑問に、思い浮かんだのはそんな事だけだった。


「それじゃ、私の攻撃魔法で牽制して、その隙に尾崎君が倒すということで」

「よし、それで行こう」

『これより決勝戦を開始します。代表者はフィールドまで来てください』


作戦が一通り立て終えたのと同時に、アナウンスが聞こえた。

そして、俺達は決戦の地へと足を踏み入れるのであった。

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