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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
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8、紅葉

鈴蘭を出て外に出る。2階から1階に降りる。

1階は最寄り馬車が待機してある。馬車ターミナル見たいな物だ。

小さなお茶屋を通りすぎて大きな家の前を通り、道を渡り筆記具の店、紅葉に着く。

店に入ると少し薄暗いが、落ち着く雰囲気だ。2階は1階と違って白で明るい部屋だ。

3階に目当てのノート50冊とインク20本とペン10本を買って行く。

「金貨2枚です。」

金貨2枚を払いノートとインクとペンをアイテムボックスに入れて紅葉を後にして近くのクレープ屋のジローで出来立てのクレープを食べて冷たいお茶で喉を潤したらガルーダがいる所に歩く。

「こんにちは。ガルーダ便で始姐族の森までお願いします。」

始姐族の森はガルーダでしか行けない森だ。

山を何個も通りすぎると山の色が変わる。

剣山見たいな木に大地が見えない鬱蒼とした森、入ったら二度と出てこれないと言われている。

大昔、何名かの名のある冒険者が始姐族の森に入った。

始姐族の森でしか取れない薬草やキノコやモンスターを取りに入っていた頃。

その頃はまだ自由に入れたが力自慢したい者や野党や盗賊がひっきりなしに来るので始姐族の森一体に強大な結界が張られた。始姐族以外は容赦なく死をと言う。

それから森が変わった。

森全体が血に飢えている感じになった。モンスターも血に飢えて冒険者も盗賊も野党も怖がり近づく者がおらなくなったころ森は元の姿に戻ったが、結界は消えなかった。『人は忘れる生き物だから一度有ることは二度ある。』その事もあるが、単に忘れていたのもある。

始姐族は物事を忘れやすい性格だ。その為大事な事は書類で残しているが大抵の事は忘れる。

料理に塩胡椒をいれ忘れたりして素朴な味を出している。

買って来た物が家に終わってなくて新たに買って来て大量にあったりする。

その為買い物は必ずメモ書きしてある物だけと気を付けている。

大昔の始姐族は全て覚えていたがあの結界を張った時から少しづつ忘れて行くようにしていたら大事な事以外はその他の事を綺麗に忘れてしまう様になったよ。

私も良く忘れるよ。





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