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1 出会い

祝!初投稿よろしくお願いします。

 気が付くと目の前に少女がいた。可愛くて綺麗でいい香りがしそうで、すべての良い意味の形容詞を冠したいような、悪い意味の形容詞でも少女の頭に乗れば善く感じられるような、とにかく好いものだった。

 少女は俺に話しかけようとして、どう話しかけるか悩んでいるような、もどかしくも愛らしいありさまだった。幸せな、ふわふわした気持ちがする。

 俺は我慢できなくて紳士的に自ら話しかけることにした。


「はじめまして、君はダンジョンコアだね?」

 なぜだか俺にはその子の正体がすぐにわかった。

 

 俺の言葉に少女は少し驚いたようだ。ビックリした顔も好い。大好き。


「う、うむ。妾はダンジョンコアじゃ。ちゃんと挨拶ができるとは、ずいぶんと知力の高いものが呼び出されたようじゃの。」


 少女は偉ぶりながら、満足そうにうむうむと頷く。大好物です。

 

 なるほど、この状況は「なろう」でよく見た異世界召喚のダンジョン経営タイプだな。切った張ったの暴力よりも知識と発想力が重視されるので、たぶん俺の得意分野だ。


「ふん、つまり俺様がダンジョンマスターって事か。」


「ん?」


「まかせろ、常日頃から効率的にDPを集める迷宮の構成をいくつか考えてある。」


「ん?」


「地形トラップと、生態系管理、情報取集。俺のプランなら一年以内にランキング二桁も目指せる。」


「待つのじゃ。」


「待たん!、三年でトップ10だ!駆け抜ける!」


 しばらく「待て」「待たん」とじゃれあった後に、可憐な少女の口から驚愕の事実が明かされる。


「まず、おぬしはダンジョンマスターなどではなく、ガチャで召喚されたモンスターじゃ。」


「ん?」


「そして、現状の此方のダンジョンには、おぬししか配下モンスターがおらぬので、おぬしがボスモンスターじゃ。」


「ん? まて、それはおかしい。」


「またん!おぬしはボスモンスターとして侵入者を排除するのじゃ!」


「いや、そちらに3人ほど先輩と思わしき方々がいらっしゃるのですが?」


 実は、気が付いた直後から出来るだけ見ないようにしていたのだが、醜悪な姿のゴブリンらしきもの達がこの部屋にはいたんだな。



「そ奴らが侵入者じゃ。疾くと排除するのじゃ!!」

ここにあとがきを書く予定

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