表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始姐様と僕  作者: 橘莉湖
64/153

64、思い出す。

始姐は水に好かれてる?

必ず湖に釣りに行くと足の先から頭の天辺までずぶ濡れ。

何故?!

どうして?!

始姐もブスッとしてる。

頭を乾かしていつもの白銀色の髪が現れる。

しかも今回はボウズ

「どうしたんですか?」

「・・・」

「いつもは何か有るじゃ無いですか?」

「熊に送り届けてもらう対価に魚取られた。」

イヤイヤイヤ。

対価って言ってるじゃん。

取られてないよ。

対価として渡してるじゃん。

歳三も苦笑い。

髪を乾かして歳三も始姐も僕も眠りにつくため部屋に戻った。

(やっぱり何か忘れてる。大事な事なのに。歳三に関わる事、何だかな?)


翌朝も湖に行くと行った始姐を僕は止めた。

どうせまたずぶ濡れになって帰ってくる。

洗濯が大変なんだ。

魔導式コンロの様な魔導式洗濯機無いかな?

まぁ、始姐も歳三も手伝ってくれるけど

時間がかかるんだよね。

なので、今日は皆で洗濯です。

始姐の創造魔法で作られた洗剤に洗濯板でゴシゴシ。

土魔法で大きなタライを作り水魔法で並々入れて洗濯物をぶち混んで洗いまくる。

庭の一部が泡だらけ。

「歳三は良くやっていたのか?」

「どうかなもう忘れてしまった」

「僕はほぼ毎日やってます」

「『あっ((そうだった。任せっきりだった))』」

洗った洗濯物を竿に干して

僕が一言

『よーし洗濯終わり!!』

「「やった~!!」」

土魔法の会場して元の庭に戻る。洗濯水は魔法で浄化して庭にまき歳三と始姐は走って道場の方に行った。

走りながら歳三に木刀を投げ渡し始姐は木剣を掴み道場に入る。

「子供だな」

僕は呟くと家に戻った。

お昼ご飯の用意です。

今日は、ホットケーキにします。

簡単で楽に出来るホットケーキ。

手抜きでも始姐も歳三も何も言いません。

もし言ったら一週間のメニューを考えて作ってもらうのですが

クックックッ

まだ何も起こりません。

実は、何か起こって欲しいと密かに思ってます。

黒ジェラルドが出て来ます。


「今日も勝てない。」

『前見たいになればいいだろ?』

「あれは・・・何でも無い」

『でも剣を滑らせて弾くのはびっくりしたぞ!後、剣の振るう速度が速くなった』

「本当か?」

ガバリと起き上がり寝転がってる歳三に近づく。

(あっこの光景、歳三を見つけた時だ!)

「あー!!」

『どうしたんだ!』

「思いだした!」

『何を』

「剣術はここで一旦終わり、家に戻るよ」

急かす様に歳三を引っ張って家に帰った。

慌てて帰って来た2人に直ぐに汗を流してこいとお風呂におおいやりジェラルド。

さっぱりして昼ご飯のホットケーキを食べて紅茶を飲んで話合いです。

「時間がたってしまったけど、歳三を拾った時にこれも拾ったんだ」

読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ