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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
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6、冒険者ギルド

風車を出て、次に向かうのは冒険者ギルド。

冒険者ギルドの扉を開けて中に入り受付カウンターに行く。

「シロエさん、今日はどうされました?」

受付嬢のリリィが声をかけた。

「ギルドマスターのベレンさんに用事が有りまして来ました。ギルドマスターに取り次ぎをお願いします。」

「分かりました。少しお待ち下さい。ラキィ、私は、ギルドマスターを呼びに行くから少しの間ここ宜しく。」

リリィは受付をラキィに任せて2階に上がる。

5分ぐらいしてドタドタと音を立ててギルドマスターが降りて来た。

「よう。シロエ、来たか。相変わらずちっこいのぉ」

大きな手でシロエの頭をぐしゃぐしゃを撫で回しガハハと笑う。

ベレンの容姿は、スキンヘッドのホソマチョだ。

「では、2階に行くか」

ギルドマスターのベレンの後に続いてシロエも2階に行き大きなソファーに座り出されたお茶を飲んで一息。

「前のギルドマスターの状況だが、あいつは今は受付をしているよ。それでも冒険者に怒られてる。遅いんだ。やることなすこと。おっとり刀で俺が一番って思っているから毎日ボロクソに言われてると聞いた。前任者が迷惑をかけてすまない。」

ベレンが頭を下げて謝った。

はっきり言ってベレンは悪くない。悪いのは前任者とギルド職員と一分馬鹿な冒険者だ。

「ベレンさんが謝る事はないです。前任者です。それに奴が大変な目に遭ってるだけでワクワクが止まりません。それで今日は注文が有りましたポーションを持って来ました。」

「おおっ、そうだった。大事なポーションの事だ。」

「中級ポーションと下級ポーション各50本づつです。」

アイテムボックスから中級ポーションと下級ポーションを取り出す。

「ありがとう。

残り10本を切ったから不安でな。中級ポーションが金貨5枚に下級ポーションが金貨1枚だったな。3日以内に銀行に振り込んでおくよ。請求書あるか?」

ベレンに言われて慌てて請求書あるか出した。

私したことが請求書を忘れていたよ。前だったら『請求書を出さないお前が悪い。払わんからな』って確実に言うだろう。今のギルドマスターはそう言うところちゃんとしているから本当に有難いよ。それから ギルドマスターとたわいなない話をしてから冒険者ギルドを後にした。







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