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始姐様と僕  作者: 橘莉湖
27/153

27、宝箱

迷宮を何の被害も無く最下層に来た。


最下層と言っても5階層の作りで1、2階層はただの道に3階層は川の階層で4階層が滅多に現れないキングスライムの階層。


始姐は笑顔で影から剣を出して退治していたよ。


剣が壊れる度に刀身は鋭く薄くなって行った。

まるでキングスライムと手合わせしているようだった。


で、退治した後に捕まえる事を思い出して、その階はスライム探しであっちこっちに歩いたよ。


それで最下層に来たのだ。

「スライムは諦めましょう。最下層です。」

項垂れる始姐に僕は言う。

「解った。また今度来てスライムを見つける」

うっし。っと握りこぶしを作る。

大丈夫かな?


「安全な道でしたね。」


いつもなら矢が飛んで来たりしたけどやっぱり始姐がいるだけで甘々の迷宮になるな。


でも何だろう。

始姐がいるだけでこんなにも違うとは

何か理由があるはずだけど、僕には解らない。

解らない事はいずれ解る事にもなるからその時に考えよう。


「宝箱が2つ有ります」

「よし。ジェラルドが開けて」

「右が僕で左が始姐で開けましょう」

「私が開けても飴ちゃんだよ。」

「解りませんよ。」

僕が言い始姐は左の宝箱に行く

「じゃあ、開けるよ」

言うと始姐は宝箱を開けた


出てきたのは飴じゃなく、60年物の高級な箱に入ったお茶っ葉だった

「飴じゃなくて良かった」


「僕も開けます」

言うと僕も宝箱を開けた

中に入っていたのは飴だった

「飴です。」

「凄い。迷宮は凄い。もう飴は残り1個だったの

もしかして迷宮は私のポケットを無断で確認してる?

それとも迷宮から頑張りましょう・・・かな。」


何の?

もしかして点数でもあるの?

謎の言葉を残す始姐。

もしかして迷宮となんか相談でもした!


迷宮怖い!!




いつも読んでくれてありがとうございます。

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