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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
61/153

61、僕たちのチームを作ろう!

久々に剣術はお休みです。

たまには休まないと筋肉に悪いです。

違います。筋肉痛が治らないのです。

昨日打ち込みすぎたかな?

最近は手加減してくれない。

歳三さん強すぎるよ。


今日は東屋でお茶タイム。

始姐かストーブに薪を入れた木の皮に火種を着けて薪の間に入れます。

ストーブに手をかざして魔法で空気を入れて炎を大きくしてます。

ヤカンにナイフで砕いた氷を入れてストーブにセット。

氷が溶けて沸騰したら茶葉を入れてテーブルの上に有る鍋ひきの上に置きマグカップに注ぐ。

手頃なな木を見つけて先っぽをナイフで皮を剥いて少し鋭くします。

マシュマロを刺したら火に近づけて焼き色が着いたら食べる。

「うん。美味しい」

「あー。始姐もう食べてる!」

僕と歳三が見るや始姐は見つかったと顔をします。

バレバレです。

見つからない訳が無い

だって堂々とやってますもん。

「マシュマロですか?」

『マシュマロ?』

「焼くと美味しいよ」

言うなり始姐は手頃な木の棒を手に取ると先程と同様に先を鋭くしてマシュマロを刺して火に近づけます。

僕と歳三に渡して

「焼き色が着いたら食べ頃」

後は、自分で焼いて食べろと

始姐マグカップに注いお茶を飲みながらクッキーを食べます。

始姐あんまりマシュマロが好きじゃないもんね。

食感が苦手のようだ。

だけどたまに食べたくなるらしい

「柔らかいな。俺は食べごたえがある方がいいな」

歳三さん・・・

こう言う料理です。



◇◇◇◇



紅茶を飲んで始姐が一言

「ジェラルド、歳三を冒険者登録しない?」

「冒険者登録ですか?」

僕は歳三を見る。

イケメン。

僕から見てもイケメン。

黒髪を無造作に縛った髪の毛なのに絵になる。

冒険者ギルドの受付の女性から阿鼻叫喚だね。

「駄目か?」

「駄目じゃないですけど、武器はどうします?木刀持って行ったら笑い者ですしなめられます。歳三が強いのは僕たちが知ってますが、僕たちも半年前に登録したばかりです。」

「大丈夫。武器ならある。それに私たちは、Eランク。戦力がある方がいいし」

「うーん」

「チームを作ろう。私たちだけの!」

「ですが」

『歳三はどうだ?ゴブリンとかオークとかオーガを倒さないか?』

始姐、全部モンスターですよね。

ちゃっかり肉になるもの入ってます。

『強いのか?』

『ゴブリンは人間の様に武器を使う。群れとか全滅すればさらにお金もらえる。肌の色は緑色で耳が尖って坊主だよ』

始姐が説明をしてく

あー、これは斬りたいんだ。

どれぐらい強くなったか知りたいんだ。

「始姐、鹿でもいいのでゎ・・・」

「鹿はマスケット銃で殺るから大丈夫」

握り拳をぐっと前に出して笑う

駄目だ。

これは駄目だ。

ここは歳三さんを説得して行かないようにしないと。

冒険者の受付嬢達のギラギラさた目が浮かぶな。

歳三をちらりと見る。

うん。戦闘が出来るのか口の端が上がってます。

完璧に近いうちに冒険者登録をする事になるな。

読んで頂きありがとうございます。

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