いちご一会とちぎ国体
「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような素晴らしい秋日和でございます」
この、1964年の東京オリンピックの名実況を再現したかのような快晴の下、昨年いちご一会とちぎ国体が開催された。見事なまでの晴天は日頃の県民の善行と拝察。
戦後復活の象徴が東京五輪であったように、今国体もコロナ禍という壁に生活を阻まれ萎縮する世相を乗り超えながら、オール栃木で成し遂げた立派な大会となった。これを機に全国にお披露目できた栃木県の誇る文化や遺産、そして何よりも人柄の善い県民性に一層磨きをかけ、県民の健康維持とわがふるさと栃木県の発展に繫がることをこよなく願う。
知名度が低くても、やっぱり最後は人なのだ。どんな世においても健康で、笑顔と希望を胸に栃木県民として誇りをもって歩んでゆきたいものだ。