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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
71/153

71、お茶の時間は大事です

迷宮に潜って早3日目。

その間、ジェラルドの料理は家にいる時と遜色無い。

お茶休憩をしたり、ゴブリンを斬っては投げ斬っては投げの繰り返しシロエも銃を使わず剣で斬っていた。

「手慣れてるな」

トシはシロエの剣術を見て言った。

人に似ているゴブリンを躊躇いもなく始末する。

何の感情もない。ただ事務的に始末してる。

「我流だけどね」

ポツリとシロエは言った。

「僕も我流です~。」

ジェラルドは手を降ってアピールをする。

ジェラルドよ。返り血が凄いよ。服が紫色だ。

剣を振り払い着いた血を飛ばし鞘に戻す。

ガサガサ音がしてゴブリンが後ろを向いたままのシロエに飛び掛かるがマスケット銃で何事も無かったように引き金を引いた。


その後はオークや双頭の犬を倒して行った。

もちろんジェラルドの服はシロエの魔法で綺麗になった。


「ここで休憩をしよう」

そう言うとシロエは一人違う場所に行った。

「いいのか?」

「はい。お花積みですよ」

「お花積み?」

「トイレです。近くに共同トイレが有るからそこに行ったんでしょう」

「一人で大丈夫か?」

見た目は10歳前後の女の子。モンスターに襲われる事もある。

現に10代の女の子のパーティがゴブリンの群れに襲われ犯された話も聞く。その子達は今どうしてるか分からない。

ゴブリンの子供を宿して自分で腹をかっさばいたとか、見投げをしたとか、協会に引き取られている。とも聞いた。結局のところ本人しか分からない事だ。


「あー、すっきり。2人共トイレはいいのか?」

「僕達は近くですませました。」

水魔法で水を作りジェラルドとトシとシロエの手を洗った。

「清潔が一番。そうそう。後少しでボス部屋だけど、どうする?」

急須に茶葉を入れてお湯を注ぎ、湯飲みにつぐ。

「これが緑茶かぁ。」

「本当にミドリ色ですね」

「これがいいんだ」

ズルズル音を立てて飲むトシを見てシロエもジェラルドも音を立てて飲んだ。

「ほろ苦いが旨い」

「僕も好きですね」

シロエとジェラルドは顔を見合わせてニヤリと笑い

「鈴蘭で買いまくろう!」

「そうしましょ」

と悪人もビックリな顔をしていた。

トシも我関知せずの姿勢を貫いている。



「よぉ。お前か冒険者ギルドのリリィちゃんが頬を染める程のカッコいい男とは」

モヒカン男がやって来てトシを見る。

ジェラルドもシロエも剣を掴んだまま静かに見ている。

「本当にカッコいいじゃないか。なぁ旦那、リリィちゃんにモテるにはどうしたらいい?(見たこともない武器だな。ここは、仲良くなってから盗むのが一番だな。俺って天才~。)」

モヒカン男が、気の良さそうな話をしているが、本人に取って凛々しい顔をしてると思っているがニヤニヤ顔がで全く説得力がない。

遠くに仲間がいる。

「お手付き厳禁だよ。」

シロエが持っていた湯飲みを裏拳で弾く。

「うるせぇ餓鬼。俺は今旦那と話してるんだ!!」

ヤカンをひっくり返して急須と湯飲みを割った。

ピキーン

(こいつ殺しましょ。ジェラルド)

(そうしましょ。シロエさん。)

「えっ?!」

シロエとジェラルドの纏う空気が変わりトシの計らいでモヒカン男死ぬことは無かったが小さいしかも女の子に馬乗りになり顔面を殴り続ける。トラウマを植え付ける程のの暴行に合いった。それは仲間が助けるまで続いた。

(シロエはお茶の時間を壊されるのが嫌なのかも。)

目の前の光景に助けることもせずズルズルとお茶を飲むトシ。

それは異様な光景だった。

読んで頂きありがとうございます。

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