表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始姐様と僕  作者: 橘莉湖
35/153

35、死にたくないので

「リリィさん」

ジェラルドさんが私に声をかけて来た。

「はい。何でしょうか、ジェラルドさん」

ジェラルドさんは言おうか迷ってる感じだ。

何でしょうか何か良くないことがある感じです

「僕たち冒険者登録をしたいのですが」

やっぱり来た!!

ほらほら今日はいいこと無かった!

つまずくや階段踏み外すはでいいこと無かったからやっぱり何か大きい物が来ると思ったけどやっぱり来た


「ええ!冒険者登録?命がいくつあっても足りない紙一重の冒険者に!・・・オッフォン!何故でしょうか」

ヤバい心の声がただ漏れです。

勘のいい方達です。言葉には気を付けないと

「「冒険がしたいから」」

冒険がしたいから?そんな事。お金にも困ってない方達。刺激も何も無い森に住んでるしか聞いたことが無い人達。

「冒険がしたいからってそんな事・・・あっ、失礼しました」

「気にしてないよ。」

真剣な話の中シロエさんは鞄から黒パンにフライが挟まったサンドイッチを出して食べてるよ。

伝えたい事は伝えてやりきった顔をしてパンを食べないで下さい。

しかも2個目。私お昼まだですのに

ぐぅぅぅ~~~


「しっ失礼しました」

顔を赤くする私

「良い良い。サンドイッチならまだ有るからリリィさんも食べよ。」

サンドイッチと紅茶をもらいました

美味しいです。

「これ、シロエさんが作ったのですか?」

「いえ、僕が作りました」

ニコニコ笑うジェラルドさんが言う

「ええ!ジェラルドさんがつくってのですか?

てっきりシロエさんだと思ってました」

「聞いてもいいですか?」

はい。と答える私。

「何故、シロエさんが作ったと思ったのですか?」

「ポーションを作っているので料理も得意と思いまして」

「そうなんですか。」

「シロエさんは料理は作るのですか?」

「ええ、作りますよ。ですが、僕が作りたいからキッチンに立たせないのです。」

「交互に作れば負担は軽減できますよ。」

「・・・・・・・僕は・・・・」

「?」

「僕、まだ死にたくないので」

さらりと言った。

ええ!死にたくない?どういうこと?シロエさんが作る料理はヤバいの?

「死にたく無いとは?」

「そのままの意味です。」

もっもっと食べてるシロエさん

私はジェラルドさんが作ったサンドイッチをありがたく食べた。

あまりにも美味しくて2個目も食べました。

シロエさんの料理、野蛮な冒険者どもに食べて頂きたい。

シロエさんにお願いしてみようかな?


読んで頂きたいありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ