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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
30/153

30、闇

何処の街にも表があれば裏もある。


一見穏やかに見えるこの街も光があれば闇もある


路地裏に行けば奴隷商人がいる店にたどり着く。


看板は出して無いが中から叫び声が聞こえる。


この店はお金を出して日頃の鬱憤を奴隷達を殴る蹴るなので売りにだしてる。


女などは肉体関係を持ち犯した女を暴力で顔が解らなくなるまで殴る。


子が出来たなら腹を殴り、流れるまで痛め付ける。


竹や角材で殴り、抵抗する者は水瓶の中に頭を押し付けられて溺れさせる。


奴隷の皆は男女関係無しに髪を肩甲骨の辺りまで伸ばす。

お客様や従業員が奴隷の髪をわしずかみして引きずるためだ。


人扱いはしない。


商人に取っては奴隷は金になるのだ


病気になっても医者に見て貰えず、命の灯火が消えそうで使えない奴隷や生意気な奴隷は、山に捨てられる。


捨てられる奴隷は必ず足を折る。


両方だどつまらない。

片足だけ折って野生動物が多い山に捨てられる。


逃げ惑う奴隷を高みの見物として笑いながら沢山お金を払ったお客様が見る。

奴隷が狂暴な野生動物に食われるのを大笑いしてみる


彼からしてこの演目は娯楽だ。


それがまかり通るこの街では王は役に立たない。

権力争いで住民が貧困でも何もしない

ルンルン気分で政策をするのは


増税。


増税。


増税。


王からして見れば住民はただの奴隷だ。



◇◇◇◇



「グフフフ。お前のような生意気な女を殴るのがたまらん」


ベッドに押し付けて殴る肥満体のハゲた男。


腹は脂肪がたっぷり3段腹だ。


両手には宝石の着いた指輪、その手で殴るので女の顔はアザだらけで見る影もなく晴れ上がっている。


「俺を気持ち良くさせないからだ。」


身なりのいい服を来てる男で金払いもいい。


女をいたぶるのが好きで気に入らない事があれば奴隷商人の所に行き女の体や顔を殴る。


「子供が出来ても俺が殴って下ろしてやる。木の棒を突っ込んでぐちゃぐちゃにして掻き出してやる。喜べ。敬え。」


殴り続ける男は笑いながら言う。

女の体がピクピク動くき、次第に抵抗しなくなった。


「ハハハ。動かなくなったか。

おい、女が動かいぞ」


髪をわしずかみにして引きずり怯えてる女どもに投げつける。


「この女が死なない様に口にタオルを入れて暴れない様に手足を縛りつけとけ、意識が戻り次第教えろ、また殴り続けてやる」


怯えてる女どもは男のいうとおりにする。

「夜は始まったばかり次はお前だ」


髪をわしずかみにして引っ張る。

泣き叫ぶ声は男に取ってご馳走。


「ハハハ。いい声で泣け。夜はこれからだ」


男は殴り続ける。

メリケンサックの代わりにつけている宝石の着いた指輪で殴り続ける。


扉を叩く音がして扉が開く。


「お客様新しい女がいますがお連れしますか?」

「どんな女だ?」

「生意気な女で気が強いです。」

「次回に遊んでやる」

「解りました。それまでは待遇良くしてお客様に突き落として貰います。それでは」

「ああ」

扉が閉まればまた奴隷達の声が響く。


「今度は10から15歳の奴隷が欲しいですね」

奴隷商人はぶつぶつ呟いて暗い廊下を歩く。



読んでくれてありがとうございます。

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