表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/42

21 vsボウケンシャ

俺達がその部屋に入ると、たくさんの死体と、宙にうかぶ一匹のゴブリンがいた。

空間魔法を使うタイプのゴブリンマジシャンならば、詠唱されるとまずいと思い、スキルを使って最速の突きを放ったところ、ゴブリンはただの目くらましだった。


そこにいたのは、弓こそもっていないが、まるで村人のような狩人のような恰好をした、まさしく報告にあった怪物に違いなかった。

後ろには仲間と思われるこちらも尋常ならざる気配をもった、ゾンビと犬がいる。


こんなにも多くの死体を造るなんて、こいつらは只者じゃねぇと本能で感じた。。



「オレサマハオレサマダ」


「っ!?報告にあった謎の呪文!?そいつがまぎれもなく奴よ。」


俺が密かに好いている女の子が、怯えたような声をあげる。

こんなとこまで連れてきてしまったけれど、お前にだけは、そんな声をあげさせたくなかった。

奴に隙を見せないように、あの子にも気づかれないように僧侶に目配せする。

いつか誓い合った、もしもの時は今日かもしれないと。


「それな。」


あいつはいつも頼りになる。こんな考えなしのトラブルメーカーの俺についてきて、いつも支えてくれた。王都の学校に行けば偉い神父様にでもなれたのに。

けれど、あいつの下心に手心を加えるつもりはないぜ。あいつも知ってるんだ。俺たちの宝物は王都にはないってことを。俺たちは俺たちの宝物を護る。この命が尽きるとも。


「ねぇ、あの犬をみて。」


「かわいい犬だな」


くそっ、街で仕入れたカッコいい言い回しが出て来ない。剣を持つ手も震えてしまって力が入らない。あの子に気づかれなければいいんだが。


「コノコハケンタロウ」


「っ!また謎の呪文!」


「それよりも、あの首輪。あれは強大な魔獣の強すぎる魔力を抑えるものよ。」


「なに!ならあのゴブリンは超級のビーストテイマーという事か!?」


「アレハゴブコウハイ」


「ごぶ」


「それに、あそこの2体も虐殺の生き残りかと思っていたけど毛色がちがうわ。」


「ほんとそれ」


「アルファトベータ」


「ねぇあなた、いつもみたいに一人で突っ込もうって考えてるんでしょ。わかるわよ。ずっと一緒にいたんだから。でも、今日だけは絶対に許さない。必ず3人で生きて帰るんだから!!。」


あぁ俺が大好きな女の子は、どうしてこんなに素敵なんだろう。

震えは止まった。やるべき事をやる。俺達なら出来るはずだ。


「撤退戦!!プランZ!!光、煙幕、壁だしてっ!!」




---現在公開可能な情報---


・愛に絆されて、仲間になる予定のスケルトン取りこぼした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ